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株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(10.30.08)

2008-10-29 21:37:28 | 明日のモニタリング銘柄
欧米市場は、独DAXとダウ先物が安く、英FT100と仏CAC40は高くなっており対照的な動きです。ドル・円は97円台で、場が終わってからは円安方向へ若干振れております。

今晩のアメリカは9月の耐久財受注とFOMCでの政策金利決定です。0.5%の利下げを市場は織り込んでおり、これで1%の水準となります。日銀の0.5%と遜色ありません。

いずれゼロ金利にするのかも知れません。問題はじゃぶじゃぶとお金を市場につぎ込んだは良いが、その後の余剰マネーの「反乱」まで中銀は考える余裕を既に失っていることです。それは、マネーが増えて価値が下がると、持っていても下がる一方ですので、何かに矛先が向かう性格を持っているということですね。

さて、日本市場はようやく立ち上がりかけているところです。日経平均のOSCは45%ですが、このところの最高値の47%を越えることができるのかどうかが焦点です。明日もし調整しても40%前後までの調整ならまだ騰勢がキープされていると判断できます。

もし、47%を越えれば後は9月26日にマークした56%近辺までは上昇する可能性も出てきます。

まあ、あえて予想するなら、明日は調整日となる公算が大ではないかと思います。この2日でOSCを10%も上げているのは、少々全力疾走し過ぎのためです。

そこで、明日のモニタリング銘柄です。

1.2792ハニーズ
 あの10月10日でも上げた不思議な株。しかし、今回のリバウンドには頑固に反応せず。まともな予想が当たらない、臍曲がり株と言うべきか?

2.5302日本カーボン、5301東海カーボン
 両方とも奇しくも25日移動平均線からの乖離が-23%です。東海カーボンは31日が3Q決算であることに注意。日本カーボンは先日好業績を発表した、その時に仕込んだ方の戻り売りのせいか、この地合で低迷中。

3.9020東日本旅客鉄道
 内需代表銘柄だけのことはあります。この地合で逆行安。JR東海の減益が影響したのでしょう。しかし、あちらは高価な新幹線中心。こちらは首都圏の駅中が繁盛の安定事業。ここからまだ滑落の危険性はありますが、10月10日以来の指数値倍率にもなっております。ギリギリのところで滑落しない状態で粘っております。

4.4521科研製薬
 どうにも魅力あるポジションにある株が少なく、ついにこの仕手性の強い株に手を染めてしまいました。730円で下げ止まるかどうか。ジリジリと下げているだけに少々たちが悪いのかも知れません。

5.6023ダイハツディーゼル
 地味ながら10日の高値平均まで戻しております。

これ以外でも、2001日本製粉、6706電気興業、2004昭和産業、7956ピジョン、3401帝人、9783ベネッセ、4088エア・ウォーター、6594日本電産、7701島津製作所、6326クボタ、2651ローソン、8178マルエツ、7203トヨタ、5401新日鐵、2914JT、4502武田薬品、2413ソネットM3、8697大証、2175SMSの19銘柄が、10日高値平均値の近くに位置しております。

こうした銘柄から、調子のよさそうなものを選ぶのも手かと思います。

以上です。
 
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連チャンで計千円戻しはきついか

2008-10-29 11:23:57 | 株に出会う
どうしてもトレンドの延長線で人間は物事を考えてしまう悪い癖があるようです。

今日も上がるだろうとの予断がそれですが、確かに上がる時もあり、本来なら寄り天になると分かっていても、売りがなかなか決断できないもの。逆の時もそうです。

しかも、個別株は元気があったりします。例えば7974任天堂。同じようにストップ高に張り付いた5631日本製鋼所は、そこから何と73円も下落しました。

これまでの押され方は日本製鋼所の方が強かった筈です。

それから、途中から失速する銘柄もあります。5201旭硝子などその例。この株、一度落ちてから、地合に反発して580円レベルまで上げておりました。いわば、逆流をもろともせず上げたのです。

