株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(9.7.05)

2005-09-06 17:31:13 | 明日のモニタリング銘柄
いやはや、今日は動かず動ぜずの相場でした。結局前場に買った9399新華ファイナンスは、断続的な売りに耐えかねて278Kで売りましたが、終わってみれば、大崩していないので売るまでもなかったようです。

後の注目銘柄は場の下落基調とともにじり貧も良いところ。これで明日の注目銘柄が見つかるかどうか、いささか自信をなくしておりますが、こういうときこそ乾坤一擲、真価を発揮すべき時と思い直し、明日の注目銘柄を探してみます。

1.3754 エキサイト △

 今日になって反発しました。まだエキサイトするような上げではありませんが、ここは素直に順張りでどうでしょうか。OSCも理想的に+4%の46%です。764Kを抜いて780Kあたりまで到達すれば、ひとまず、「お役目ご苦労さん売り」で良いかと。

2.8701イートレード ▲

 ここのところ一時の勢いを失っておりましたが、今日も下げながらもOSC45%と前日と変わらずです。そして、何よりも指数値が29日段階まで下がりました。明日は同じパターンで上げる可能性があります。しかし、ホリエモンの選挙結果が判明するまでは、北尾氏も夜も気になって眠れず、昼間の動きがどうしても緩慢になっているのかも知れません。そこは、北尾氏一流の狸寝入りには騙されないように注意して下さい。一応、そのような目くらましがなければ、384K超えで392Kあたりでの売りという戦法です。

3.3762テクマトリックス △

 ここ数日気にはしていたのですが、不気味なくらいにじりじりと上げております。ついに、注目せざるを得なくなりました。ニュースらしきものを探したのですがありませんでした。1つだけ改めて分かりました。この会社ITXと楽天の合弁だったのですね。ITXが先日の無線規格の国際標準認定以降、動意づいていることはご承知の通りです。その後も、反落することなくしぶとく粘っております。これと歩調を合わせた動きかも知れません。画像処理など筆者好みの業態なのですが、親二人の素顔が今一つ信用できなくてちょっと距離を置いておりました。まあ、下手な憶測をするのは止めましょう。OSCは+2%の53%ときれいな上げ基調です。しかし、この株上場直後を除いて300Kがトップです。これを明日以降抜く勢い(又は業績修正などの材料)があるかどうか注目です。

4.3764アッカネットワークス ○

 落ち目のADSLを立て直そうと必死なのは分かりますが、筆者も今年アッカからBフレッツについに乗り換えました。以降、株式売買での一瞬の指し値でストレスなくエンジョイしております。USENと組んで光をやったり、ADSLプライムという世界最速の法人向けサービスを行ったりあの手この手ですが、大きな流れにはかなわないでしょう。しかし、それはそれとしても、今日で乖離幅-9K、OSCも46%で+6%コンバージェンス、指数値は上場来最低まで下げました。この悪い場でイーブンに戻したのは評価できます。RSIも16%とコンバージェンスしております。このテクニカル指標で明日下がるようだと、さらに悪化の一途を辿るでしょう。

5.8944ランドビジネス △

 8月29日に上場来安値を付けましたが、今日は511Kから切り返しております。業績は悪くないようですので、後は何かのきっかけで反転すると見ております。今日で、OSCが39%と+4%好転しました。明日、530Kを抜くかどうか注目です。その後560Kあたりまで戻せば、危機を脱したと言えるでしょうが、不動産銘柄にしてPER35倍は割高感が残ります。これで50%程の上方修正があれば、一気に上昇に向かうかも知れません。明日は乖離幅が+16Kもあるので、一旦戻り売りにさらされて、高値が530K以下に抑えられる程に売り込まれ、そこから這い上がってくれば理想的な反発となるでしょう。

6.8789フィンテックグローバル ○

 この株で筆者もほのかな辛酸を舐めました。思ったように動かないのですね。調教しきれていない鈍重な道産子の馬を、泥どろのダートに引きずり出し、往年の曙関を載せて引っ張っているようなもどかしさでした。もう2度とこの糞テックを御したくないと思った方もさぞかし多いことでしょう。そこで、またこの株を引っ張り出すのはいささか気が引けますが、久しぶりにOSCが53%まで上昇し、1260Kから1310Kまで伸びました。直線一気というわけではありませんが、このところのモヤモヤを少しは払拭できたのではないかと思います。もっとも今日だけ曙関が所用で下りたのかも知れませんので、そこは、明日、引っ張る荷物の重量を十分に査察してから騎乗するのがよいでしょう。

7.4772デジタルアドベンチャー ○

 派手な会社名なのでHPを見てみたらありました。「韓流Now」という特別総合サイトが。あるいは、コンテンツ配信事業のページを見てみると、グラビアアイドルやレースクイーンの肌も露わな写真もありました。これは中高年のお父さんには刺激が強すぎる株かも知れません。この会社8月26日に来3月期の連結業績を売上2.2倍。経常利益3.6倍と大幅修正しておりますが、この理由となった2つの会社の株式取得に伴う連結調整勘定の一括償却で、純利益は164Mの赤字から900Mの赤字へと拡大しております。9月に入って売りが膨らみ、OSCも31%、指数値が25日段階まで下がりました。今日も10K程底値から戻していますので、明日、481円を楽々越えるようなら500円を目指す動きとなるかも知れません。今時、このように大変身する株は少ないので、韓流やらコンテンツ配信事業の行く末にちょいと賭けてみるのも、まさにデジタルアドベンチャーかも知れません。ところで、この会社、DVDビデオレンタル業の強敵になりそうです。オンラインレンタルビデオショップというのを開始しております。ダウンロードした大容量ムービーが7泊8日で300円です。配送費、レンタル窓口拠点、回収管理など一切不要です。著作権問題もクリヤーしています。すばらしい!!

