世界の街角

旅先の街角や博物館、美術館での印象や感じたことを紹介します。

ワット・パトゥン付属陶磁資料館

2018-05-04 17:42:16 | 博物館・タイ

過日ワット・チェンセーン窯址を訪れた際、ワット・パトゥンのピピッタパン(陶磁資料館)を訪れた。過去にも展示物を紹介したとも思うが記憶が曖昧である。

山門を入ると右手に資料館のこじんまりとした建物がある。資料館の入り口には、写真のようにピピッタパン・・・とタイ文字表記されているので、すぐにわかると思われる。

ワット・チェンセーン境内から出土した碑文が展示され、その内容はワット・チェンセーン建立の経緯が記されている。

サンカンペーン陶磁の特徴である黒褐釉の壺が展示されている。先日紹介したワット・チェンセーンの境内表層でみた、壺の陶片と同じ類である。

口縁と口縁、高台と高台を重ね焼成したことが分かる溶着盤。更には大きな焼台も使われていた。

この瓶というか壺は、サンカンペーンでのみ見られる特徴的な形姿をしている。

サンカンペーンとカロンが混ざって展示されている。中央はサンカンペーンの単魚文盤片。

手前はカロンの碗片。いずれにしてもワット・チェンセーン古窯址に近い処で、これらの展示品を見ることができるのは、結構なことである。

帰途、道が塞がっている。みると小学生であろうか、子供の出家の行列である。多くの人々が付き従っている。親は相当の出費であろう。

 

 


S'pore NUS Museum#5

2018-05-04 09:01:18 | 博物館・シンガポール

<続き>

紹介順は前回までおよび今回以降も、年代順不同であることをお断りしておく。

緑釉貼花陶缶 唐 618-907年

(緑釉はカセほとんどが銀化している)

緑釉長頸陶壺 東漢 前25-後220年

四文字目の簡体字がどの当用漢字に該当するか知識なく、キャップションを掲示しておく。香炉の類と思われる。

原始磁青釉刻花双耳缶 東漢 前25-後220年

左 白磁刻花盤 河北定窯 金 1115-1234年

右 白磁印紋盤 河北定窯 金 1115-1234年

 

白磁蓮弁紋蓋缶 河北定窯 北宋 960-1127年

定窯の白磁は何となく温かみがある。純白でないせいなのか?

青磁刻花碗 陝西耀州窯 宋 960-1279年

青磁印花碗 陝西耀州窯 宋 960-1279年

青磁刻花蓮紋碗 陝西耀州窯 金 1115-1234年

青磁花弁形碗 陝西耀州窯 宋 960-1279年

中国陶磁については、知識は持ち合わせていないが、耀州窯の青磁はオリーブグリーンというよりダークグリーンか。この深い緑色が個人的には好きである。

 

                            <続き>

 


久し振りに澄み切った空

2018-05-04 07:36:32 | チェンマイ

雨上がりの昨日午後、入道雲のような雲がたなびき、そらは真っ青で遠望が利く、澄み切った空になった。毎日が煙害に悩まされていたのに比較すれば大違い。滞在しているカンタリーの部屋は東向きで、チェンマイ盆地を囲む東の山々の稜線がくっきりと見える。

ナイトバザールやその近くに立地するホテルを見ることができる。左からポンピンタワー、メリディアン、ドゥワンタワン、メーピン、シャングリラの各ホテルである。日々このようなクッキリした眺望を見たいものである。