後場は電池関連銘柄が息を吹き返し始めておりました。実は昨日からマークしていた6937古河電池。前場の終わり頃から動意付いておりましたが、この株、買い板が随分と薄く5円から10円も開いており、とても買いにくかったので放置しておりましたが、後場の勢いはそれまでと一変。そうなると買い板もきちんと売り板と対峙するように綺麗に並んで来ました。あれよあれよの上昇でした。
この電池銘柄の復活劇の中、いつもそっと様子を見ている、空売りを得意とするあるデイトレーダーが、朝から某電池銘柄に売り一辺倒で全力勝負をしかけ、後場の終盤についに敗れ去ったとのブログ記事を見て、本人の心中を考えると胸傷むものがあります。立ち直ってくれれば良いが。。。
今日の後場の勢いは半端ではありませんでした。一旦リバウンドする体勢が出来かかっているものと判断しております。しかしランダム性に優れた株の世界です。こんな言辞は競馬の予想屋のようなものです。つまり、口から出任せ放題の大法螺吹きのようなものです。
ところで、少し脱線しますが、このランダム性のメカニズムを、スティーブン・ウルフラムという人が、次の3つに分類しております。
1.それまで秩序正しかったシステムに外部環境からランダム性が投入される。これを外因性ショックという。(ダウの結果やその日の株価材料など)
2.秩序正しくても、開始位置に非常に敏感なシステムがある。開始位置、つまり初期状態が少しでも秩序を欠いていれば、インプットは増幅プロセスによってランダムなアウトプットに変換される。これはカオス理論の領域である。(大口の寄り付きでの売りなど)
3.内部的に発生するランダム性。単純なシステムが、初期状態の変動に耐性はあるが、何のパターンも示さない単純なシステムを生み出しうること。(その株固有の需給バランスなど)
この3つのパターンが複合するのが株式市場です。まともに考えれば、株価の予想などというものをすること自体が意味を成さないとまで言えそうです。
そうはいっても、今更止める訳にも行かない明日のモニタリング銘柄です。たまに大穴を当てた時の快感だけを求めて、堕落には目をつぶり。。。
1.5991日本発条
1Qの進捗度が良く、翌日は100円高のストップ。今日でOSCは39%にまで下がり、スピード調整しております。どういう訳か、出来高も激減。一発当てた後に、残りのレースに儲けを突っ込み、ついに元の木阿弥になった競馬に似ております。明日は、一発バネ仕掛けで跳ねるのかどうか?
2.6810日立マクセル
これも7月30日にニッパツと同様な好決算を発表し、翌日は何と129円も上げました。しかし、その後は来る日も来る日も下げ続けております。何の因果か?まだOSCも下げ続け、前日比で-3%の45%です。やはり30%台への突入が必要かも知れませんが、そろそろ監視体勢を強めておいても良いでしょうね。
3.8316三井住友FG
金融株が総じて不調ですが、これはアメリカ発の現象ですので致し方ありません。そのアメリカがひと息つけば、リバウンドする体勢に最も近いのがこの株です。みずほは今日はいち早くプラ転しております。664Kの安値を凌げるのかどうかが焦点。RSIも17%にまで下落。これは昨年の8月7日以来です。OSCは-1%の39%です。
4.6752松下電器産業
OSCを11%も落として39%で終了。この堅実な株に一体何があったのか?2000円割れはまさかないと思いますが、明日以降、チョイと監視を。
5.9962ミスミグループ本社
14日発表の決算で利益が12.6%減ったということで売り込まれております。しかし、売上高、営業利益、経常利益は伸ばしております。独特の経営手法は、特に海外からの評価が高い会社です。OSCも+2%の42%と反転したここからは、一旦反撃体勢に入るのではないでしょうか。
以上です。
この電池銘柄の復活劇の中、いつもそっと様子を見ている、空売りを得意とするあるデイトレーダーが、朝から某電池銘柄に売り一辺倒で全力勝負をしかけ、後場の終盤についに敗れ去ったとのブログ記事を見て、本人の心中を考えると胸傷むものがあります。立ち直ってくれれば良いが。。。
今日の後場の勢いは半端ではありませんでした。一旦リバウンドする体勢が出来かかっているものと判断しております。しかしランダム性に優れた株の世界です。こんな言辞は競馬の予想屋のようなものです。つまり、口から出任せ放題の大法螺吹きのようなものです。
ところで、少し脱線しますが、このランダム性のメカニズムを、スティーブン・ウルフラムという人が、次の3つに分類しております。
1.それまで秩序正しかったシステムに外部環境からランダム性が投入される。これを外因性ショックという。(ダウの結果やその日の株価材料など)
2.秩序正しくても、開始位置に非常に敏感なシステムがある。開始位置、つまり初期状態が少しでも秩序を欠いていれば、インプットは増幅プロセスによってランダムなアウトプットに変換される。これはカオス理論の領域である。(大口の寄り付きでの売りなど)
3.内部的に発生するランダム性。単純なシステムが、初期状態の変動に耐性はあるが、何のパターンも示さない単純なシステムを生み出しうること。(その株固有の需給バランスなど)
この3つのパターンが複合するのが株式市場です。まともに考えれば、株価の予想などというものをすること自体が意味を成さないとまで言えそうです。
そうはいっても、今更止める訳にも行かない明日のモニタリング銘柄です。たまに大穴を当てた時の快感だけを求めて、堕落には目をつぶり。。。
1.5991日本発条
1Qの進捗度が良く、翌日は100円高のストップ。今日でOSCは39%にまで下がり、スピード調整しております。どういう訳か、出来高も激減。一発当てた後に、残りのレースに儲けを突っ込み、ついに元の木阿弥になった競馬に似ております。明日は、一発バネ仕掛けで跳ねるのかどうか?
2.6810日立マクセル
これも7月30日にニッパツと同様な好決算を発表し、翌日は何と129円も上げました。しかし、その後は来る日も来る日も下げ続けております。何の因果か?まだOSCも下げ続け、前日比で-3%の45%です。やはり30%台への突入が必要かも知れませんが、そろそろ監視体勢を強めておいても良いでしょうね。
3.8316三井住友FG
金融株が総じて不調ですが、これはアメリカ発の現象ですので致し方ありません。そのアメリカがひと息つけば、リバウンドする体勢に最も近いのがこの株です。みずほは今日はいち早くプラ転しております。664Kの安値を凌げるのかどうかが焦点。RSIも17%にまで下落。これは昨年の8月7日以来です。OSCは-1%の39%です。
4.6752松下電器産業
OSCを11%も落として39%で終了。この堅実な株に一体何があったのか?2000円割れはまさかないと思いますが、明日以降、チョイと監視を。
5.9962ミスミグループ本社
14日発表の決算で利益が12.6%減ったということで売り込まれております。しかし、売上高、営業利益、経常利益は伸ばしております。独特の経営手法は、特に海外からの評価が高い会社です。OSCも+2%の42%と反転したここからは、一旦反撃体勢に入るのではないでしょうか。
以上です。