これは強いと感じた参加者は大勢いたはずです。筆者もその一人。そこで、前場の終盤に再度、戻しの気配を付けた575円で意を決して指しましたが、実はこれがいわゆる騙しでした。見事な騙しです。但し、これは下で拾おうとする方の深謀遠慮かも知れません。

こうなると、先日ご紹介した本に書いていたように、上がるか下がるかの予想は全くできません。分かるのはボラティリティだけだと。

結局は、基本に立ち返って根気よく待つべきでした。それは、9983ファーストリテイリングのティックチャートをご覧頂ければ分かります。それこそ絵に描いたような山形になっております。

今日のような寄り天の日でも、こうした株をいち早く見つけて、ボラティリティのその日の法則を見つけて、然るべき場所で待ち受ける、という基本ですね。

旭硝子はVWAPが真横ですから、少々下げたところを拾っても勝ち負けはフィフティ・フィフティです。

と言う訳で、今日の前場はジリジリと円高が進行し、何よりも債券先物が上げて始まっており、米株価指数先物もずっとマイナスで終始しております。

要するにこれ以上買い上がる要素は何もないのが、前場までの状況でした。後場の始まりの雰囲気によっては、8000円を試しにいく局面まで覚悟しなければならないと思っております。

それまでに紆余曲折はあるでしょうが、それにしても自分の心理状態をいかに誤魔化すのかが実に難しいですね。放置しておくと穴ぼこにスッポリと入ってもがくこと必定。

これまでの長い生活で、自分の心理状態を下手に誤魔化すと、連れ合いに見事に見破られてきたそのトラウマが、素直に自分に従う、等という、相場で勝つためには邪魔にしかならない習性を身につけてしまったようです。

そうなると、あのジェイコム君、もし結婚すれば駄目になるかも。。。
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黄金分割比率の再計算値

2008-10-29 07:23:46 | 株に出会う
今の状況では、何も目安となる物差しはありませんが、強いて言うとフィボナッチ・リトレースメントという、自然現象にも共通して見られる尺度がもっとも頼りになるような気がします。

そこで、遊びがてらにチョイとこの黄金分割比率を見てみました。

◆日経平均

 7月24日の13603円から10月28日の6994円に対して

 日足の戻しの目途:9518円(38.2%戻し)
          10298円(50%戻し)

 もし、6月2日の14461円を高値にとると、

 日足の戻しの目途:9847円(38.2%戻し)追加
          10728円(50%戻し)追加

 週足の戻しの目途:11311円(38.2%戻し)

◆ドル・円相場

 8月15日の110.62円から10月24日の90.98円に対して

 戻しの目途:98.48円(38.2%戻し)
       100.8円(50%戻し)
       103.12円(61.8%戻し)

◆ユーロ・円相場

 7月21日の169.88円から10月27日の113.7円に対して

 戻しの目途:135.16円(38.2%戻し)
       141.79円(50%戻し)
       148.42円(61.8%戻し)

ユーロは8円も1日で戻しております。もうキチガイ相場です。何が起こるか皆目分かりません。この際、宇宙の摂理にでも従う以外にありません。
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市場概況(10.28.08)

2008-10-29 05:52:48 | 市場概況
テクニカル用語の簡単解説

後場の後半に怒濤の反発を見せた10月28日(火)の市場概況です。 赤字部は29日朝更新

◆日経先物:+570円、OSC45%(+12%)10月27日の33%から反発中。
◆日経平均:+459円、OSC40%(+5%)10月24日の33%から反発中。
◆日経平均指数値倍率:131(-8)
◆TOPIX:+37.6、OSC43%(+5%)10月24日の37%から反発中。
◆マザーズ指数:-1.44、OSC46%(+6%)10月8日の22%に吸い寄せられ中。
◆ヘラクレス指数:+12.43、OSC51%(+12%)10月27日の39%から反発中。
◆国債先物:137.25円(90銭安)OSC46%(ー3%)10月27日の49%から下落中。
◆ドル・円:97.92円(4円94銭の円安)OSC51%(+9%)10月22日の38%から切り返し中。(円安方向)更新
◆日経先物イーブニングセッション:7630円(大証終値比-100円)
◆シカゴCME日経先物:8110円(大証終値比+380円)更新
◆NYダウ:9065ドル(+889ドル)OSC54%(+11%)10月22日の42%から切り返し中。更新

