市場概況（６．２０．１２）

６月２０日（水）の市場概況です。 先物は午後３時１５分現在。 下に２０日の海外市況

◆日経先物：８７４０円（＋９０円）ＯＳＣ６１％（＋７％）６月４日のＯＳＣ４５％、終値８２９０円から切り返し中。　ＲＳＩは５４％（＋４％）
◆日経平均：８７５２円（＋９６円）ＯＳＣ５８％（＋－０％）６月４日のＯＳＣ４６％、終値８２９６円から切り返し中。　ＲＳＩは５７％（＋６％）
◆ＴＯＰＩＸ：７４７（＋１３）ＯＳＣ６２％（＋３％）６月４日のＯＳＣ４５％、終値６９６ポイントから切り返し中。　ＲＳＩは６１％（＋６％）
◆マザーズ指数：３４０（＋７）ＯＳＣ６９％（＋－０％）５月２８日のＯＳＣ３１％、終値３０４ポイントから切り返し中。ＲＳＩは６９％（＋４％）

◆騰落レシオ（２５日間）
　東証１部：１０４．１８％（＋１１．０７％）－６月２０日現在。
　マザーズ：１０７．３７％（＋３．４％）－６月２０日現在。

先物はＳＱ値の８６１３円を昨日も割り込むことはなく反発。しかし、そろそろ頂上は近いようです。７割の銘柄が１０日高値移動平均値を超えてきました。（７５日移動平均値超えはまだ２２％）これでＦＯＭＣで何も出なければ下がるのでしょうが、ほどほどのネタしかでなければ、材料出尽くし感から利益確定の動きが出るのでしょう。そこに何か、欧州情勢で緊急ニュースが飛び込めば、すべてのシナリオはおじゃん。。

【以下は２０日の海外市況】

◆ドル・円：７９．５４円（＋５８銭）ＯＳＣ５２％（＋９％）６月１日のＯＳＣ３６％、終値７８．０円から円安トレンド継続中。ＲＳＩは６４％（＋１５％）－２０日現在。
◆ユーロ・ドル：１．２７１ドル（＋０．００２ドル）ＯＳＣ５５％（＋８％）ＲＳＩは７３％（＋１％）５月３０日のＯＳＣ２４％、終値１．２３７ドルからユーロ高継続中－２０日現在。
◆ＵＳドルインデックス：８１．５８（＋０．２１）５０ＭＡ（８０．８３）を目指して下落中。－２０日現在。
◆１０年債利回り：１．６５％（＋０．０１％）５０ＭＡ（１．８％）を割り込み、下落トレンド線上で停滞中。
◆米３ヶ月国債：０．０９％（＋－０．０％）対１０年債スプレッド：１．５６％（＋０．０１）３％切ると要注意。
◆ＮＹダウ：１２８２４ドル（－１３ドル）ＯＳＣ６３％（＋８％）ＲＳＩは６４％（＋－０％）６月５日のＯＳＣ３９％、終値１２１２８ドルから切り返し中。
◆ナスダック：２９３０ドル（＋－０ドル）ＯＳＣ６６％（＋９％）、ＲＳＩは６２％（＋２％）５月１８日のＯＳＣ２２％、終値２７７９ドルから切り返し中。
◆ＤＡＸ指数：６３９３（＋２９）ＯＳＣ５８％（＋８％）ＲＳＩは５８％（＋３％）、６月５日のＯＳＣ３５％、終値５９６９から切り返し中。
◆上海総合：２２９３（－８）ＯＳＣ４５％（－６％）ＲＳＩは３３％（＋－０％）６月８日のＯＳＣ３０％、終値２２８１からまだ切り返し中。
◆ＶＩＸ指数：１７．２４（－１．１４）５０ＭＡ（２０．４８）の下値抵抗線を一気に割り込み下落中。
◆ＣＲＢ指数：２７３（－４）５０ＭＡ（２８８）を割り込んで落下してから揉み合い中。
◆ＷＴＩ原油先物：８１．０８ドル（－３．１７ドル）５０ＭＡ（９４．０６ドル）をも割り込んで急落して揉み合い中。
◆ＮＹ金：１６０９ドル（－１１ドル）５０ＭＡ（１６１４ドル）をまた割り込む。
◆セミコンダクターインデックス：３８９（＋４）２００ＭＡ（３９０）の下値抵抗線を突破し急落するも再度の奪還間近。
◆シカゴＣＭＥ（円建て）：８８００円（＋６０円）

ＦＯＭＣを控えてじり高傾向だった株式市場に、ツイストオペの継続（国債）だけの声明では失望売りがかさんだのもやむを得ません。ＶＩＸ指数の乱高下は、その後メルケル首相がＥＦＳＦでの国債購入の可能性について示唆したための、相場の戻しですね。

市場はいつもその時々のテーマを求めております。同じテーマを共有しないと、あるイベントの結果で相場がメチャクチャに動き、アナリストなどと言われる人々が食いっぱぐれます。そこを中央銀行やら政府要人はうまく立ち回ることが、実は社会の上部での金融リテラシーかなとも思います。

その点、日本の政府要人は、このリテラシーがほとんどないように見受けられます。ＢＳフジのプライムニュースに出ていた、民主党の小沢氏に近いＹ氏は、消費税を上げれば大恐慌が起きると断言しておりました。大恐慌の可能性はユーロ危機からしかありえませんが、こういうとんちんかんな意見を持つ勢力がまだまだ日本の政治家に多いようですね。