テクニカル用語の簡単解説
ついに11000円割れを演じた10月3日(金)の市場概況です。 赤字部は4日朝更新
・日経先物:OSC38%(-3%)8月5日の35%以来の低さ。底割れ。
・日経平均:OSC30%(-6%)完全なる底割れ。
・日経平均指数値倍率:92(+2)9月24日の83から上昇中(値段は下降)。
・TOPIX:OSC34%(-6%)7月16日の29%以来の低さ。底割れ。
・マザーズ指数:OSC28%(+2%)OSCは反転するも底割れ。
・ヘラクレス指数:OSC29%(-4%)7月17日の28%以来の低さ。底割れ。
・国債先物:OSC35%(同値)51銭高。9月30日の28%から切り返す。
・ドル・円:105.28円(5銭の円高)OSC49%(同値)9月29日の46%から切り返し中。更新
・日経先物イーブニングセッション:10970円(大証終値比+10円)
・シカゴCME日経先物:10920円(大証終値比-40円)更新
・NYダウ:10325ドル(-157ドル)OSC42%(-4%)9月29日の39%に収斂中。既に底抜け。更新
予定通りに、日経平均ノックイン債の標的である10958円をノックアウトしました。今頃、欧米投資銀行の残党達は祝杯をあげていることでしょう。
日経平均が18000円位の時に、勧められるまま日経平均がこの値段まで落ちない限り元本保証の高利回りだとか何とか言われて、なけなしの退職金などを投じたお年寄りがいたとすれば、今頃青ざめていることでしょう。こうした胴元が儲かる仕組みの商品など、お年寄りに分かるはずもありません。筆者も年初の暴落の時に、ノックイン債の仕組みを色々と調べましたが、さっぱり理解不能でした。
まあ、変な喩えですが、時ならぬ洪水が来た時、安心と思った自分の背丈よりも高い堤防が決壊して、怒濤のごとく泥水が住宅地に流れ込むという悲劇が時々ありますが、その泥水が、実は、彼ら投資銀行の濡れ手の泡の黄金の水なのです。
であれば、何としても決壊させたいと思うのが、彼ら狼たちの狙いでした。転んでもただで起きないどころではなく、転んで一攫千金のシステムがノックイン債の正体だったのです。
まあ、金融がよく分かっていない筆者がこれ以上書くと、お前の浅薄な知識で何をほざくかという非難が、アレンジャー諸氏から来そうですので、止めにしておきます。
ノックイン債については、年初のロイターの記事が比較的分かりやすいので、参考までに載せておきます。
この後、1万円割れの9412.17円まで続々とノックアウトを待っておりますので、呉々もご用心を。
-------4日朝のコメント-------
金融安定化法案の下院での可決後にドル・円もダウも急落。しかし、法案の成立期待とやらで、雇用統計の予想以上の悪化をものともせず、ダウは一旦325ドルも上げ、可決後にそこから470ドルも下げるとは、全くニュースを餌にマネーゲームに興じている様が良く浮かび上がっております。
この上げ下げには、まともな論理的な必然性が何もありません。市場は1つのテーマに収斂し、それしか見ない時期があり、そのテーマが終了すると、それ以前には見えなかった、あるいは無視していたテーマを誰かが担ぎ出し、今度はそのテーマに収斂していくという、不可思議な特性を持っているようです。
夕暮れの空にたまに見かける鳥の集団は、綺麗なV字型を構成して飛んでおりますが、先頭の1羽を除いて、残りの鳥は自分のすぐ側の鳥の位置関係だけを彼らのレーダーで計りながら飛翔しているようです。
この集団飛行に似ているようですが、唯一異なる点は、鳥たちは決して仲間達を傷つけたり殺したりしないのに対して、人間達が演じる市場では、必ず相手を傷つけ殺すことによって自分が生き残る(儲ける)ことをしている点です。
一体、どちらがより良い文化を持っているのか?
1929年の恐慌の後は第二次世界大戦に突入です。鳥が世界大戦をするものか!!!
