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今回は、古墳公園資料館の石人山古墳出土品と石人山古墳について紹介する。
石人山古墳は、石棺が浮彫りで装飾されていることから装飾古墳と云われている。装飾古墳については、不定期連載として過去10回分を記事にした(ココ参照)、参考にして頂ければ幸いである。
石人山古墳の墳長は116m。早くに盗掘を受け、後円部中央に半壊状態の横穴式石室がある。武装石人は、後円部と前方部の境付近に設けられた石人堂に収められている。横穴式石室と内部に構築された阿蘇凝灰岩製横口式石棺、そこに浮彫りにされた装飾が名高い。
石人山古墳
石人山古墳は、採集された埴輪や初期須恵器から5世紀前半の築造である。この時期の古墳としては、北部九州最大規模で南筑後の盟主であったと考えられ、筑紫君磐井の祖父の墓であろうと云われている。
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