■放 送:2007年4月29日
■放送局:NHK教育
■番 組:ETV特集
最近のNHK教育は、先の「あしたのジョー」や「松田優作」といい面白い番組を作りますね。今回の「ホワッツ テラヤマ」も楽しめました。
この記事のタイトルに“僕は知らない寺山修司”とあるように寺山はリアルタイムでは知りません。ボクの年齢は46歳、少し末期の寺山と被っている時期があるともいえるのだけれども、当時は特に興味があ . . . 本文を読む
★★『ダ・ヴィンチの謎 ニュートンの奇跡』三田誠広★★
三田誠広と聞いて思い出すのが20年以上も前に流れていた、氏の何種類ものアルバイト体験を生かして出演したアルバイト斡旋企業のCM。そして「僕って何」の小説。学生時代そのCMの効果もあってかボクの周囲の者達は皆その小説を読んでいた。ちなみにボクは未読ですが。
そして今回の本、タイトルから類推するしかないのですが結局この本も“僕って何”という問 . . . 本文を読む
<一人の読書好きから、古本文化を応援!>
天下の東大である。つまり、京王井の頭線・東大駒場前にある古本屋「河野書店」。なぜこの本屋に行ってみようと思ったのかというと古本屋ガイドの素敵な本「東京古本とコーヒー巡り」で紹介されていたから。
東大生御用達のお店となれば一度はのぞいて見たいもの。(実は学生より職員や先生の御用達であるそうなんですが)さっそく出かけてみましたが、本に載っている地図の場 . . . 本文を読む
澁澤龍彦についてこのところ関連した展示を観て歩いていますが、プロフィールなどについてもう少しくわしく知りたいと思っていました。休日に図書館にいったところ、写真で彼の生涯を追って見せてくれる「新潮文学アルバム・澁澤龍彦」を発見、それを借りました。
とにかく澁澤の出自はとんでもない名門。あの澁澤栄一とも遠縁にあたり本には澁澤一族なんていう表記もあったので、こりゃ華麗なる一族だなと。
彼が一躍有名に . . . 本文を読む
このところ同時期に開催されている澁澤龍彦を巡る展示。今回は東京・渋谷のギャラリーTOM「澁澤龍彦の驚異の部屋」について。イベントとして埼玉県立近代美術館で開催中の「澁澤龍彦―幻想美術館」を監修している巌谷國士のレクチャーが4月21日(土)にありそれに合わせて行ってきました。
まず展示のほうですが、“現存の優れた作家たちの手による、澁澤さんが偏愛した事物やオブジェ観念を形象化・具体化したオブジェの . . . 本文を読む
■放送日:4月20日(金)AM1:00~
■放送局:NHK・FM放送
■番 組:「ラジオ深夜便」わが心の人/「ムッシュウ寺山修司との日々」九條今日子
■聞き手:迎康子
普段ラジオは聞かない生活。何で知ったのか記憶がないのですが、九條今日子さんによる寺山修司についてのトーク番組があると手帖に書いてありましたのでそれを聞きました。ただ、ラジオの受信状況が悪くビュワーン、ジジジーッと雑音が多くちょっと . . . 本文を読む
★★『ダ・ヴィンチの遺言』池上英洋★★
今週も続けてレオナルド・ダ・ヴィンチといきます。
現在国立博物館で開催されている「レオナルド・ダ・ヴィンチ―天才の実像」展を監修している池上英洋氏によるレオナルド・ダ・ヴィンチの入門書です。ダ・ヴィンチの一生をなぞりながら彼の様々な仕事を紹介しています。その中でも彼の天才の秘密というよりは意外なエピソードにボクの興味は向かう。
◎ダ・ヴィンチは私生児と . . . 本文を読む
それは偶然の発見でした。去年の夏、鎌倉にひっそりとブームにもなった陰陽師・安倍晴明の碑があることを知って、それを見に行ったのです。著名な寺を尻目におおよその見当をつけて晴明碑を探し回ったのです。(わかりづらいところにあります)
