■製作年:2003年■監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ■出演:ショーン・ペン、ナオミ・ワッツ、ベニチオ・デル・トロ、シャルロット・ゲンズブール、メリッサ・レオ、他
アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督の映画「アモーレス・ペロス」が想像していたより数段よかったので、2作品目にあたる「21グラム」を期待して見ました。そしたらこちらの作品も「アモーレス・ペロス」に負け . . . 本文を読む
■製作年:1999年
■監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
■出演:エミリオ・エチェヴァリア、ガエル・ガルシア・ベルナル、ゴヤ・トレド、アルヴァロ・ゲレロ、他
1ヶ月以上前に映画館で観た映画「 BIUTIFUL ビューティフル」、これが中々の骨太な作品でありました。監督のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥは、私は初めて聞く名前でした。(ここ数年は映画見ることがな . . . 本文を読む
→新宿武蔵野館にて
■製作年:2010年
■監督:アンドリュー・ラウ
■出演:ドニー・イェン、スー・チー、アンソニー・ウォン、木幡竜、他
今私中で光り輝く映画スターの一人、ドニー・イェンの最新劇場公開作「レジェンド・オブ・フェスト 怒りの鉄拳」を見ました。この映画の主人公チェン・ジェンはかつてブルース・リーが「ドラゴン 怒りの鉄拳」演じた架空のヒーローであると . . . 本文を読む
→下高井戸シネマにて
■製作年:2010年■監督:ダニー・ボイル■出演:ジェームス・フランコ、アンバー・タンブリン、ケイト・マーラ、他
映画「127時間」を見ました。最近はミニシアターへ行くことが多く、このブログもいつのまにか映画中心に変化してきているのですが、この「127時間」はいろいろなところでロングラン上映されているように感じていました。家の比較的近くにあって、ミニ . . . 本文を読む
→新宿武蔵野館にて
■製作年:2011年
■監督:ジョン・カーペンター
■出演:アンバー・ハード、メイミー・ガマー、ダニエル・パナベイカー、ローラ=リー、他
ジョン・カーペンター監督、懐かしい名前です。その名前を知ったのは今から30年以上も前のこと。当時公開されたカーペンター監督による映画「ハロウィン」や「遊星からの物体X」は強烈なインパクトを残しました。特に「遊 . . . 本文を読む
■日時:2011年9月17日(土)、14:00~
■劇場:タイニィ・アリス
■作:寺山修司
■演出:高田百合絵
■出演:ララリーヌ、高田百合絵、阿川雄輔、平木大士、山田喜秋、他
劇団「快楽のまばたき」による寺山修司原作の演劇公演「大山デブコの犯罪」を見た。大山デブコ、私はこのお芝居の中で何度も連呼されるその名前について考えていた。思うに彼女は名前からしていくつかの負を背負 . . . 本文を読む
台風が首都圏も襲い各種の交通機関がストップしやっとこさ帰宅することができました。それとは関係ないのですが、今日は上野の東京国立博物館で開催中の「空海と密教美術展」を見に行ったことを書きます。この展覧会を見に行く前にすこしばかり密教のお勉強をしたのはこれまで記事にしてきた通りです。若い時分に密教のマンダラに代表される神秘的な部分に興味を持ち、これまで何度か関連書物を読んでみたけれど途中で挫折してしま . . . 本文を読む
夢枕獏の長編小説「沙門空海唐国のにて鬼と宴す」(全4巻の大作である)を読みました。文庫本にて全4巻の読みごたえタップリの作品です。驚くのはこの小説を仕上げるまでになんと17年の年月がかかっていること、びっくりです。連載する本がが変わりながらも書き続ける執念。この小説に書かれている時間は、空海が唐に留学していた2年間のことを書いているものの、奇っ怪な事件に巻き込まれていく時間はおそらく1年も満たない . . . 本文を読む
今日の記事は、先日アップしたNHK人間講座「空海 平安のマルチ文化人」(2003年放送)を講義した頼富本宏先生におよる密教をテーマとした新書の、ただただ“まとめ”です!
「密教 悟りとほとけへの道」頼富本宏(講談社現代新書)
1.密教の不思議な魅力
(1)さまざまなアプローチ①生命肯定の思想として ②直接参加の実践行法として ③芸術的なアプローチ(マンダラ . . . 本文を読む
■製作年:1984年
■監督:佐藤純彌
■出演:北大路欣也、加藤剛、小川真由美、西郷輝彦、森繁久弥、他
北大路欣也が空海を演じている映画です。テーマが宗教なのでプロパガンダというか布教というか啓蒙というかそうした側面があることは否めない映画です。その映画が公開されたのは1984年、当時私はそれを見に行こうかまよった記憶があります。その時分の私にとってロードショーの料金は高く感 . . . 本文を読む
司馬遼太郎の「空海の風景」が面白かったのでネットで調べてみるとNHKが過去にこの作品をテーマに大型番組を作っていて、それがDVD化されていることがわかりました。文字だけでは感じられなかったことや、もう一度司馬遼太郎の世界を味わってみたいとそのDVDを購入しました。
映像は空海が讃岐で修業したとこらから遣唐使として入唐、帰国して東寺に立体マンダラを作ったりや高野山を開山したその足跡 . . . 本文を読む
昨日に続きNHKで過去に放送された人間講座「空海」に関して、テレビを見ながらまとめたメモをアップします。
≪NHK人間講座「空海 平安のマルチ文化人」頼富本宏≫
■第5回「高野山と東寺~空海密教のトポス~」
高野山は標高850メートル、東西6キロ、南北2キロの山上盆地の一大宗教都市である。
816年、空海は嵯峨天皇に真言密 . . . 本文を読む
あらためて今、伝説の僧・空海に興味が出てきた。というのも東京国立博物館で展覧会が開催されているからだ。それに合わせて空海を知るのもまた楽し、というところ。何かを興味のきっかけとして自身の知識を枠を広げるのはわりとやりやすいというか…。まず最初は難しい本にあたるよりはビジュアルから入ったほうが入りやすいと、例によって録画バカ?の私は2003年にNHK教育テレビで放送していた「人間講座」 . . . 本文を読む
今日は昨日アップした司馬遼太郎の「空海の風景」が面白かった。その本を読みながら赤線を引きたくなった箇所の文章をピックアップしたものをまとめました。
“空海はさらにぬけ出し、密教という非釈迦的な世界を確立した。密教は釈迦の思想を包摂しはしているが、しかし他の仏教のように釈迦を教祖とすることはしなかった。大日という宇宙の原理に人間のかたちをあたえてそれを教祖としているので . . . 本文を読む
司馬遼太郎の「空海の風景」を読みました。自称、本を読むのが好きな私なのですが実は司馬遼太郎の本を最後まで読了したのは、初めてでありました。面白くっていっきに読んだのですが、遅まきながら彼の作家としての偉大さ、知的巨人さに敬服させられたというのが何よりも印象として残りました。私は学生の頃にユングという深層心理を提唱した学者に興味を持ち、そこからマンダラを知り、そのマンダラを宗教的な装置としている密教 . . . 本文を読む