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株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(8.21.08)

2008-08-20 17:31:37 | 明日のモニタリング銘柄
後場は電池関連銘柄が息を吹き返し始めておりました。実は昨日からマークしていた6937古河電池。前場の終わり頃から動意付いておりましたが、この株、買い板が随分と薄く5円から10円も開いており、とても買いにくかったので放置しておりましたが、後場の勢いはそれまでと一変。そうなると買い板もきちんと売り板と対峙するように綺麗に並んで来ました。あれよあれよの上昇でした。

この電池銘柄の復活劇の中、いつもそっと様子を見ている、空売りを得意とするあるデイトレーダーが、朝から某電池銘柄に売り一辺倒で全力勝負をしかけ、後場の終盤についに敗れ去ったとのブログ記事を見て、本人の心中を考えると胸傷むものがあります。立ち直ってくれれば良いが。。。

今日の後場の勢いは半端ではありませんでした。一旦リバウンドする体勢が出来かかっているものと判断しております。しかしランダム性に優れた株の世界です。こんな言辞は競馬の予想屋のようなものです。つまり、口から出任せ放題の大法螺吹きのようなものです。

ところで、少し脱線しますが、このランダム性のメカニズムを、スティーブン・ウルフラムという人が、次の3つに分類しております。

1.それまで秩序正しかったシステムに外部環境からランダム性が投入される。これを外因性ショックという。(ダウの結果やその日の株価材料など)

2.秩序正しくても、開始位置に非常に敏感なシステムがある。開始位置、つまり初期状態が少しでも秩序を欠いていれば、インプットは増幅プロセスによってランダムなアウトプットに変換される。これはカオス理論の領域である。(大口の寄り付きでの売りなど)

3.内部的に発生するランダム性。単純なシステムが、初期状態の変動に耐性はあるが、何のパターンも示さない単純なシステムを生み出しうること。(その株固有の需給バランスなど)

この3つのパターンが複合するのが株式市場です。まともに考えれば、株価の予想などというものをすること自体が意味を成さないとまで言えそうです。

そうはいっても、今更止める訳にも行かない明日のモニタリング銘柄です。たまに大穴を当てた時の快感だけを求めて、堕落には目をつぶり。。。

1.5991日本発条
 1Qの進捗度が良く、翌日は100円高のストップ。今日でOSCは39%にまで下がり、スピード調整しております。どういう訳か、出来高も激減。一発当てた後に、残りのレースに儲けを突っ込み、ついに元の木阿弥になった競馬に似ております。明日は、一発バネ仕掛けで跳ねるのかどうか?

2.6810日立マクセル
 これも7月30日にニッパツと同様な好決算を発表し、翌日は何と129円も上げました。しかし、その後は来る日も来る日も下げ続けております。何の因果か?まだOSCも下げ続け、前日比で-3%の45%です。やはり30%台への突入が必要かも知れませんが、そろそろ監視体勢を強めておいても良いでしょうね。

3.8316三井住友FG
 金融株が総じて不調ですが、これはアメリカ発の現象ですので致し方ありません。そのアメリカがひと息つけば、リバウンドする体勢に最も近いのがこの株です。みずほは今日はいち早くプラ転しております。664Kの安値を凌げるのかどうかが焦点。RSIも17%にまで下落。これは昨年の8月7日以来です。OSCは-1%の39%です。

4.6752松下電器産業
 OSCを11%も落として39%で終了。この堅実な株に一体何があったのか?2000円割れはまさかないと思いますが、明日以降、チョイと監視を。

5.9962ミスミグループ本社
 14日発表の決算で利益が12.6%減ったということで売り込まれております。しかし、売上高、営業利益、経常利益は伸ばしております。独特の経営手法は、特に海外からの評価が高い会社です。OSCも+2%の42%と反転したここからは、一旦反撃体勢に入るのではないでしょうか。

以上です。
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市場概況(8.20.08)

2008-08-20 15:31:26 | 市場概況
テクニカル用語の簡単解説

8月20日(水)の市場概況です。 赤字部は21日朝更新

・日経先物:OSC45%(-2%)8月5日の35%に収斂中
・日経平均:OSC41%(-4%)8月4日の40%に収斂中。
・TOPIX:OSC40%(-2%)8月4日の38%に収斂中。
・マザーズ指数:OSC43%(+6%)8月15日の31%から切り返し中。
・ヘラクレス指数:OSC44%(+3%)8月15日の36%から切り返し中。
・国債先物:OSC53%(-4%)52銭安。8月19日の57%から下落に転じる。
・ドル・円:109.88円(17銭円安)OSC57%(-1%)8月11日の78%から下落継続中。更新
・日経先物イーブニングセッション:12890円(大証終値比+30円)
・シカゴCME日経先物:12860円(大証終値比+-ゼロ)更新
・NYダウ:11417ドル(+69ドル)OSC47%(+3%)8月6日の64%から下落中。更新

最後は失速しましたが、後場の先物のギャップアップはチョイとやりすぎたようです。結局この無理がたたって、日経平均はマイナス終了です。

8031三井物産は冴えませんでしたが、これまでと少し潮流が変わってきたようです。売り込まれていた非鉄金属株が堅調です。冶金や平金、それに日本電工や大阪チタなど。ゴールドもやっと年初来安値を奪還。

新興市場も上げたようですが、これは一過性と見ております。リバウンド狙いの買いが入っただけで、市場参加者が限定されている限り、明日以降は共食い状態に陥るのではないかと見ております。

