世界の街角

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ザビエル雑感

2016-04-25 07:22:30 | 日記
フランシスコ・ザビエルには、何がしかの想いがある。スペインの山陰とでも云おうか、バスクに生を受けた。そのスペインの山陰から印度、東南アジア、日本へ布教の旅を続けた。山陰の暗さから世界へ雄飛する姿に憧れたものである。
ザビエルは1545年9月マラッカに赴き、宣教活動を続けた1547年12月鹿児島出身のヤジロウと出会い、1549年4月坊津に上陸した。
写真は右手首が欠けたザビエル像で、マラッカのセントポール教会にたっている。教会は1521年ポルトガルによって建てられた。ザビエルの死後9カ月間安置されていたという。
ザビエルが乗船したであろう、ポルトガルの交易船・模型が松浦史料博物館に展示されている。数カ月に及ぶ船旅で多くの病人や死者をだしたであろう。そのようなことは、ザビエルにとっては、大きな志を持つ以上些末なことであったろう。
平戸には1550年8月に訪れ、以降3度平戸の地を踏んだという。それを記念した像が平戸・ザビエル記念教会に建立されている。
山口にも同様な記念聖堂が建つが火災で焼失し、今は2代目が再建されて建っている。ザビエルは日本でも親しまれている証左であろうか?
平戸の記念教会内部は撮影禁止であるが、ウィキペディアに内部の写真が掲載されている。それを借用して掲載しておく。

内部は簡素な装飾で、海外の教会のようなキンキラキンを目にしない。日本らしい奥ゆかしさで装飾されている。
スペインは訪れたが、バスクには行っていない。一度訪れ想いを馳せてみたいものである。



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