今夏に巡った平将門ツアーの最後です。筑波エキスプレスの守谷で下車し、バスで坂東市、関東鉄道常総線で石下に行ったのですが、その守谷を起点に石下と反対方向に同じ関東鉄道に乗り平将門の関連史跡に向かいまいた。
■海禅寺・平将門と七人の影武者の墓(守谷市)
守谷市にある海禅寺には「平将門と七人の影武者の墓」があるといいます。それを見ようと訪ねていったのですが、駅から遠いこと、まだかまだかと歩いた記 . . . 本文を読む
今年の夏に北関東にある平将門の史跡を巡ったことを続けてアップしています。今日は坂東市から常総市の石下に入りそこにある関連史跡に行ったことを書きます。
■将門公苑
平将門が本拠地としていた豊田館跡地が小さな公園として整備されています。将門のレリーフのほか一代記が記された記念碑も建っています。NHKの大河ドラマ「風と雲と虹と」についても書かれてあったのでその当時に建てられた?ものかもしれません。
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関東の大地霊・平将門に関する史跡が多い茨城県坂東市。そのいくつかの史跡を訪ねたのをアップしてきましたが、そこには将門の名を冠した名産品もあります。坂東・将門土産ですね。
■将門蕎麦
メインの商店街を一本路地を横に外れたところに、将門蕎麦があります。店内には鎧などが飾ってあったり。三段のセイロがその将門蕎麦です。お昼をここで頂きました。
「将門蕎麦」
住所:坂東市岩井4511-1
TEL:029 . . . 本文を読む
本日も引き続き茨城県坂東市の平将門に関する史跡を今年の夏に訪れた記録をアップしたいと思います。
■平将門公之像
坂東市の総合文化ホール「ベルフォーレ」の広場にある平将門のブロンズ像です。平成6年に出来たそうで一色邦彦という方の作とのこと。さっそうと馬に乗る姿gカッコイイ。いよ!坂東武者。
その像があるホールの建物の壁面にも将門を描いたレリーフがありました。
■石井の井戸
「 . . . 本文を読む
昨日書いたとおり、この夏に茨城県坂東市を中心に関東の大地霊・平将門ゆかりの史跡めぐりをしました。ですから、季節は冬になろうというのに写真と記憶は季節はずれの夏です。平将門について記事を書こうと思うまで半年の熟成期間が必要だったとご理解いただき…。
ということで本日は平将門を祀った「国王神社」です。国王とはすごい名前の神社があるものです。将門が反乱を起こし関東の地を制圧し“新皇”を名乗ったとい . . . 本文を読む
平将門に関するボクのブログ記事をスタートさせた時のテーマは、東京・大手町にある「平将門の首塚」でありました。実は、「平将門の胴塚」なるものがあるのを御存知か?それは茨城県坂東市にあるのです。この坂東市には、将門ゆかりの史跡がいくつか残っています。彼の拠点となった土地だから。将門に静かな興味を持っていたボクは、今の季節とは正反対の時期のことなのですが、ジリジリと太陽が照りつける夏の日にその坂東市へ行 . . . 本文を読む
寺山修司の代表作「田園に死す」、それが公開された当時の批評はどうだったんだろうかと昔の「キネマ旬報」を図書館で検索しました。
■■河野基比古「地獄の中の殺人未遂」■■
“観終わって、まず感じたことは作家寺山修司の立たされている苦境である。その息苦しさは、ほとんど危機を孕みながら、観客であるぼくをまきぞえにしようとする。”
“そういえば、この映画では最初から時間が壊れていた。”
“(ラストシ . . . 本文を読む
