もうすぐ紅葉の時期も終わってしまう。駆け込みで東京から近い高尾山と薬王院に行きました。本日は余計なことを書かずに美しい紅葉の写真を中心にアップしました。
◆クリック、お願いします。 ⇒
◆関連書籍DVDはこちら↓↓
高尾山三ツ星さんぽ (Jガイドマガジン)山と溪谷社このアイテムの詳細を見る
. . . 本文を読む
1967年、草月会館ホールにおいて<見世物の復権>を唱った寺山修司が率いる実験演劇室「天井桟敷」の旗揚げ講演として「青森県のせむし男」が上演された。それに際し、寺山は、巨人、侏儒、変身願望者、美少女などを求めた。実際にその講演では素人のせむし男を見つけ出したという。この芝居が上演された時はボクはまだ6歳になったところで当然ながら、寺山修司なる存在は知らなかった。そうボクは知らないのだ寺山修司という . . . 本文を読む
■上演日時:1983年10月1日
■劇場:パルコ劇場
■演出:鈴木完一郎
■出演:美輪明宏、蘭妖子、福士恵二、若松武、他
ビデオ化されている寺山演劇作品、1983年パルコ劇場で上演された「青森県のせむし男」を見ました。そこには寺山修司が旗揚げした伝説の演劇集団「天井桟敷」を旗揚げした1967年の初演時に、当時は丸山明宏という名で参加した美輪明宏が出演していることが面白いです。画面でみる美輪はあた . . . 本文を読む
■日時:2009年11月17日、18:30~
■劇場:ギャラリールデコ
■演出:こしばきこう
■出演:平澤朋美、李ゆうか、宇野早織、新井正美、三木美智代
渋谷の小さなギャラリーで公演された寺山修司の「青森県のせむし男」を先週に見ました。それを上演したのは北海道の札幌で活動する実験演劇集団「風蝕異人街」です。くばられた資料によると活動の歴史は古く今年で10年目、役者は女性だけで構成されているようで . . . 本文を読む
“エー、「この劇のヒロインは女学生時代に読んだ『星の王子さま』の感動が忘れられず、ウメボシ婆さんになった現在も、モノホシ台に坐って、ニボシをかじりながらホシばかりを見つめている孤独な女性である。そのテーマからして、まぎれもなく社会主義リアリズムの演劇であるが、しかし、イレバに金色を用いたのは感心できない。星はどちらかというと銀色であるから、義歯も銀にすべきであったと想われる。もともとこうしたテーマ . . . 本文を読む
アップが遅くなりましたが、今日は備忘録から先月見た演劇公演の記事を書きます。
■日時:2009年10月31日(土)、18:30~
■劇場:シアターX
■原作:寺山修司
■脚色・演出・美術:米内山明宏
■出演:井崎哲也、小泉文子、五十嵐由美子、池田大輔、他
■声の出演:伊野尾理枝、井内俊一
“大体、観客というのはヤドカリやカタツムリのように、いつも自分の殻の中へ逃げこめるようになっている。こんな . . . 本文を読む
■日時:2009年11月21日(土)、15:00~
■劇場:新宿シアタープラッツ
■作:寺山修司
■構成・演出・音楽:J・A・シィザー
■出演:伊野尾理枝、小林桂太、村田弘美、木下瑞穂、他
実験演劇室◎万有引力の公演を見ました。タイトルがちょっと「幻想音楽叙事詩劇 書物の私生児 ―自伝の荒野を記述する試み、あるいは自作詩朗読の鉄仮面―」と長いです。まず最初にチラシを見て目に入ったのはJ・A・シー . . . 本文を読む
■公開:2009年
■監督:ローランド・エメリッヒ
■主演:ジョン・キューザック、キウェテル・イジョフォー、アマンダ・ピート、他
先日ボクが以前勤めていた会社のOB会がありました。いまから10年以上も前にお世話になったCGの制作会社なんですが、その会社の仕事を大スクリーンに上映して回顧するという企画がありました。見ていて司会を担当していたデジタルコンテンツの教育業界では象徴的なS先生のコメントに . . . 本文を読む
先日来よりヴィーナスについて書いています。昨年の春、国立西洋美術館で『ウルビーノのヴィーナス』が展示され話題になったことがありました。名古屋のボストン美術館で「ヴィーナス」展を見たことにより少しだけ彼女の勉強をしてきましたので、『ウルビーノのヴィーナス』を見たときに購入した展覧会カタログをもう一度開いてみました。(ボクの悪い癖で展覧会を見たときによくカタログを購入するのですが、そのまま本棚の奥へと . . . 本文を読む
昨日書いたように名古屋ボストン美術館で「ヴィーナス」展を見ました。そこであらためてヴィーナスのもつ意外な(ボクが知らなかったので)官能性について知ったのですが、よくよく思い出してみると昨年、ヴィーナスの造形に触れている機会があったことを思い出しました。東京国立博物館に「ウルビーノのヴィーナス」が来日し展示されて、それを見に行ったんですよね。何か遠い昔のようなんだけれども…。そしてそれに合わせるよう . . . 本文を読む
名古屋に出張で行く機会がありました。丁度そこで眼にしたのは金山にある名古屋ボストン美術館で開催終了間際の「ヴィーナス」展のポスター、翌日を休みにしていたボクはヴィーナスというテーマに惹かれその展覧会へ行きました。なんといってもヴィーナスというテーマは、その神話について詳しく知らないまでも、名前には馴染みがあるし、描かれているのが女性ですから、たとえば難解な現代美術とは違い、ダイレクトに親しみやすい . . . 本文を読む
■日時:2009年11月15日(日)、11:00~■劇場:新橋演舞場■作:鶴屋南北■出演:市川染五郎、市川亀治郎、尾上菊之助、他新橋演舞場で、ボクが劇作家としては今もっとも注目したいと感じている江戸時代に活躍した鶴屋南北の「盟三五大切」を見ました。この作品はボクにとっては片岡仁左衛門が出演したものをテレビで見て、なんか鶴屋南北って凄くないか?と気づくきっかけとなった作品です。その後、花組芝居による . . . 本文を読む
■製作年:2009年■配給:東宝■監督:犬童一心■主演:広末涼子、中谷美紀、木村多江、西島秀俊、加賀丈史、他公開されたばかりの松本清張原作の映画「ゼロの焦点」を見ました。小説は既に読んでいるし、1961年に野村芳太郎監督によって映画化された作品や他にもテレビドラマ化されたものも直前に見ての、映画鑑賞となりました。へたしたらこの映画、テレビの特番との違いはどうなの?となりかねないのであります。なぜな . . . 本文を読む
NHK教育テレビで放送中の知的エンタテイメントな番組「知る楽 こだわり人物伝」、今月は生誕100年の“松本清張”です。その選択は今までどおり生誕100年だから当たり前なんだけれども、先週その番組に登場したコメンテーターが面白かったんですね。コメンテーターはといえば、みうらじゅん。その名を聞いただけで笑えてしまう独特の視点をもった方です。仏像鑑賞とかゆるキャラとか彼は常に新しい感性を提供してくれます . . . 本文を読む
■放送:1983年4月16日、TBS
■監督:龍至政美
■主演:星野知子、大谷直美、竹下景子、他
1983年にテレビ放送された「ゼロの焦点」を見ました。まず最初にこのテレビドラマを見はじめて間もなく、あれ?と思ったことがありました。脚本に橋本忍と山田洋次の名前がクレジットされていたかからです。この二人は同じ松本清張の小説を映画化した名作の誉も高い「砂の器」の脚本を担当した大御所二人なのであります . . . 本文を読む