飾釦

飾釦(かざりぼたん)とは意匠を施されたお洒落な釦。生活に飾釦をと、もがきつつも綴るブログです。

旧・白洲邸「武相荘」へ行きました

2011-05-31 | 美術&工芸とその周辺
白洲次郎、正子が住んでいた旧・白洲邸「武相荘」に行きました。無愛想をもじって武相荘とは中々洒落たネーミング。そこは町田市の名所の一つになっていて、最寄の駅のターミナルには武相荘に行くには何番のバスで、なんて標示も出ています。駅に着いたのが夕方で私は閉館時間まじかでもあったのでタクシーでそこまで行ったのですが、おそらく白洲正子ファンが一度は行ってみたい場所として全国から来ているかもなあ、運転手も何人 . . . 本文を読む
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白洲正子の「西国巡礼」を読む

2011-05-30 | 美術&工芸とその周辺
白洲正子の「西国巡礼」読みました。彼女の本を読むのははじめてで、それを手にしようと思ったのは、今月頭に世田谷美術館で開催された展覧会の印象をまだひきずっているからかも知れません。仏像とともに並んでいた白洲正子の旅のエッセイ、それが今まで見てきた美術展とは違い一味も二味も彩りを加えていたように思うからです。基本は西国巡礼の旅のエッセイ、これがきっかけで白洲は紀行文を書くようになった記念碑的作品である . . . 本文を読む
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映画「ブラック・スワン」(主演:ナタリー・ポートマン)を見た

2011-05-27 | Weblog
■製作年:2010年 ■監督:ダーレン・アロノフスキー ■主演:ナタリー・ポートマン、ヴァンサン・カッセル、ミラ・クニス、他   主演のナタリー・ポートマンがアカデミー主演女優賞をとった映画「ブラック・スワン」を見ました。この映画、口コミで人気になっているのでしょうか?わりと客席数が多い映画館なのですが観客の入りがいい感じでした。この現象を見ると「ブラック・スワン」はヒットの予感 . . . 本文を読む
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NHK教育「日曜美術館/レンブラント 夢の傑作10選」(2011.5.1)放送

2011-05-26 | 美術&工芸とその周辺
国立西洋美術館で開催されている「レンブラント展」を見に行ったことは昨日の記事の通りです。そこでも書いたのですが、小さな版画の作品が多くてあまり印象に残らなかったという感想を実は持ったのでした。丁度、展覧会に合わせるかのようにNHK教育テレビの番組「日曜美術館」で「レンブラント 夢の傑作10選」と題したものを放送(2011年5月1日)していて、それを録画しておき後から見たのですが私の展覧会の印象とは . . . 本文を読む
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「レンブラント 光の探求/闇の誘惑」展(国立西洋美術館)を見た

2011-05-25 | 美術&工芸とその周辺
上野の国立西洋美術館で開催中の「レンブラント展」を見に行きました。レンブラントの名前は絵画の巨匠としてその名前はいつのまにか頭の中に擦り込まれてしまっているのですが、ナントカ美術館展とかで1、2作品はきっと見たことがあるんでしょうが、こんな風にまとまって見るのは初めてです。私自身もレンブラントの作品は「夜警」とかを知っている程度で、それ以外は知らないというのが実情です。展示の入口にある案内にはあま . . . 本文を読む
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映画「戦火のナージャ」(監督・出演:ニキータ・ミハルコフ)を見た

2011-05-24 | Weblog
■製作年:2011年 ■監督・出演:ニキータ・ミハルコフ ■出演:ナージャ・ミハルコフ、オレグ・メンシコフ、他   ニキータ・ミハルコフ監督の映画「戦火のナージャ」を見ました。この映画は昨日の記事のとおり「太陽に灼かれて」の続編として製作された映画です。しかし、前作の田園風景が広がるまるで一枚の美術作品を見ているような自然が豊かで静かな映像とは違って、爆音と銃声、硝煙に怒号が飛び . . . 本文を読む
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映画「太陽に灼かれて」 (監督・出演:ニキータ・ミハルコフ)

2011-05-23 | Weblog
■製作年:1994年■監督・出演:ニキータ・ミハルコフ■出演:ニキータ・ミハルコフ、ナージャ・ミハルコフ、オレグ・メシーコフ、他 ニキータ・ミハルコフ監督の映画「戦火のナージャ」を見ようと思いる。その前にその前編とされているという「太陽に灼かれて」をまず見ておこうと思っていたら、運よくCS放送で流れていたのでそれを見ました。この作品は94年のカンヌ映画祭審査員グランプリ、米アカデミー外国語映 . . . 本文を読む
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気ままに新書NO.12・・・「謎解き 太陽の塔」石井匠(幻冬舎新書)を読む

