興味あるテーマの番組はその時見る見ないにかかわらず録画しておくことがある、ということは以前にも度々書いてきました。今回のNHKで放送していた「その時歴史が動いた」も同様です。見るとその番組の進行を担当していた松平アナウンサーが2006年の始めの内容は…と話しますもで、それは4年前に放送された番組を録画していたものということです。(2006年1月11日放送・第240回)内容は、先日文楽の感動ものの公 . . . 本文を読む
■日時:2010年2月21日(日)、18:30~
■劇場:国立劇場・小劇場
■作:近松門左衛門
ようやく念願の文楽による「曽根崎心中」を見ることができました。近松門左衛門の「曽根崎心中」といえばボクにとっては、若い時分、深夜テレビで放送されていた増村保造が監督した映画を見て衝撃を受けた記憶があります。それから「曽根崎心中」は別格の作品になったのですが、文楽や歌舞伎など伝統芸能は面白くないんじゃな . . . 本文を読む
■製作年:1954年
■配給:大映
■監督:溝口健二
■出演:長谷川一夫、香川京子、進藤英太郎、小沢栄、南田洋子
名匠と名高い溝口健二監督による「近松物語」を見ました。原作は近松門左衛門の 「大経師昔暦」、おさんと茂兵衛の物語です。おさんと茂兵衛の名前も3つの作品(文楽、ドラマ、映画)を連続して見るとだんだん馴染みというか愛着がでてきます。今回のおさんと茂兵衛はどんな展開を見せるのかななん . . . 本文を読む
■放送:1985年10月12日・NHK
■原作:近松門左衛門「大経師昔暦」
■脚本:秋元松代
■演出:和田勉
■出演:太地喜和子、滝田栄、金田龍之介、和由布子、佐藤慶、他
このNHKのドラマ「おさんの恋」は近松門左衛門の「大経師昔暦」を原作としていながらも、より現代風の大胆なアレンジがされていて、近松のそれとは話の展開を異にしています。大きな違いは、最初から茂兵衛がおさんに対して恋心を抱い . . . 本文を読む
■日時:2010年2月13日(土)、14:30~
■劇場:国立劇場・小劇場
■作:近松門左衛門
茂兵衛が悪いのかな?なんて会話が劇場からの帰り道に聞こえてきた近松門左衛門・作の文楽「おさん茂兵衛 大経師昔暦」を見ました。これで文楽は3回目の観劇です。ボクにとっては少しだけ行くまでは足が重いのですが、行くと良かったと満足するのが伝統芸能の演目。近松門左衛門ものは、歌舞伎や映画、ドラマに漫画と表現さ . . . 本文を読む
鎌倉の鏑木清方記念美術館に行ったついでに、すぐそばの鶴岡八幡宮も参拝しました。この鶴岡八幡宮の由来は、ホームページによると“康平6年(1063)源頼義が奥州を平定して鎌倉に帰り、源氏の氏神として出陣に際してご加護を祈願した京都の石清水八幡宮を由比ヶ浜辺にお祀りしたのが始まりです。 その後、源氏再興の旗上げをした源頼朝公は、治承4年(1180)鎌倉に入るや直ちに神意を伺って由比ヶ浜辺の八幡宮を現在の . . . 本文を読む
泉鏡花の小説で、装幀が豪華で『鏡花本』と呼ばれる本を飾った主な3人の画家の内、小村雪岱、鰭崎英朋の展覧会へ行ったのは先日までに書いた通りです。その同時期に奇しくもサントリー美術館で開催していた「鏑木清方展」は見逃してしまいました。非常に残念に思い、せめてと鎌倉にある「鏑木清方記念館」へ行ってきました。それの場所は鶴岡八幡宮の横にあります。土産物屋が立ち並ぶ通りを横に路地を入ると、鏑木の住居跡を改装 . . . 本文を読む
「鏡花本」と呼ばれている装幀も美しい泉鏡花の小説があって、そのことを昨日に書きました。その「鏡花本」で傑作と言われているのが鰭崎英朋の絵によるものです。確かに一度見たら忘れられないほどのインパクトある作品です。その鰭崎英朋を回顧する展覧会を弥生美術館(東京・根津)で開催していて、これ又つい先日に記事をアップしたように竹久夢二美術館(弥生美術館に併設している)に行ったときに、英朋展も見てきたのです。 . . . 本文を読む