そしてその目的も終えて帰途に着く時、浄智寺という名の寺の前を通りました。なぜか足はそちらに向かい何気なくふらっと除いたのですが、そこに澁澤龍彦の墓があると案内に表示され . . . 本文を読む
昨日に同様、埼玉県立美術館で開催中の「澁澤龍彦―幻想美術館」です。観に行ったのは4/8で、丁度そのときは「澁澤龍彦の日々」と題した対談が開催されていました。対談者は澁澤龍子(澁澤龍彦夫人)と巌谷國士(澁澤展監修)、澁澤に最も近かった方の話なので面白そうなエピソードが聞けるかなとそちらのほうにも顔を出したのです。イベントは立ち見が出るほどの人気でした。
・龍子夫人と澁澤との出会いのきっかけは、夫 . . . 本文を読む
「澁澤龍彦―幻想美術館」埼玉県立美術館
埼玉県立美術館で開催中の「澁澤龍彦―幻想美術館」へ行ってきました。「幻想美術館」とあるように澁澤が愛し紹介してきた作家達の作品がずらりと並んでいます。アンチンボルド、ルドン、モロー、マグリット、エッシャー、デルボー、エルンスト、ベルメール、伊藤若冲、酒井抱一、四谷シモンなどなど。(まるでシュルレアリズム展ですといってしまってもいいような・・・)
幻想 . . . 本文を読む
宝塚歌劇・花組公演「明智小五郎の事件簿 黒蜥蜴」
■2007年4月15日(日)
■劇場:東京宝塚劇場
■脚本・演出:木村信司
■主演:春野寿美礼、桜乃彩音、真飛聖、他
久しぶりの江戸川乱歩に関連する記事です!
かつての記事は204回も書いてきました。
こちらも見てください、乱歩だらけです。
↓ ↓ ↓
◆ビバ!江戸川乱歩・・・①
◆ビバ!江戸川乱歩・・・②
◆ビバ!江戸川乱歩・・・③
. . . 本文を読む
天才レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた不朽の名作「モナ・リザ」、それを題材としたBBC制作の映像ソフト。昨日紹介した作品同様TUTAYAでレンタル。それをを見ました。
「モナ・リザ」となるとステレオタイプのように謎の微笑が、モデルは誰だとなるのですが、それはそれでたのしいのですが、この映像ソフトはその演出の仕方が悪いのか、すんなりと頭に入りませんでした。残念ながら、気になったのは昨日同様やはり美し . . . 本文を読む
「ダ・ヴィンチ」(レントラックジャパン)
「受胎告知」が来日し新書でも読んでいるのでと、TUTAYAで借りてきたレオナルド・ダ・ヴィンチに関する教養映像ソフト。BBCが制作したものでドラマを挿入しながら専門家のコメントが入った伝記風ドキュメンタリーです。その題材とは別に目を奪われるのは画面に映し出される風景の美しさです。絵画のような・・・という形容詞がつくような絶品の景色。この映像をダ・ヴィンチ . . . 本文を読む
★★『モナ・リザの罠』西岡文彦★★
今週も「受胎告知」公開記念?でレオナルド・ダ・ヴィンチ関連の本にチャレンジしました。
本日取り上げた本は、たまにテレビの番組などで見かけることがある西岡文彦氏によるレオナルド・ダ・ヴィンチの傑作モナ・リザ論なのですが、「ダ・ヴィンチ・コード」で流行ったようにミステリー風解説調ではなく、時代や風土といった切り口でモナ・リザを読み解いています。その中には面白いエ . . . 本文を読む
<一人の読書好きから、古本文化を応援!>
何かで読んだ学生が東京一番住みたい街・吉祥寺。近いのでよくそこの街はブラブラします。何といっても大型の商業施設が何店舗もあり(伊勢丹、東急、パルコ、丸井、西友)、そしてメインの商店街はいつも人で一杯です。こじゃれた店も多く歩いているだけで楽しくなります。
そんな若者の町の吉祥寺で現代思想、哲学、心理学、社会学、宗教学から文芸批評などの重厚な書籍から漫 . . . 本文を読む