飾釦

飾釦(かざりぼたん)とは意匠を施されたお洒落な釦。生活に飾釦をと、もがきつつも綴るブログです。

映画「ウディ・アレンの夢と犯罪」(監督:ウディ・アレン)

2012-06-29 | Weblog
■製作年:2007年■監督:ウディ・アレン■出演:ユアン・マクレガー、コリン・ファレル、ヘイリー・アトウェル、サリー・ホーキンス、他 ウディ・アレン監督による「ウディ・アレンのの夢と犯罪」は、教訓的な映画と言えるだろう。教訓とくると大上段に構えて押し付けがましい…となるところを、そこはさすがのウディ・アレン、軽妙にユーモアを交えながら実に巧に語って見せる。ギャンブルに女、金に犯 . . . 本文を読む
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映画「人生万歳!」(監督:ウディ・アレン)

2012-06-28 | Weblog
■製作年:2009年■監督:ウディ・アレン■出演:ラリー・デヴィッド、エヴァン・レイチェル・ウッド、パトリシア・クラークソン、エド・ベグリーJr.、ヘンリー・カヴィル、他 「新年を祝うのは嫌いだ  誰もが必死で楽しもうと無理やり祝っている  何を祝う?墓場に近づくことか?  最後に言おう  あなたが得る愛 与える愛ー  あらゆる幸せは全てつかの間だ  だからこそうまくいくなら&ldq . . . 本文を読む
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映画「世界中がアイ・ラヴ・ユー」(監督:ウディ・アレン)

2012-06-27 | Weblog
■製作年:1996年■監督:ウディ・アレン■出演:アラン・アルダ、ウディ・アレン、ドリュー・バリモア、ルーカス・ハース、ゴールディ・ホーン、ギャビー・ホフマン、ナターシャ・リオン、エドワード・ノートン、ナタリー・ポートマン、ジュリア・ロバーツ、ティム・ロス、他   ウディ・アレン監督といえば私がまだ20代の頃、「アニー・ホール」や「マンハッタン」などの映画をつくり、西武百貨店の広告「 . . . 本文を読む
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映画「ミッドナイト・イン・パリ」(監督:ウディ・アレン)を見た

2012-06-26 | Weblog
■製作年:2011年 ■監督:ウディ・アレン ■出演:オーエン・ウィルソン、マリオン・コティヤール、レイチェル・マクアダムス、他   ウディ・アレン監督の「ミッドナイト・イン・パリ」を見ました。久々に、ホント久々にウディ・アレン監督の映画を映画館でみました。「マンハッタン」とかあの辺り以来なのですから何十年ぶりということになります。その久々の映画館でのウディ・アレンの映画の遭遇は . . . 本文を読む
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「史上最大の手塚治虫展」(世田谷文学館)を見た

2012-06-25 | 美術&工芸とその周辺
世田谷文学館で開催中(7/1まで)の「史上最大の手塚治虫展」を見に行きました。手塚治虫という名前は、会場の展示案内でも書かれてあったのですが、小説でいう夏目漱石に匹敵するくらいの著名なビッグネームであることは間違いないのです。しかし、夏目漱石の小説は読んだことはないけれど手塚治虫の漫画は読んだことがある、そんな経験をもっている人がとても多いと思うのです。そのくらい親しまれた国民的漫画家なのです。人 . . . 本文を読む
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映画「トーク・トゥー・ハー」(監督:ペドロ・アルモドバル)

2012-06-22 | Weblog
■製作年:2002年 ■監督:ペドロ・アルモドバル ■出演:ハヴィエル・カマラ、ダリオ・グランディネッティ、レオノール・ワトリング、ロサリオ・フローレス、他   ペドロ・アルモドバル監督の「トーク・トゥー・ハー」を見ました。この作品、私が今週、アルモドバル監督の映画を続けて見て、そして書いてきたものとは、やや雰囲気が違うような印象を持ったのですが、それはどこか深い悲しみというよう . . . 本文を読む
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映画「アタメ 私をしばって!」(監督:ペドロ・アルモドバル)

2012-06-21 | Weblog
■製作年:1989年 ■監督:ペドロ・アルモドバル ■出演:ヴィクトリア・アブリル、アントニオ・バンデラス、フランシスコ・ラバル、ロレンス・レオン、他   人を動かしている行動原理としての性のエネルギー、エロスの力は時に人をおかしな行動へと導いていく…。ペドロ・アルモドバル監督は、そんな風に人間をとらえているのかもしれない。そんなことを映画「アタメ!」を見て思いまし . . . 本文を読む
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映画「キカ」(ペドロ・アルモドバル)

