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株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(8.20.08)

2008-08-19 19:57:58 | 明日のモニタリング銘柄
日経平均のOSCが前日比で大きく押された時の翌日の結果はどうだったでしょうか。

今日は前日比-7%で日経平均は終了しておりますので、7%以上の下落について少し見てみます。

・5月9日:60%→47%=13%の下落。翌10日は、110円ほど下げてから200円のリカバリーで終値は88円高。(9日のダウは121ドル安)

・5月21日:58%→51%=7%の下落。翌22日は270円ほどの下落をしてから、300円の切り返しを見せ、終値は52円高。(21日のダウは227ドル安)

・5月26日:50%→41%=9%の下落。翌27日は、60円高で始まり、終値は203円高。(前日のダウは146ドル安)

・6月9日:67%→56%=11%の下落。翌10日は20円ほどの下落となり、終値は148円高。(9日のダウは70ドル高)

・6月20日:56%→48%=8%の下落。翌23日は280円ほどの下落まであり、終値は85円安。(20日のダウは220ドル安)

・8月4日:47%→40%=7%安。翌5日は40円ほど下落し19円安で終了。(4日のダウは42ドル安)

5月からのデータを見る限り、6月20日のケース以外は、すべてプラスで終了しております。その6月20日は、NYダウが220ドルも下げて終了しておりましたが、その日以外でもダウはほとんど下げております。

言えることは、翌日はある程度押されたとしても、しかもダウもそれなりに下げたとしても、その押され過ぎからの反発があるのが、こうしたOSCでの押されすぎの場合の翌日の傾向と言えそうです。

これは個別銘柄でも言えることは実証済です。大きく押されて、更に翌日押されれば、そこからは反発があるというパターンですね。

さて、明日はそのような結果になるのかどうか?統計的にはNYダウが今晩も大きく下げる傾向が出ておりますので、チョイと持ち越し派としては気になるところです。

1.8031三井物産
 資源株の受難が続いております。この株も先日取り上げた時は、押されてから反発に転じ、引けに再度押されて終了しております。つまり、基本的には受難の株は一時しか解放の時がないのです。この株、明日も1600円台からの反発に乗る以外にはありません。既にOSCは31%、RSIは13%にまで下落しておりますが、だからといって反発に転じる訳ではありません。今晩あたり、原油がまさかのハリケーンの直撃で石油精製施設が大きくやられて、120ドルあたりまで上昇するようなら、この株にも明日は日が当たるのではないかと思います。何だか、災害待ち、人の不幸待ちのようで切ないですが。

2.5631日本製鋼所
 このワームと言われる会社。原発の基幹製品を作っている割には株価が低迷中。恐らく、原材料高が響いているのでしょう。原発そのものは契約済でしょうから、今更値段を上げる訳にはいきません。造船と同じようなジレンマですね。しかし、アラブの王様なら、この株を密かに買い集めるのではないでしょうか。何しろ地球温暖化防止の切り札の原発の増設ペースは、この会社が全てを握っているといっても過言ではありません。

3.5707東邦亜鉛
 亜鉛市況に大いに影響されるのは分かった上で、この24時間の亜鉛の価格チャートが、些か上向きであることに賭けて、この押しに押された株をチョイと拾ってみてはどうでしょうか。

4.2651ローソン
 どうやら5000円割れは回避して上値を目指しての脱出劇が始まったようです。今日は指し負け。明日もう一度押されるとしても、5130円あたりで踏みとどまれば、後は5200円の奪還から5300円へと切り返す動きか。

5.1972三晃金属
 かつての仕手株もすっかり大人しくなりました。何しろ出来高が増えないことにはどうしようもありません。しかし、テクニカルにはいつ切り返しても良さそうな状況です。明日は276円の今日の安値が崩されない限り、その近辺で拾う手もありか。しかし、既にもぬけの殻ならお呼びではありません。そのもぬけの殻かどうかの判定が難しいのがこうした仕手株ですね。意表を突くのが上手なのが仕手株の仕手株たる所以かと。

以上です。

ところで、このところ取り上げている7974任天堂ですが、OSCが-5%の32%にまで落ちました。RSIも24%です。もうそろそろでしょうか。今日も後場に47500円で指しておりましたが、届きそうもないのでキャンセル。明日もこの値段が割れるのかどうかが焦点。OSC、RSIともにプラ転すれば一気に戻すかと思います。もう15日も過ぎたのでヘッジファンドの窮余の換金売りも峠を越えて良い筈。
 
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市場概況(8.19.08)

2008-08-19 15:33:32 | 市場概況
テクニカル用語の簡単解説

8月19日(火)の市場概況です。 赤字部は20日朝更新

・日経先物:OSC47%(-3%)8月5日の35%に収斂中
・日経平均:OSC45%(-7%)8月4日の40%に収斂中。
・TOPIX:OSC42%(-8%)8月4日の38%に収斂中。
・マザーズ指数:OSC37%(+2%)8月15日の31%から切り返し中。
・ヘラクレス指数:OSC41%(-3%)8月15日の36%に収斂中。
・国債先物:OSC57%(同値)12銭高。7月30日の34%から切り返し中。ピーク打ったか?
・ドル・円:109.71円(35銭円高)OSC58%(-7%)8月11日の78%より下落中。更新
・日経先物イーブニングセッション:12800円(大証終値比-50円)
・シカゴCME日経先物:12755円(大証終値比-95円)更新
・NYダウ:11349ドル(-131ドル)OSC44%(-10%)7月28日の42%に収斂中。更新