なお、昨日の「世界経済で今起こっていることの確認」の記事に、国際金融市場での資産残高の日米欧の割合を載せておきました。最後の注)参照。
ついに11000円割れを演じた10月3日(金)の市場概況です。 赤字部は4日朝更新
・日経先物:OSC38%(-3%)8月5日の35%以来の低さ。底割れ。
・日経平均:OSC30%(-6%)完全なる底割れ。
・日経平均指数値倍率:92(+2)9月24日の83から上昇中(値段は下降)。
・TOPIX:OSC34%(-6%)7月16日の29%以来の低さ。底割れ。
・マザーズ指数:OSC28%(+2%)OSCは反転するも底割れ。
・ヘラクレス指数:OSC29%(-4%)7月17日の28%以来の低さ。底割れ。
・国債先物:OSC35%(同値)51銭高。9月30日の28%から切り返す。
・ドル・円:105.28円(5銭の円高)OSC49%(同値)9月29日の46%から切り返し中。更新
・日経先物イーブニングセッション:10970円(大証終値比+10円)
・シカゴCME日経先物:10920円(大証終値比-40円)更新
・NYダウ:10325ドル(-157ドル)OSC42%(-4%)9月29日の39%に収斂中。既に底抜け。更新
予定通りに、日経平均ノックイン債の標的である10958円をノックアウトしました。今頃、欧米投資銀行の残党達は祝杯をあげていることでしょう。
日経平均が18000円位の時に、勧められるまま日経平均がこの値段まで落ちない限り元本保証の高利回りだとか何とか言われて、なけなしの退職金などを投じたお年寄りがいたとすれば、今頃青ざめていることでしょう。こうした胴元が儲かる仕組みの商品など、お年寄りに分かるはずもありません。筆者も年初の暴落の時に、ノックイン債の仕組みを色々と調べましたが、さっぱり理解不能でした。
まあ、変な喩えですが、時ならぬ洪水が来た時、安心と思った自分の背丈よりも高い堤防が決壊して、怒濤のごとく泥水が住宅地に流れ込むという悲劇が時々ありますが、その泥水が、実は、彼ら投資銀行の濡れ手の泡の黄金の水なのです。
であれば、何としても決壊させたいと思うのが、彼ら狼たちの狙いでした。転んでもただで起きないどころではなく、転んで一攫千金のシステムがノックイン債の正体だったのです。
まあ、金融がよく分かっていない筆者がこれ以上書くと、お前の浅薄な知識で何をほざくかという非難が、アレンジャー諸氏から来そうですので、止めにしておきます。
ノックイン債については、年初のロイターの記事が比較的分かりやすいので、参考までに載せておきます。
この後、1万円割れの9412.17円まで続々とノックアウトを待っておりますので、呉々もご用心を。
-------4日朝のコメント-------
金融安定化法案の下院での可決後にドル・円もダウも急落。しかし、法案の成立期待とやらで、雇用統計の予想以上の悪化をものともせず、ダウは一旦325ドルも上げ、可決後にそこから470ドルも下げるとは、全くニュースを餌にマネーゲームに興じている様が良く浮かび上がっております。
この上げ下げには、まともな論理的な必然性が何もありません。市場は1つのテーマに収斂し、それしか見ない時期があり、そのテーマが終了すると、それ以前には見えなかった、あるいは無視していたテーマを誰かが担ぎ出し、今度はそのテーマに収斂していくという、不可思議な特性を持っているようです。
夕暮れの空にたまに見かける鳥の集団は、綺麗なV字型を構成して飛んでおりますが、先頭の1羽を除いて、残りの鳥は自分のすぐ側の鳥の位置関係だけを彼らのレーダーで計りながら飛翔しているようです。
この集団飛行に似ているようですが、唯一異なる点は、鳥たちは決して仲間達を傷つけたり殺したりしないのに対して、人間達が演じる市場では、必ず相手を傷つけ殺すことによって自分が生き残る(儲ける)ことをしている点です。
一体、どちらがより良い文化を持っているのか?
1929年の恐慌の後は第二次世界大戦に突入です。鳥が世界大戦をするものか!!!
なお、昨日の「世界経済で今起こっていることの確認」の記事に、国際金融市場での資産残高の日米欧の割合を載せておきました。最後の注)参照。