網創漠蓄

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オオカネモチアジ

2008-09-12 08:43:37 | ハヤテのごとく!
正式な種名はヒキコモリフゴウアジ

オオカネモチアジの名はフゴウアジと区別される前に与えられた種名で、
別の種と判明した以降も通称として用いられている。



アジ科フゴウアジ属
学名:Hugous hicicomorius

生息範囲は駿河湾以東の太平洋沿岸
福島県以南に分布するが、三陸海岸での目撃情報もあり。

およそ30cm位までが確認されており、青みがかった暗い銀白色といった色。
腹側がやや薄い色だが色の差は目立たない。
近縁種にヒキコモリアジ(hikikomoria)、フゴウアジ(plenus)、
カネモチアジ(kanemotius)などがある。

アジ科の中では珍しく、種全体が回遊せず居着く。
比較的浅い海に生息することが多いが、かなり深い場所での発見報告も有り、
正確な生態は分かっていないことも多い。
主にプランクトンなどを食べ、岩陰に隠れて過ごし、
めったに出てこないことから「ヒキコモリアジ」の通称も有り、
その名は学名と近縁種に与えられた。
あまり動かず、比較的小食である。

「オオカネモチアジ」の名は釣り人の間に伝わる都市伝説から来たもので、
大方、「釣ったカネモチアジを逃がしたら、夢に現れて宝くじの番号を告げた。
その通りに買ったところ大当たりが来てたちまち金持ちになった。」
(馬券の番号というパターンもある)といった内容である。
「フゴウアジ」の名はより古く江戸時代に丁銀に似ているところから
「富をもたらす魚」とされたところから来ると言われる。
このことから「金運をもたらす」という俗信は古くからあったことが伺える。


(丁銀)

ヒキコモリアジはややむなびれが大きく、
フゴウアジとカネモチアジはやや活発に動く。

臆病な魚であるため、水槽の耐震動対策は厳重にする必要が有る。
そのため一般家庭での飼育は非常に困難である。
見られる水族館は少ないが、野方水族館など関東に数例ある。

※:この記事はフィクションです。信じないように。