網創漠蓄

網(ネット)上で、創作物などを、漠然と、蓄えていこうとするページです。

千雨の背景を考える

2008-04-06 07:16:30 | UQ HOLDER!
さて、前回千雨の特技で見た情報戦の力を何故身に着けるに到ったのか、
千雨のタイプを参照して色々考えて見ます。



千雨は「対人関係一般」について言うと、はっきり「苦手」の部類になる。
人と対面すること、大衆の前に出ること自体が苦手なのだ。



それはここで「化粧」の方向ではなく写真の修整に向かっていることからも判る。
また普段の服に気を使っている形跡もない。



このtype5は一般的に目立つことを嫌うし、不特定多数の人との関わりを嫌う。
(実際、嫌いなものに「人ごみ」を挙げている)
にもかかわらず、なぜ「ネットアイドル」としては目立とうとするのか。

また、このtype5は一般的に予測困難な事態が苦手で、
また物事を論理的に整理して捉えようとする傾向も強く、
そのため対人関係などは心理学などの知識に頼ることが多い。
しかし千雨の場合、なぜそれがマーケティングなどの方向なのか?

この二つが実は、家庭環境により身に着いた可能性がある。



まず、人の悩みの扱いに慣れていると考えられる。



そしてこの「家でも傍観者だった」という独白。
この二つから、家庭内はあまりうまく言ってなかったとも考えられる。

しかし、「演じようとする志向」と「マーケティング・情報操作のスキル」とを
考え合わせると、他の可能性が見えてくる。
この二つは、
・人前に出ることを強いられた可能性と、
・マーケティングなどのノウハウに接する機会は多かったと思われること
を示している。

つまり、千雨の実家は小規模経営者、または自営業だったのではあるまいか。
ただし、千雨が小学生のときから麻帆良にいることを考えると、
家庭の経済状況ははそれなり以上と考えられる。
そうすると、中小企業の経営者なのではないか

すると恐らく実家には宣伝・マーケティング関係の本が山ほどあり、
親は取引先との関係に関する愚痴を千雨によくこぼしていたのでは。
そして千雨は将来の会社の営業の担い手として期待されているのではあるまいか。
そしてそれでも人前に出ることが苦手なことが
コンプレックスになっているのではないかと考えられる。



それで現実と距離感をとった形で人前に出ようとしているのではあるまいか。
しかしそのときの振る舞いも、大衆相手の技能の転用と考えられる。
(恐らくそのため、これの直後ネギと対するときには眼鏡をかけている。)
第一、人と一対一で接する場面もあまりない。
目立つのはネギ・茶々丸相手くらい。
つまり千雨は技能で人付き合いもこなしている。