日経平均は更にOSCを下げましたが、8月4日の40%(終値12933円)に対して41%と、からくも土俵際で残しており、かつ終値は82円安とダイバージェンスを示しております。

ダウはもうよれよれの状態ですので、このようなチャート上の判断はもはや不可能。しかし、OSCを10%落としており、売買判断指数という売られすぎかどうかを見る指標が19%まで落ちておりますので、今日の日本の新興市場と同じく自律反発の買いが入る可能性があります。

と言う訳で、明日の株式市場の反発を予想してまたしても持ち越ししました。5726大阪チタニウム・テクノロジーズと、2533オエノンホールディングスの2つです。

押されすぎて買い頃感が出ている銘柄は、別途、「明日のモニタリング銘柄」でスクリーニングしてみます。

-------21日朝のコメント-------

結局NYダウは69ドルの反発に終わりました。週間原油統計で原油が939万バレル増えていた(逆にガソリンは620万バレル減っていた)ことでの原油安(終値114.98ドルで+0.45ドル-結局下げておりません。)が、HPの好決算とともに市場を支えましたが、やはり、GSE問題が尾を引いて両公社は20%前後の下げに終わりました。9月末に2230億ドル相当の債券の償還を迎える両社が、市場で首尾良く債務の借り換えが出来るのかどうかを懸念してのこと。

欧州株は資源株が買われて結構上昇しております。

ドル・円は110円を挟んでの揉み合い中。やはり、ヘッジファンドなどの換金行動に伴うドル買い需要の余震がまだ少し続いているようです。しかし、ゴールドや、微弱な変化ですが原油そのものの下落も落ち着いており、むしろそろりと反発気配です。

もう少し日柄を見なければ判断できませんが、今回のヘッジファンドストームも、何とか暴風圏を過ぎたような感じです。となると、この暴風雨の中で何が真に壊されていたのかが明らかになる時が来るかと思います。

それは欧米の金融システムの更なる劣化ではないかと思います。何故なら、プライムブローカーたる主要欧米金融機関が、彼らの手勢として、そして資源高の先兵として動いてきたヘッジファンドの整理(資金の回収)に向けての伏流が、今回のドル高、資源安の動きの中で明らかになったからです。それほどに彼らは追い込まれつつあるということですね。

結局のところ、深刻なデフレに陥るのを避けることを優先すれば、ドル安&インフレしか選択肢はないのではないでしょうか。
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一旦反発に転じる気配

2008-08-20 11:11:50 | 株に出会う
昨日のダウは予想通り続落。しかし、OSCを10%下落させて、売買指数も19%(最大200%)まで押されております。例の住宅公社の問題が再燃したり、原油が戻したりといった要因ですが、ここは特段のニュースが飛び込まなければ、100ドル~150ドル程度はプラ転しそうな気配です。

日本市場はもっと明らかな短期売られすぎのサインが出ております。

昨日検証したように、ダウが下げても翌日の日本市場は前日のOSCの押され過ぎからの反発があることはデータが示しております。

もちろん、データは過去のものですので、不確実な要素が当日加わる点までは加味できませんし、それは不可能です。であるが故に、株式市場の予測ほどいい加減なものはありません。

かといって、マクロ分析が得意な株式専門家の皆さんが優秀かというとそうではないようです。彼らが昨年末に予想した、今年の日経平均の底値を皆さん覚えておりますか?

ほぼ14000円近辺を底値と見立てておりました。唯一、第一生命経済研究所の蔦峰義清(つた、という字は少し違います。筆者のかな漢に入っていないのでご容赦下さい。)氏が、4-5月頃に13000円を割り込む予想を立てておりました。

実際は全くの外れでした。昨年末段階ですら、彼らはサブプライムの本質的な問題を理解していなかったということですね。こうしたプロが影響力を持つ株式市場の予想ほどいい加減なものはない1つの証かと。

どうせ外れるのなら、ここは1つ、何のしがらみもない1渡世人の筆者のバクチ予想の方が、よっぽど面白いのではないかと、自画自賛でもしたくなるというものです。

天気予報だけが、雨の確率は10%だなどと言い始め、それが世間に受け入れかけております。

株の評論家諸氏の予想も、是非確率を附記してもらいたいものです。そのためには、少なくともラリー・ウィリアムズも真っ青の、途方もないデータベースの構築が必要な筈です。そうした投資もしないで、単に、今年の日経平均の底値は14000円などと言うだけだと、これは一種の「虚偽の風説流布の罪」に該当するのではないでしょうか。もっとも、提灯持ちが多いから、その提灯が照らす目先しか見えなくなっているのでしょう。いっそのこと、提灯不要の、あの「座頭市」でも雇ったらどうかな。。。

あの北京オリンピックの「口パク」事件、相当に中国国民も怒っているようです。しかし、当局は虱潰しに、そのことを告発し非難しているブログなどを消し去っているとのこと。

こういう体制管理国家もこの世から是非とも放逐したいものですが、かといって、自由主義を標榜する国家で、いい加減な情報が「権威」の衣を纏って世論操作するようなことも、是非放逐したいものです。

またまた前置きが長くなりました。キーボードを打つ手が今日の暑さのぶり返しで、どうも滑ってしまうようです。

今日は9983ファーストリテイリングを+180円で売却したトレードと、20秒違いで5707東邦亜鉛を同値撤退したトレードのみ。東邦亜鉛は絶好の値段で拾ったのに馬鹿でした。(任天堂は掴み損ねた。こちらがより大きな失敗)

もう、市場解説その他はスキップしても良いでしょう。
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