goo blog サービス終了のお知らせ 

株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

掉尾が凍てつく

2006-12-25 11:28:10 | 株に出会う
アメリカが下げても日経が反応しないのは、ようやく資金が日本に回ってきているその腰まで折っては行けないという深謀遠慮でしょうが、新興市場はもとよりそうした世界の大きな相場観には縁遠く、金曜日の後場が最後の「掉尾の一振」であったようです。週末を挟んで、その肝心の「尾っぽ」が凍てついたようです。誰か早く解凍しないことには、後今日を入れて3日です。そのまま越年させて正月に生き返らせようたって、それは医学経済的?な観点からは無理でしょう。

マザーズ指数のOSCは-8%の46%、ヘラクレス指数のそれは-9%の42%と、チョイと落ち方が顕著になってきました。明日までに損切りすれば、税金が返ってくるそうですが、元来今年プラスで推移している方が少ないのに、更にその損失を膨らますようなことをしても、あまり意味がないかと思います。余程来年の「大勝ち」が見えている方は、今年の損失をあえて膨らませておくことは意味がありそうですが、そうでないかぎり、税務申告のためだけに、底値近辺まで来ている株をわざわざ売ることもないでしょうに。

3814アルファックス・フード・システムなどまさにその典型です。まさに上場来安値水準です。今売っている人は、上場後の3日間の安値で拾った方以外には儲けが出ていない筈です。この出来高では上場前から持っていたファンドなどが売っている訳でもあるまいし、よく理解できません。ASPサービスという利益率のいいインターネットビジネスをしている会社としてのPER26倍はそう高くはないと思います。

それに対して、例えば3230スターマイカは、確かに下げておりますが、11月13日には277Kという安値を付けております。上場来安値は189Kです。そこからはまだかなりの高値水準であり、不動産流動化銘柄にしては48倍のPERは買われすぎとも言えます。ここの社長が元いた2337アセットMはたったの15倍です。

そうしたPER妙味から、またまたMM銘柄の6163H&Fをその値動きの激しさ?に魅了されて1155円で買ってしまいました。少しは何か仕掛けないと面白くもありませんので。

しかし、全く意表を突かれてしまいましたが、9813トッキに突然、欲の皮が5センチほども突っ張った「保護救援団体」が現れたようです。もちろん贋の保護団体です。皆さん、この絶滅種をオークションにでも出せば良いお年玉にでもなると思って、この朱鷺株の買いに大挙して押しかけたようです。新しい「繁殖策」の正式発表は12月22日だったのに、どこで皆さん聞きつけてきたのでしょうね。今からノコノコと押しかけても朱鷺(時)ならぬこの絶滅種の争奪戦に巻き込まれ、一羽でも掴んだ方が逃げる時の、その逃げ足の臆面のなさに踏んづけられて、思わぬ怪我をするかも知れません。この毎年の師走によく現れる「エセ救援団体」の騒ぎに対しては、安全なところからの高みの見物が良いかと。

まあ、もう年の瀬です。今更焦ってお小遣いを稼ごうと欲張らずに、持株を見定めながら売りサインが出たら売る、そうでないと持ち越してみるという楽な気持ちで後場に臨みたいと思います。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 明日の注目銘柄(12.25... | トップ | 明日の注目銘柄(12.26... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

株に出会う」カテゴリの最新記事