“我思う、ゆえに我あり”とはどこかで聞いたことがあるあまりにも有名な哲学者のフレーズ。思えば多くの芸術作品は、今ここの“私”を捜し求め、“私”という存在の存在証明を実感したいがゆえの試みてきた人生の断片であるように感じられる。現代芸術の世界となるとそれは何重もの捻じれを起こし、裏の裏、深読みに対抗した深読みで何もない空白なんてこともある皮肉な状況ではあるのだが。思えば、こうしてブログというプライベ . . . 本文を読む
■日時:2009年12月19日(土)、14:00~
■劇場:ザ・スズナリ
■原作:寺山修司
■脚色・構成・演出:天野天街
■音楽:J・A・シィザー
■芸術監督:流山児祥
■出演:大内厚雄、伊藤弘子、栗原茂、木内尚、流山児祥、他
不思議なお芝居であったというのが正直な印象です。舞台上で行われていることは、現在・過去・未来の時間は交錯しているし、空間は捻れるように歪んでいる。時空間が溶解し自在に変化 . . . 本文を読む
■放送:2009年1月24日、テレビ朝日
■監督:藤田明二
■出演:田村正和、沢口靖子、室井滋、小林稔侍、他
今年の1月にテレビ放送された松本清張原作のドラマ「疑惑」を見ました。(録画していました)それを見るにあたり、まず興味は北陸の毒婦とアダナされる鬼塚球磨子を演じるのは誰だろうかということです。やっぱり野村芳太郎監督による映画「疑惑」で、その役を演じた桃井かおりの印象が強烈ですし、ボクは同じ . . . 本文を読む
■製作年:1982年 ■配給:松竹 ■監督:野村芳太郎■主演:桃井かおり、岩下志麻、鹿賀丈史、柄本明、真野響子、他 映画化された松本清張の「疑惑」は、強烈な女の意地の張り合いという作品になっていました。兎に角、桃井かおりと岩下志麻の演技が凄い。その徹底した演技だけでも画面に釘付けになってしまうのに、 話の展開も彼女らに引っ張られるように緊張感を持続したままテンポもよく進んでいき、あっという間に映画 . . . 本文を読む
松本清張のこの小説は、とても怖ろしい作品であると読んで思いました。短い作品ですが実に多くのものがそこに含まれている、含蓄深い小説だなあと。そこにはマスコミが犯人を作り上げてしまう暴力、イメージが先行することによる思い込みや決め付け、人は稀薄な判断の上に立っていることを思い知らさせるような話です。そうした要素は冤罪を作ってしまう現代の装置のようなものかもしれません。
しかし、松本清張の小説の凄いと . . . 本文を読む
寺山修司について、本を読んだり演劇公演を見に行ったり、書いて書いて150記事となりましたので、本日はそのリンク集です。
僕は知らない寺山修司NO.101⇒寺山修司没後25周年記念 福島泰樹短歌絶叫コンサート
僕は知らない寺山修司NO.102⇒「寺山修司の墓 夭折者の系譜」福島泰樹(彩流社)
僕は知らない寺山修司NO.103⇒「身毒丸」(1995年・2002年)
僕は知らない寺山修司NO.104⇒ . . . 本文を読む
寺山修司の戯曲「花札伝綺」には<死>に関するメタファーが夥しい。<死>をテーマとしたゴシック感覚も溢るる作品となっている。そこに登場する人物で、<墓場の鬼太郎>なる泥棒がいる。彼の台詞ではないが戯曲にはこんな台詞が出てくる
“私の親しい友人たち、と申しましても皆、死んだ者ばかりでございますが……彼らが言いますんは、冥土もなかなか住みよくなった、心には何患いもなく、労働もせず、苦痛も知らず、まるで . . . 本文を読む
■日時:2009年12月12日(土)、14:00~
■作:寺山修司
■演出:高田百合絵
■出演:常川博行、丸岡達志、成田佳奈子、くら、他
この同じ劇場「タイニィ・アリス」で奇しくも1年前のGWに同じ戯曲である寺山修司の「花札伝綺」をOSAKAテラヤマと題して末満健一が演出した作品を見たことがあります。そして今回上演するのは「快楽のまばたき」という劇団。まだ2回目の公演なのでキャリアがそんなにある . . . 本文を読む