後場はご覧の通りの、全くの方向感のない相場に終始。先物の分足を見ても、北島選手がターンしてから、しばらく魚のように潜水漕法をしている姿に似た、誠に綺麗な横一線の形です。ある意味、惚れ惚れしますね。

見方を変えれば、心停止寸前の病人のようでもありますが、ここは、良く踏みとどまったと言うべきか。しかし、各市場のOSCは先物を除いて大きく下落しております。

後場は、こうした膠着状態のため買いに入れず。眠気との戦いに終始しました。

そして珍しく、引けに9983ファーストリテイリングを10740円で仕込みました。これは、ようやく底打った気配が感じられたことと、OSCは3%落としての45%ですが、15日の42%からの切り返しがあること、そして、RSIは33%まで9%も落としていることから、内需系の代表銘柄としての明日以降の切り返しを期待してのことです。

それにしても、以前にユニクロで水泳パンツを買ったことがありますが、あまりに布が薄くて中身が透けそうだったので早々に廃棄しました。家人に「安物買いの銭失い」だと怒られ、以来、ユニクロには行っておりません。

その後、エレッセの水着を家人から謹呈されましたが、こちらは布地がしっかりとし過ぎているためか締め付け感が強すぎ、この年になって、ここまで固定する必要があるのかと思いつつも、いやだとは言えず、静かな気持ちで受容しております。

明日は、2つの水泳パンツ代ぐらいは「謹呈」して欲しいものです。

-------20日朝のコメント-------

NYダウは予想通りの続落。アメリカの生産者物価指数(PPI)が、前年比9.8%増だそうです。(予想は9.3%)しかもコア物価指数が7月だけ見ると0.7%と、予想の0.2%を大きく上回っております。これを受けて、FRBでタカ派のダラス連銀フィッシャー総裁が、例によってインフレが収まらなければ断固たる処置を取ると、一人で気を吐いておりますが、これはいつものことであり、市場は全く反応せず。この人よほど正義感が強いお方か、持論を曲げない性格のお方か、それとも、「異端児」たることを「人生訓」にしているお方か、いずれかでしょう。こういう人が度々全面に出てくるというのも、アメリカという国の良い面ですね。日本で、こういう気骨のあるお役人は思い当たりません。

原油は114ドル台乗せで終了。カナダの大手石油会社が、直近の2日間で大規模なガソリン買いを行ったとの報道がきっかけのようです。石油精製施設に対する供給懸念という訳ですね。まあ、110ドルあたりまでは予想通りに到達しましたので、そろそろ反転の牙をむきだしても良さそうな時期ではあります。
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下降相場入りか?

2008-08-19 11:23:29 | 株に出会う
例の黄金分割の12950円を、先物は今日は一瞬しか奪還できず、その後はジリジリと下がるばかりです。日経平均は、その先物に引きづられるように落下。8月5日の安値をも下回ってしまいました。

これを見る限り明らかな下降トレンド入りのようです。お陰で、このたちの悪い下げに前場は見舞われ、5481山陽特殊鋼のリバウンドを狙うも空振り。上げる地合での大きな売りに、これは自らの判断ミスとし-3円で撤退。その後590円まで下げておりますが、このラインは最初に指していたライン(591円)です。

この株の場合は、最初のリバウンドが確かにありましたが、昨日の揉み合いラインの615円までは届かないと見るや、そこからは急落しております。待ちかまえていた利確組の売り圧力が強かった訳です。

一方、1964中外炉工業は地味な動きなので、すぐに監視を外してしまいましたが、寄り付きからの利確の動きもなく、昨日の揉み合い近辺まで達しての終了です。

このように同じ好調銘柄でも、その日のトレンドの引き方は異なってくるので、どうもデイトレはややこしい。

ある種の転換点を先読みして買いに入るのが正解ですが、今日のように地合が悪化する段階ではリバウンドの力も弱く、買ってからの我慢比べのようなところがあります。

6728アルバックの調子が良いようですが、この株も寄り付きは同様に押されましたが、その後急伸。ここまでは山陽特殊鋼と同じパターン。しかし、その後の押し目を昨日の揉み合い近辺(3590円)で凌ぐと、後は前引けにかけては上昇トレンドに転じております。

このように、上げた株も下げた株もそれなりの後講釈はいつもながらにできるのですが、場中は現在進行形で動いており、アルバックとて山陽特殊鋼と同じパターンを示していた可能性が十分にあり、とにかく、掴まえるのに少々難儀しております。

もう少し、今日のような状況下での仕掛け所のタイミングを抜本的に研究しなければならないようです。

クレー射撃と同じように、動く標的を射止める技がどうも必要なようです。それにしても、後ろから撃たれないかと案じながら鉄砲を構えているようでは、目の前の静止している標的すら真ん中に撃つのは難しいでしょうね。

北朝鮮の選手がドーピング検査で引っかかりメダルを剥奪されておりましたが、副作用のない、「動じない心を作り上げ、上昇株の標的を確実に射止める」薬は、どこかにないものだろうか???
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