2011-05-20 | 新書(読書)
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「謎解き 太陽の塔」石井匠(幻冬舎新書)を読む

2011-05-20 | 美術&工芸とその周辺
1970年、丁度私が9歳の時に開かれた大阪・万国博覧会、まだ子供だった私もこのイベントのシンボル的存在だった「太陽の塔」についてはいやがおうでも知識として知ることになったし、不思議な造形に惹かれそれを紙に描いて遊んでいた。今年はその巨大な塔を創った岡本太郎の生誕100年にあたり彼にスポットが当たっている。私もそれ乗って岡本太郎に注目したら、思わぬ発見があり驚かされた。こんなにすごい人がいたんだと。 . . . 本文を読む
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NHKアーカイブ「日曜美術館・岡本太郎」(1981年)

2011-05-19 | 美術&工芸とその周辺
NHKアーカイブとして1981年に放送された当時の「日曜美術館」に岡本太郎が出演していたものを先月に放送していました。1981年(昭和56年)は岡本太郎にとっては、「芸術は爆発だ!」のテレビCMで一躍流行語になった年でもあります。当時彼は70歳、とてもその歳には見えない若々しさ。丁度、山梨県の美術館で個展があるということで創作の様子も映像で映していましたが、筆を巨大なキャンバスにたたき付け、数本下 . . . 本文を読む
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NHK「男前列伝/岡本太郎」(2010.11.6放送)

2011-05-18 | 美術&工芸とその周辺
一旦、岡本太郎のテーマは締めたつもりが昨日に記したように冷めずにいます。今日は昨年、NHKで放送していた「男前列伝」という番組で、その<男前>として岡本太郎を紹介していたものを録画していたのを見つけたからです。(私は面白そうなテーマがあると見る見ないにかかわらずとりあえず録画しておくという習慣があるため)番組ではミュージシャンの田島貴男が岡本太郎にリスペクトしていて、彼が太郎ゆかりの地を歩きながら . . . 本文を読む
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テレビ「美の巨人たち/岡本太郎/森の掟、太陽の塔」(2011年4月放送)

2011-05-17 | 美術&工芸とその周辺
昨日の記事にあるように岡本太郎の墓を見に行った。太郎熱はまだまだ冷めていません。テレビ東京で放送している長寿番組「美の巨人たち」、先月2週間に渡って岡本太郎を特集してそれを録画。小林薫のナレーションと実にうまく選曲された音楽の妙、それと相俟って画家が渾身の想いで書き上げた作品が劇的に浮かび上がってくる。教養番組としてホントに息の長い良質な番組です。今回はそれのメモを記したいと思います。 &nbs . . . 本文を読む
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岡本太郎の墓へ行きました

2011-05-16 | 美術&工芸とその周辺
雑誌で岡本太郎のモニュメントが見れる場所を紹介しているのを見ていたら、多磨霊園にある岡本太郎の墓が、その墓碑が彼自身のオブジェであるばかりでなく、父・岡本一平、母・岡本かの子とともに合って、お互いに向き合いながら眠っているという。その記事を読んでいて私は岡本太郎の墓にどうしても行って見たくなったのでした。 この多磨霊園へ来るのは何年前だろうか、以前、江戸川乱歩に興味を持ってその記事ばかり書いてい . . . 本文を読む
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映画「トゥルー・グリット」(監督:ジョエル・コーエン&イーサン・コーエン)を見た

2011-05-13 | Weblog
■製作年:2010年■監督:ジョエル・コーエン&イーサン・コーエン ■出演:ジェフ・ブリッジス、マット・デイモン、ヘイリー・スタインフェルド、他 コーエン兄弟による映画「トゥルー・グリット」を見に行きました。実はこの映画2度フラれていて3度目の正直でやっと見ることができました。というのも2回連続で上映の1時間前に映画館に行ったものの立見という案配で、私としては2時間あまり立ちっぱなしで映画を . . . 本文を読む
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映画「悲しみのミルク」(監督:クラウディア・リョサ)を見た

2011-05-12 | Weblog
■製作年:2008年 ■監督:クラウディア・リョサ ■出演:マガリ・ソリエル、スシ・サンチェス、エフライン・ソリス、他   真っ赤なハイビスカスの花をくわえた女性の写真をあしらったチラシが印象的なペルーの映画「悲しみのミルク」を見ました。ペルーの映画なんてはじめてで未知の期待感で一体どんな作品なんだろうと思ってしまいます。おまけにこの「悲しみのミルク」は、ベルリン国際映画祭の金熊 . . . 本文を読む
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