○〇549の6『自然と人間の歴史・日本篇』 消費税増税の賛否(諸説の紹介・反対論)

2019-03-18 21:05:25 | Weblog

549の6『自然と人間の歴史・日本篇』 消費税増税への賛否(諸説の紹介・反対論)

5.  消費税増税への賛否(諸説の紹介・反対論)

(1)初めに消費税増税ありきではなく、他の方法で増収を図るべきなどの提言。今回の消費税増税への直接的な反対を表明しているものは多くないものの、論旨からは反対が読み取れるものが少なくない。

①法人税と所得税の累進化を強める。不公正な租税特別措置にメスを入れる。

②金融所得への税拡張すべし。資産の格差に鑑みても、これを縮減するため、富裕者の資産に対し課税を強化すべきである。過去には、「富裕税」の新設も盛り込まれ、1950年度に創設されてもいた。2019年度の税制改革大綱を取りまとめる際、議論があったものの、政府与党は株価への影響などを考慮して見送った経緯がある。

③外国税額控除の廃止などで多国籍資本への対応をすべきである。

④外貨準備や大企業の自由貯蓄など、投資に使われていない遊休資産への課税も検討すべきだ。

⑤さらに、「小さな政府」を主張する立場からのものがあろう。彼らの究極の本音とは、ひょっとしたら、その盟主であったフリードマンの考え(「負の所得税」)以上のところにあるのだろうか。(追記の予定)

(2)明確に、今回の消費税増税に反対するもの(追記の予定)

①積極財政で国民のための税収を賄う。

②歳出の削減を行う。もしくは、消費税に頼らずにやっていけるだけの歳入の確保を行う。

(続く)

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