昨日の記事の通り埼玉近代美術館で開催されていた「小村雪岱」展を見に行きました。雪岱の仕事に感銘を受けて帰ったのですが、そこで多く見ることができたのは、泉鏡花の影響を大きく受けた雪岱の装幀による“鏡花本”と呼ばれる意匠を施された豪華な本でした。またその展覧会には雪岱のみならず、鏑木清方や鰭崎英朋といった画家による鏡花本も展示されていました。これらを見ることができたのは、この展覧会の大きな収穫でありま . . . 本文を読む
今月の芸術新潮の特集は“小村雪岱”という画家の特集でした。初めて目にする画家でしたが、女性の背中に刺青を彫っている表紙がとても印象的でしたから、手にとってパラパラとページをめくっていると、泉鏡花の写真が出てきました。この小村雪岱という画家は泉鏡花に相当縁があるようなことをそこに書かれてあったので、直ぐに本を購入したのです。で、その雑誌の特集の最後には、小村雪岱の展覧会の情報も記載されていて、これは . . . 本文を読む
東京・根津にある竹久夢二美術館へ行きました。現在、館では開館20周年記念企画として「竹久夢二と大正ロマンの世界展」を開催中(3/28まで)です。(併設の弥生美術館では「鰭崎英朋展」を開催)内容は、まさに大正時代に活躍した竹久夢二の作品中心に、大正文化や世様を彩ったものなども展示され“大正ロマン”なるものを振り返るもの。この展覧会に合わせて同時に書籍も出版されていて(「大正ロマン手帖」河出書房から) . . . 本文を読む
「夢二が殺人容疑者だなんてね。驚きますな。あの娘心くすぐるような絵を描く男が」そんな文章が出てくる『竹久夢二殺人事件』(日下圭介・著)を読みました。こちらの小説は先日アップした同じく竹久夢二の絵を題材にした小説とは違って、夢二自身が小説に登場するスタイルをとっています。ですから実際の竹久夢二が生きて行動した当時の現実世界に、架空の人物を登場させそれらが絡んでくるという展開になっています。で、小説は . . . 本文を読む
面白そうなテレビ番組だなと思ったら、とりあえず録画しようとする習慣があります。それを何年も見ないままというのもけっこうあったりします。谷啓のナビゲーションが絶妙なNHK教育で放送している番組「美の壺」、それを何年か前にまとめて放送したことがあって、録画していおいたものの中に竹久夢二についての回もありましたので、今回はその録画したものを探し出して見たことに関する記事です。
「美の壺」 File16 . . . 本文を読む
西村京太郎の小説を初めて読みました。テレビの二時間ドラマでタイトルだけですが、新聞のテレビ欄で見かける(と思う)十津川という名前の刑事が主人公の、竹久夢二の作品を話のネタにしたミステリー小説です。小説では夢二がモデルにした、たまき、彦乃、たまき、の3人以外に第4の女性がいて、その未公開のスケッチがあったという設定になっています。しかしそのスケッチは、熱烈な夢二信奉者による贋作であるという…、夢二の . . . 本文を読む
一週間前ですが、日本橋の三越本店で開催していた「竹久夢二展」を見ました。(2/1で終了)実は、夢二の展覧会に行った時は、思うところあって初めて断食にチャレンジした日で、少々集中力がなかったかもしれません。(なぜ断食かというと内臓の調整効果やデトックスが目的ですやりました)さすがに朝、昼と食べていないとやはり空腹感があります。それと戦いながらの竹久夢二の絵の鑑賞となりました。
今回の展覧会は、夢二 . . . 本文を読む