飾釦

飾釦(かざりぼたん)とは意匠を施されたお洒落な釦。生活に飾釦をと、もがきつつも綴るブログです。

精神の極北そして鬱の森#4・・・映画「ヨーロッパ」(監督:ラース・フォン・トリアー)

2012-02-29 | Weblog
■製作年:1991年■監督:ラース・フォン・トリアー■出演ジャン・マルク・バール、バーバラ・スコヴァ、ウド・キアー、他 私は今、ラース・フォン・トリアー監督の映画に注目して作品を見ています。今回の作品は1991年のカンヌ国際映画祭審査員特別賞を受賞しているもの。第二次世界大戦終了後間もないドイツを舞台に、アメリカ人の見習いの鉄道車掌がナチスの地下組織「人狼」のテロに巻き込まれていく様子を描いてい . . . 本文を読む
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精神の極北そして鬱の森#3・・・映画「奇跡の海」(監督:ラース・フォン・トリアー)

2012-02-28 | Weblog
■製作年:1996年 ■監督:ラース・フォン・トリアー ■出演:エミリー・ワトソン、ステラン・スカルスゲールド、カトリン・カートリッジ、他   公開中の映画「メランコリア」の監督であるラース・フォン・トリアーの「アンチクリスト」や「ダンサー・イン・ザ・ダーク」はとても衝撃的な作品でした。こんな風に描いてしまう映画監督がいたんだと、俄然この人の作品に興味をおぼえてきました。知らなか . . . 本文を読む
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精神の極北そして鬱の森#2・・・映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」(監督:ラース・フォン・トリアー)

2012-02-27 | Weblog
■製作年:2000年 ■監督:ラース・フォン・トリアー ■出演:ビョーク、カトリーヌ・ドヌーヴ、ディヴィド・モース、ピーター・ストーメア、他   今公開中の映画で世界の終末を描いたと話題の「メランコリア」を監督したラース・フォン・トリアー。私が彼の作品を初めて見たのは、これまた映画館で見て、衝撃的な内容でびっくりさせられた「アンチクライスト」です。彼の作品は、以前テレビで「キング . . . 本文を読む
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映画「おとなのけんか」(監督:ロマン・ポランスキー)を見た・・・スキャンダルの中の天才監督18

2012-02-24 | Weblog
■製作年:2011年■監督:ロマン・ポランスキー   ■出演:ジョディ・フォスター、ケイト・ウィンスレット、クリストフ・ヴァルツ、ジョン・C・ライリー、他 ※以下、ネタバレ注意! ロマン・ポランスキー監督の最新作「おとなのけんか」を見てきた。前作の「ゴーストライター」とはうって変わって一幕ものの室内劇、それも映画の進行とリアルタイムで話が進んでいくというもの。登場人物も2組 . . . 本文を読む
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気ままに新書NO.15・・・「名勝負数え唄 俺たちの昭和プロレス」藤波辰爾・長州力(アスキー新書)を読む

2012-02-23 | 新書(読書)
藤波辰爾と長州力、昭和プロレスの最後を飾った2大レスラーです。まさかその2人の名前で新書が出ているなんてびっくりしました。プロレスは私が中学生の時に夢中になってからのファンで、その中学生の時などはプロレス関係のメディアで仕事をしてみたいなんて真剣に思っていたこともあります。だから私はスポーツ新聞社を見学させてくださいと12、3歳くらいのとき編集部に行ってみた記憶があるくらいです。私がそのプロレスを . . . 本文を読む
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「ジャクソン・ポロック展」(東京国立近代美術館)を見た

2012-02-22 | 美術&工芸とその周辺
東京国立近代美術館で開催中の「ジャクソン・ポロック展」を見てきました。ポロックといえばそのイメージはまずは「アクション・ペインティング」です。絵の具をパッ、パッとキャンバスにかけて、はたしてこれを絵と読んでいいのか?という抽象絵画の極みまで行ってしまっている難解さがあり、逆にどう作品を鑑賞したらいいのかわからない困ってしまう画家という印象を持っていました。今回生誕100年を記念したこの展覧会は、日 . . . 本文を読む
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僕は知らない寺山修司NO.189⇒実験演劇室◎万有引力公演 「奴婢訓」を見た

2012-02-21 | 寺山修司
■日時:2012年2月16日(木)、19:00~ ■劇場:シアタートラム ■作・演出:寺山修司 ■演出・音楽:J・A・シーザー ■構成台本・共同演出:高田恵篤 ■出演:旺なつき、高田恵篤、伊野尾理枝、小林桂太、テツ、村田弘美、他   万有引力による寺山修司の「奴婢訓」を見ました。この「奴婢訓」もしかしたら同じ劇団による上演では一番多く見ている演目かもしれません。天井桟敷から . . . 本文を読む
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映画「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」(出演:ノオミ・ラパス)

