今日は、日経平均を始めとする主力市場は反落。
日経平均のOSCは前日比-4%の41%です。RSIも-8%の50%で1月29日の43%からの日柄調整がまだ済んでいない様子。
VR改は81%と100%を切り、2月2日の71%以来の低さ。12月22日は43%は10月30日の42%と並ぶ数字です。
もう1段の下げは見ておいた方が良さそうです。
但し、上げたり下げたり日替わりで動くので、皆さん、目眩ましにあっているのではないかと思います。
そこで今日は、ちょっと気になる「売られすぎ」あるいは「買われすぎ」の状態を推し量るパラメーターについてご紹介したいと思います。
日経平均は今日は-255円です。チャートではよく分かりませんが、筆者が採っている指数値は、いわゆる真の安値・真の安値を調整したラリー・ウィリアムズ方式とも言える値です。
この指数値と実際の前日比の終値との差分との乖離を見て、今日の日経平均の「XXX度」を補正する必要があります。
では実際に見てみましょう。
今日は255円安に対して、実は指数値は588円安をマークしております。実に倍以上売られすぎ状態と言えます。
売られすぎたからといって、翌日反転するほど相場は甘くはありません。
実際、2月18日のー56円に対して指数値は-324円でしたが、翌日も更に218円安に沈んでおります。この時は、2月16日のOSC75%をピークにして下降局面でした。
では、OSCが今日と同じ41%をマークした1月29日あたりの指数値を見てみましょう。1月29日-534円安でしたが、指数値は-657円でした。少しだけ売られすぎだった訳です。その後、OSCを切り上げながら2月16日のOSC75%まで上げていきます。この過程で、2月9日は40円ほど上げ過ぎ、2月10日は200円ほど上げ過ぎでした。そして、2月12日に-43円安と一息ついたのですが、この時は90円ほど下げすぎでした。その後2月16日に30715円の最高値をマークする訳です。
ここから言えることは、OSCが底値を打つ段階では、「下げすぎ」局面が現れるということです。今日の-255円対-588円が、その下げ過ぎ時に現れるシグナルかどうか?
テクニカルに見る限り、かなり底に近づいているようですが、まだVR改やRSI値に下げ余地を残しており、海外の動向次第ではもう一波乱ありそうです。
以上、言葉で書きましたが、実際のエクセルファイルは、「Brain」購入者の方にはアップロードしておきますので、T列の「指乖離」というところに赤字でチェックしたところが上述のターニングポイントとなる数字ですのでご確認下さい。
この指数値乖離の見方は、個別銘柄の売られすぎ、買われすぎの判断にも役立ちます。