いやはや、後場の後半からの円安の極端な進行に合わせて、最初は半信半疑の個別銘柄も、天を刺すような円安に度肝を抜かれ、恐らく、ドル・円での空売り筋の大急ぎの買い戻しと相俟って、最後の30分間はまさに、昨日までと違っての狂乱の上げでした。

何度かボックス圏での値動きがあったため、いくつかの銘柄での指し値を下に持っていったのが不正解。この後半の動きに全く乗れず。少々出遅れの感があった7974任天堂まで最後は200円での終了です。23500円での指し値は全く相手にもされず。

前場終了段階の予想は当たったものの、とどのつまりはしかとした確信がないため、予想倒れになりました。

但し、相場というのは極端にしかもランダムに動き回るということだけは、妙に納得できました。この上げが明日以降も一直線に続くと思わない方が良いと思っております。

しかし、日経平均で見ると、明日、7647円の24日の安値をギャップを空けて抜いて始まるようなら、8000円あたりまでの戻しは想定しておく必要がありそうです。OSCの40%というのは、この間の下落相場では50%超が頭打ちの数字ですので、後10%強の上げを見ております。

まあ、これで少し市場のオーバーシュートが是正してくれれば、総悲観状態が少しは後退するので、ある意味やりやすい面はあります。

但し、今日のこの後場の爆上げでも、日経平均の出来高は昨日とほとんど変わりません。まだ限られた面子同士のやりとりに終始しているようです。

-------29日朝のコメント-------

いやはや、一瞬先は闇ならぬ光でした。日銀が何と0.25%利下げするとの報道で、NYダウも大爆上げ。日経の先物は、一時1000円のストップ高。

2時台ではダウはまだ+180ドル程度の平穏な動きでした。

日銀の利下げの手があったとは、まさに虚をつかれました。

しかし、原油が昨日までは株式の上昇に伴って上げておりましたが、今日はむしろマイナスで終了。あくまでも需要の減速観測に則ってのものです。金も一方的なドル高で大きく下がるはずが、ほぼ円安に追随して値を崩しておりません。

こういうイベントの時は、常識的なセオリーとは逆の動きをすることがあるのですね。それは、つまり市場は次のことを優先して見ていることになります。

・日銀まで利下げをしなければならないほど世界経済は今後とも悪化するだろう。
・利下げは金利のつかない金には元来有利。
・利下げは当然株式の時価総額を上げるので株には有利。

そういえば、日銀が0.25%から05%に政策金利を上げた時にアメリカの住宅バブル崩壊の引き金を引きました。レバレッジがかかっていたヘッジファンドは、円キャリートレードの資金の金利が、実は「倍」となってあわてふためいたのが発端です。30倍のレバレッジをかけていれば、わずか0.25%の利上げでも7.5%もの金利負担増となります。

既にバブルが頂点に達しかけていた時、更に7.5%もの年間収益を上げ続けることが困難だったのです。

日銀が引き金を引いた世界のバブルですが、それを破裂させたのも日銀でした。そして、また日銀が新たな「事態」へと参画しようとする、この意味をきちんと理解しなければならないようです。

なお、本日発表の8月のケース・シラー住宅価格指数は、前月と同様の前年比の下落率(前年比-16.6%)でした。7月は-16.3%に修正。

また、コンファレンスボード消費者信頼感指数(10月)は、予想の52に対して38と大きく悪化。前回は61.4%でした。この楽観的な数字を出すコンファレンスボードまで、10月になってがらっと変わったこの世の風景を描写しました。
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