2012-06-20 | Weblog
■製作年:1993年■監督:ペドロ・アルモドバル ■出演:ヴェロニカ・フォルケ、ピーター・コヨーテ、ヴィクトリア・アブリル、アレックス・カサノヴァス、他   「私が、生きる肌」のペドロ・アルモドバル監督による「キカ」を見ました。驚きましたね。なんだこりゃ?のびっくりする展開で…。この「キカ」を事前に見ていれば「私が、生きる肌」は、けっこうセンスよくまとまっているじゃない . . . 本文を読む
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映画「私が、生きる肌」(監督:ペドロ・アルモドバル)を見た

2012-06-19 | Weblog
■製作年:2011年■監督:ペドロ・アルモドバル ■出演:アントニオ・バンデラス、エレナ・アナヤ、マリサ・パレデス、他 ペドロ・アルモドバル監督でアントニオ・バンンデラスが主演した映画「私が、生きる肌」を見ました。まったくこの映画、どうなのよ!と言いたくなるような荒唐無稽な展開を見せるのですが、それはそこ、私は意外と楽しく見ることができました。なぜなら、それはサスペンスであり、ホラーであり . . . 本文を読む
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永遠の妖女#68・・演劇公演「サロメ」(新国立劇場)を見た

2012-06-18 | サロメ
■日時:2012年6月16日(土)、18:00〜■劇場:新国立劇場・中劇場■作:オスカー・ワイルド■演出:宮本亜門■出演:多部未華子、成河、麻実れい、奥田瑛二、他   新国立劇場で上演した「サロメ」を見ました。「サロメ」は先週の江戸川乱歩の「黒蜥蜴」同様に、私の中では比較的馴れ親しんだ作品といえます。というのもこの題材について、とり憑かれたようにこのブログで書き続けた時 . . . 本文を読む
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貧乏でも明るいのさ!アキ・カウリスマキの映画#4・・・「浮き雲」

2012-06-15 | Weblog
■製作年:1996年■監督:アキ・カウリスマキ  ■出演:カティ・オウティネン、カリ・ヴァーナネン、エリナ・サロ、他   アキ・カウリスマキ監督の「浮き雲」を見ました。彼の映画を何本か見てくると、そこにはカウリスマキ調ともいうべきものが確かに存在していて、もし何年も前からの彼の映画のファンがいるとしたら、新作映画を見る度に、ああ帰ってきた~なんていう感覚にさせられるのだろう . . . 本文を読む
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貧乏でも明るいのさ!アキ・カウリスマキの映画#3・・・「真夜中の虹」

2012-06-14 | Weblog
■製作年:1988年■監督:アキ・カウリスマキ■出演:トゥロ・パヤラ、スサンナ・ハーヴィスト、エートゥ・ヒルモカ、マッティ・ペロンパー、他   女「離婚しているの」 男「どってことない」 女「子持ちよ」 男「造る手間がはぶけていい」 こんな粋なのか、ぶっとんだ口説き文句の会話がなされるのはアキ・カウリスマキ監督による映画「真夜中の虹」。このところはそのフィンランド出身のカウリ . . . 本文を読む
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貧乏でも明るいのさ!アキ・カウリスマキの映画#2・・・「ル・アーヴルの靴みがき」を見た

2012-06-13 | Weblog
■製作年:2011年 ■監督:アキ・カウリスマキ ■出演:アンドレ・ウィルムス、カティ・オウティネン、ジャン=ピエール・ダルッサン、他   アキ・カウリスマキ監督の最新作「ル・アーヴルの靴みがき」を見ました。夜19時からの上映に行ったのですが、そこそこ人が集まっていました。うーん、独特タッチで見せるカウリスマキ監督は、根強いファンをつかまえているということか。「過去のない男」で . . . 本文を読む
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貧乏でも明るいのさ!アキ・カウリスマキの映画#1・・・「過去のない男」

2012-06-12 | Weblog
■製作年:2002年■監督:アキ・カウリスマキ  ■出演:マルク・ペルトラ、カティ・オウティネン、ユハニ・ニエミラ、他   アキ・カウリスマキ監督作品です。実は、私、彼の作品は初めて見ました。アキ・カウリスマキ、日本人の名前の感覚からしたらちょっと変な名前だなあと思ってしまうような響き、そのアキ・カウリスマキという名前については映画に関する本を見ていると度々目にして、作品は見 . . . 本文を読む
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乱歩NO.87・・・演劇公演「黒蜥蜴」(主演:浅野ゆう子)を見た

2012-06-11 | 江戸川乱歩
■日時:2012年6月9日(土)、11:00~ ■劇場:明治座 ■原作:江戸川乱歩 ■演出:西川信廣 ■出演:浅野ゆう子、加藤雅也、渡辺哲、鷲尾真智子、林丹丹、他   明治座で公演中の江戸川乱歩「黒蜥蜴」を見ました。このブログをここまで続けるきっかけとなったのが、40歳も後半でその面白さをしった江戸川乱歩でした。最近はその乱歩について書くことがめっきりなくなったものの、現在の . . . 本文を読む
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