2012-02-18 | Weblog
■製作年:2009年/スウェーデン■監督:ニールス・アルデン・オプレヴ ■出演:ノオミ・ラパス、ミカエル・ニュークヴィスト、他 スティーグ・ラーソンによる小説と現在公開中の映画「ドラゴン・タトゥーの女」を見てすっかり架空の人物であるリスベット・サランデルにお熱になってしまっています。こんな風な感じになるのは滅多にないことかな?一体どうしちゃったんだろう?わかることは、それだけこの人物が魅力的なキ . . . 本文を読む
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映画「ドラゴン・タトゥーの女」(監督:デヴィッド・フィンチャー)を見た

2012-02-17 | Weblog
■製作年:2011年■監督:デヴィッド・フィンチャー   ■出演:ダニエル・クレイグ、ルーニー・マーラ、クリストファー・プラマー、スティーヴン・バーコフ、ステラン・スカルスガルド、他 ※以下、ネタバレ注意!   原作の小説がやたら面白かった「ドラゴン・タトゥーの女」、公開中の映画を見に行きました。スウェーデン版の同じ作品もよかったし、監督があの「セブン」のデヴィッド・フィ . . . 本文を読む
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「ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女」スティーグ・ラーソン著(早川書房)を読む

2012-02-16 | Weblog
映画「ドラゴン・タトゥーの女」が巷では公開されています。この作品は原作が世界的なベストセラーとなり本国スウェーデンでも映画化されており日本でも公開されました。私もそのスウェーデン版の映画を見たのですが、とても面白かったことを覚えています。なかでも、天才ハッカーであるリスベット・サランデルのキャラクターは、強烈でインパクトもあり忘れ難いものがありました。ですから今公開されている映画も絶対に見に行こう . . . 本文を読む
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鬼才、天才、オタクのタランティーノ映画#9 『ユリイカ』2009年12月号

2012-02-15 | Weblog
クエンティン・タランティーノ監督の作品を見てきました。今私の手元にある青土社からでている「ユリイカ」の2009年12月号は「イングロリアス・バスターズ」の公開を受けてのタランティーノ特集号となっています。今日はその本から3人の評論家の文章を引用、抜粋したものです。 ■焼き直しの倫理 タランティーノの映画史的位置・・・・・・by吉田広明  ・タランティーノという監督は、… . . . 本文を読む
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鬼才、天才、オタクのタランティーノ映画#8 「イングロリアス・バスターズ」

2012-02-14 | Weblog
■公開:2009年■監督・脚本・製作:クエンティン・タランティーノ■出演:ブラッド・ピット、メラニー・ロラン、クリストフ・ヴァルツ、イーライ・ロス、ダイアン・クルーガー、他連日、クエンティン・タランティーノ監督作品を見続けてきました。彼の最近の作は「イングロリアス・バスターズ」で、それは映画館で見ており、その時の感想は以前このブログで記事にしました(下記に記載されたもの)。今回、流れでその「イング . . . 本文を読む
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鬼才、天才、オタクのタランティーノ映画#7 「フォー・ルームス」

2012-02-13 | Weblog
■製作年:1995年■監督:アリソン・アンダース        アレクサンダー・ロックウェル        ロバート・ロドリゲス        クエンティン・タランティーノ   ■出演:ティム・ロス、マドンナ、アントニオ・バンデラス、クエンティン・タランティーノ、ブルース・ウィルス、他 . . . 本文を読む
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鬼才、天才、オタクのタランティーノ映画#6 「パルプ・フィクション」

2012-02-11 | Weblog
■製作年:1994年■監督:クエンティン・タランティーノ   ■出演:ジョン・トラヴォルタ、サミュエル・L・ジャクソン、ユマ・サーマン、ハーヴェイ・カイテル、ティム・ロス、他   クエンティン・タランティーノの名前を知ったのは「パルプ・フィクション」を見てからです。この作品が公開された当時、映画館で見たときはびっくりした記憶があります。その時は私も社会人になって数 . . . 本文を読む
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鬼才、天才、オタクのタランティーノ映画#5 「レザボア・ドッグス」

2012-02-10 | Weblog
■製作年:1991年■監督:クエンティン・タランティーノ   ■出演:ハーヴェイ・カイテル、ティム・ロス、マイケル・マドセン、クリス・ペン、スティーヴ・ブシェーミ、他 いきなり映画の始まりは意表をつくマドンナの「ライク・ア・バージン」について黒のスーツ、黒のネクタイのいかにも厳つくいかがわしい男らが猥褻な言葉を交えながらそれぞれが勝手な解釈をしている会話の映像であります。クエ . . . 本文を読む
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