飾釦

飾釦(かざりぼたん)とは意匠を施されたお洒落な釦。生活に飾釦をと、もがきつつも綴るブログです。

「アルブレヒト・デューラー版画・素描展」(国立西洋美術館)を見た

2010-11-29 | 美術&工芸とその周辺
上野の国立西洋美術館でデューラーの版画展を見に行きました。ドイツの美術史において頂点を極めたというデューラー、版画を芸術の域まで高めた最初の画家であるそうだ。実際ものすごく細かく描き込まれた緻密でドラマチックな版画が沢山展示されていた見応えある展覧会でした(地味な企画だったのかそんなに客が入っていなかったので逆にじっくりと鑑賞することができました)。     &nbs . . . 本文を読む
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近松門左衛門NO.30・・・歌舞伎絵巻「国性爺合戦」(文:橋本治&絵:岡田嘉夫)

2010-11-26 | 近松門左衛門
日本の文化をわかりやすく紹介したり、ボクらの世代では「桃尻娘」が著名な橋本治とネオ歌舞伎を標榜する劇団「花組芝居」の公演チラシのイラストが印象的な岡田嘉夫による近松門左衛門の「国性爺合戦」を大人向けの絵本にしたものです。昨日のとおり、国立劇場で歌舞伎「国性爺合戦」を見てきたばかりで、その体験も醒めぬうちの、二人の作家のコラボした本による歌舞伎の追体験となります(しかし、その酔いをさますかのような息 . . . 本文を読む
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近松門左衛門NO.29・・・歌舞伎「国性爺合戦」(国立劇場)

2010-11-25 | 近松門左衛門
■日時:2010年11月23日(火)、12:00~ ■劇場:国立劇場 ■作:近松門左衛門 ■出演:市川団十郎、坂田藤十郎、中村梅玉、中村東蔵、他   久しぶりに歌舞伎を見に行きました。やっぱり歌舞伎はいいですね。生の迫力を堪能しました。見たのは国立劇場で上演中の「国性爺合戦」です。こちらは日本のシェイクスピアといわれる近松門左衛門の作で、1715年に人形浄瑠璃として初演され17 . . . 本文を読む
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ワンダースポットへ Go!35⇒太宗寺(新宿)

2010-11-24 | ワンダーゾーンの世界
 「庶民に愛された地獄信仰の謎」(中野純・著)という本を読んでいると<東京一巨大の地獄>として新宿二丁目にある太宗寺というお寺を紹介している。その本によるとそこは<初めてこのお寺を訪れると、腰を抜かさざるをえない>なんて書いてあり、一体どんなところだろうとワクワクしてくる。そこには、泣き止まない子供を人呑みにして口からよだれかけの紐が垂れていたという「つけひも閻魔」と呼ばれる都内随一の巨 . . . 本文を読む
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気ままに新書NO.10・・・「庶民に愛された地獄信仰の謎」中野純(講談社α新書)

2010-11-23 | 新書(読書)
マニアックな本である。でもそこには街を散策して楽しむにはどうしたらいいのか?どってことない日常にちょっとした刺激をもたらすにはどうしたらいいのか?そうしたヒントに満ちた本であるとも言えるのだ。だいだい著者の中野は日常の中で見落としてしまう、意識にものぼらないようなことに着目し、そこに独自の面白さを発見しあるいは物語性を付加させることによって楽しんでいる。こうした感覚を持つことはとても大切なことなん . . . 本文を読む
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「円山応挙ー空間の創造」展(三井記念美術館)を見た

2010-11-22 | 美術&工芸とその周辺
三井記念美術館で開催されている「円山応挙ー空間の創造」展(~11/28まで)を見に行きました。円山応挙といえば日本画の源流のようなイメージがあり、その系列には過日見た上村松園の名前も見ることができます。なぜ三井で開かれたかというと、当時の豪商であった三井家との繋がりが深く、応挙のコレクションを数多く持っているということらしいです。   展覧会のサブタイトルに「空間の創造」とあるように . . . 本文を読む
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ワンダースポットへ Go!34⇒別府・秘宝館(大分県)

2010-11-19 | ワンダーゾーンの世界
※18禁です!   別府に向かったのは、物好きといえば物好き、変なおじさんといえばとても変なおじさんになってちょっと恥ずかしいのだが、温泉ではなく<秘宝館>が目的だった。秘宝館という場所は、衰退を辿る一方の施設で全国でも数館しかないという。一度、秘宝館なるものを覗いて見たい、そんな気持ちになってきたのは性器を奉るワンダーな神社を何社か見に行ったことからだと思う。   . . . 本文を読む
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ワンダースポットへ Go!33⇒別府温泉・地獄めぐり(大分県)

2010-11-18 | ワンダーゾーンの世界
九州の旅を続けている。熊本から別府に入った。そこで別府観光名物の<地獄めぐり>をした。別府といえば、全国的に有名な温泉地でボクも子供の頃から、湧き出た温泉にナントカ地獄ってつけているのをどこかで聞き覚え自然にその名前が頭に入っている。丁度旅の本に「庶民に愛された地獄信仰の謎」(中野純)という本を携えていたので気分も盛り上がる。   以前にこれぞ地獄ではないか!という場所、本州の果てに . . . 本文を読む
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ワンダースポットへ Go!32⇒弓削神宮(熊本県)

2010-11-17 | ワンダーゾーンの世界
熊本県は光の駅を下車するとワンダーな神社にお目にかかれる。弓削にある神社がそれである。昨日にも書いたように土地勘のないボクはタクシーのガイドでそこに向かった。最初は弓削法皇神社、そして今日アップするのが弓削神宮である。最初に行ったところはインターネットの地図にも載っていない小さな社であったが、この弓削神宮は地図にも載っており先のに比べると規模も少し大きい。こちらの神社がメインなのだろうか?ボクがワ . . . 本文を読む
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ワンダースポットへ Go!31⇒弓削法皇神社(熊本県)

2010-11-16 | ワンダーゾーンの世界
九州に入り熊本の山間部にあるワンダーな神社・柴立姫神社に行ったことは昨日の通りで、ボクはそのままその流れで北へ向かい同じく熊本県の光の森駅というところで下車をした。なぜなら同じようなワンダーな神社がそこにもあるからだ。時間もないのでボクはそのままタクシーに乗ってお目当ての神社に向かわんかなと。運転手に弓削神社をと言ってもなぜかピンとこない様子?事前にインターネットから地図をプリントアウトしておいた . . . 本文を読む
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ワンダースポットへ Go!30⇒柴立姫神社(熊本県)

2010-11-15 | ワンダーゾーンの世界
今日は変なものを訪ねた旅のお話。博多から熊本経由でお目当ての御神体を奉る神社がある一勝地へ、熊本からの九州横断特急は球磨川沿いに走る。山間部にどっしり流れる川、日常は東京で生活しているのでこんな贅沢な風景はお目にかかれない。かれこれ1時間近く乗っている間そうした景色が続くのでけっこう奥地に入ってきているんだろうと想像するが、なぜこうしたところに性器を奉る神社があるんだろうと思えてきた。ところで九州 . . . 本文を読む
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映画「美しき虜」(主演:ペネロペ・クルス)

2010-11-13 | Weblog
■製作年:1998年/スペイン■監督:フェルナンド・トルエバ■出演:ペネロペ・クルス、アントニオ・レシネス、ロサ・マリア・サルダ、ホルヘ・サンス、ロレス・レオン、サンティアゴ・セグラ、他   今週はスペインが誇る美人女優ペネロペ・クルス三昧となっています。今日の映画はスペイン版アカデミー賞と言われているゴヤ賞最優秀作品賞、主演女優賞を1999年に受賞している「美しき虜」です。内容はナ . . . 本文を読む
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映画「オール・アバウト・マイ・マザー」(主演:ペネロペ・クルス)

2010-11-12 | Weblog
■製作年:1999年/スペイン ■監督:ペドロ・アルモドバル  ■出演:セシリア・ロス、マリサ・パレデス、カンデラ・ベニャ、アントニア・サン・ファン、ペネロペ・クルス、他 昨日に続いてペドロ・アルモドバル監督の作品でペネロペ・クルスが出演している映画「オール・アバウト・マイ・マザー」を見ました。アカデミー賞外国語映画賞などを受賞している名作としても名高い映画です。メインを張るのはセシリ . . . 本文を読む
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映画「ボルベール<帰郷>」(主演:ペネロペ・クルス)

2010-11-10 | Weblog
■製作年:2006年、スペイン ■監督:ペドロ・アルモドバル ■主演:ペネロペ・クルス、カルメン・マウラ、ロラ・ドゥエニャス、ブランカ・ポルティージョ、他本日もペネロペ・クルスが主演した映画を見たので、それについて書きたいと思います。本来、ペネロペ・クルスのようなラテン系の美人はボクのタイプではないのですが、彼女の醸し出す神々しさは、好みとかそういったレベルを超えて惹かれるものがあります。彼女を見 . . . 本文を読む
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映画「バンディダス」(主演:ペネロペ・クルス)

2010-11-09 | Weblog
■製作:2006年 仏・メキシコ・米■脚本:リュック・ベッソン ■監督:ヨアヒム・ローニング■出演: ペネロペ・クルス、サルマ・ハエック、サム・シェパード、スティーブ・ザーン、他 今この瞬間のボクにとっては注目の女優ペネロペ・クルスが主演した映画です。見終わって知ったのですがこの作品は日本未公開であったそうですが、脚本をあのリュック・ベンソンが担当しています。映画は完全なエンタテイメント仕上げで . . . 本文を読む
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