8.8704トレーダーズ証券 ▲

 公募増資を発表して以来下落が続いていましたが、今日で止まった感があります。OSCは28%で変わらず。乖離幅-7K。指数値も最低を記録しRSIも21%です。台風14号ほどではありませんが、結構なテクニカル爪痕が残されました。しかし、訳の分からない時に売りが出てくるMSCBよりもはるかによろしいのではないでしょうか。インターネットによるFX取引で国内トップだそうです。公募の希薄分(約18%)は下げましたので、ぼちぼち動くかも知れません。筆者、この会社の名前を聞く度に、トランプの鳥打ち帽を被ったジョーカーを思い出してしまいます。ちょっと異人さんのようなハイカラな雰囲気を持ちながら、そこには人生の喜怒哀楽がそこはかとなく漂っている、そうした不思議な哀愁と言えば良いのでしょうか。FXにあまり取り憑かれると生き血を吸われますぞ。

9.2389オプト ○

 このところインターネット広告業界の株式は落ち目です。しかし、この株、乖離幅-2K。OSCは51%で+2%コンバージェンス、指数値は25日、1日以来の低さまで落ちました。明日再度反発を見せるかどうか注目。この会社のことは過去に書きすぎているので今日は控えます。1つだけ、「一人一人が社長」の会社だそうです。

10.5384フジミインコーポレーティド ○

 この株、30日にOSC29%を付けてから、きょうの42%までほぼコンバージェンスしております。しかし、株価は57円も下げております。これはテクニカルには大変興味深い現象です。乖離幅も今日で-6円と改善されました。RSIは64%から49%に値動き通りに下がっておりますので、RSIに反応しやすい株かも知れません。何しろ、半導体ウェハー用の研磨剤というニッチ商品で世界シェア9割を誇る会社です。カタカナの舌を噛むような社名が、その名残をとどめております。富士見パウダー工業のような日本的な名前では外人さんの理解を得られません。やむを得ないでしょう。本業でとにかく気を吐いてください。株式新聞が、余計なことに今日この株を話題にしております。それだけが心配です。

11.1604国際石油開発 ▲

 ここに来て2日連続調整しました。これで乖離幅ゼロ。指数値も8月24日あたりまで落ちました。この株まだまだ強気でしょう。社名のあまりの隙のなさと、そろそろ気力減退のため、論評をするのは差し控えさせて頂きます。


その他、コンバージェンス、順張りの注目銘柄は下記の通りです。これだけ撃てば、いくらか当たるだろうな。

9399新華ファイナンス、2448イーコンテクスト、2437シンワアート、6677エスケーエレクトロニクス、4829日本エンター、4824メディアシーク、4849エンジャパン、2384SBS、8907フージャース。
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網は仕込むも未だ魚かからず

2005-09-06 11:34:32 | 株に出会う
前場は、昨日ちょっと高めで仕込んだ4776サイボウズを194Kで売りました。+3K。

そして、OSC値がコンバージェンスしている9399新華ファイナンスを281Kで買いました。280Kの売り板が崩れてから、即、上値を買ったのでちょっと早すぎました。前場を見る限り、280Kで買えていました。この株のすっ飛びのイメージが強くて、ちょっとしたお手つきでした。OSCは4%コンバージェンスしておりますので、283Kを抜ければ早いでしょう。37%のOSCに落ちない限り売らないつもりですが、そのボーダーラインは278Kとなっております。前場に時々279Kの買い板が10枚単位で食われておりますので、注意して見ていないともう一段のスピード下げがあるやも知れません。8月12日がそうでした。今日はそのような強烈な成り売りはありませんので、皆さん息を潜めて、283K超えを見守っているのでしょう。

後は、狙い目の2326デジタルアーツ、4304Eストアー、そして4771F&Mの反転のタイミングを見計らっておりますが、前場はまだ下降曲線を描いております。OSCも軒並み下落しております。このまま終われば、明日あたりの一段の下げでの買い出動となります。

4744メッツがそのケースでした。みんなが投げたときが買いという典型ですね。しかし、これは待つのは簡単ですが、ホルダーにとってはじりじりと下げるのをそのまま座して見ているのは、決して良いことではないと思っております。今日のメッツのように吉と出る場合は良いのですが、そのまま大幅下落調整という凶と出る場合もあるからです。そうなると、損切ることができなくなり、更に傷口を深くしての「降伏切り」ということになりますね。ちょっと、メッツでメンツを失った者の負け惜しみでしたね。

また失敗したのは、先日の注目株2667イメージワン。あの時は閑古鳥が鳴きすぎて、皆様に迷惑をおかけし懺悔しましたので、今日の日経の記事に対して過小評価をしておりました。素直に寄りの特買いで買うべきでした。しかし、正直に言って今日の記事はシステムとしての単価が高く、あまり魅力ある内容に見えませんでした。メッツのシステムの方がよほど安価で実用的だと思いました。しかし、日経の賢明なる読者諸氏はそんなことはどうでも良いことなのでしょう。記事の大きさに驚嘆して素直に買いが入り、今日は閑古鳥ではなく極楽鳥が大量に押し寄せました。これから押し寄せても極楽にいけるとは限りませんので要注意です。極楽とんぼという言葉もあります。こんな時に後から押し寄せても、残飯一つ残っていないどころか、餌不足に狂乱した極楽鳥たちの餌食になるのが関の山です。これも、新聞記事への反応に関する教訓の1つですが。。。しかしながら、今日これだけ上がってもOSCは1%プラスの51%です。また、この株7月12日に262Kという高値を付けております。よって、筆者の悲観論に与することは決してありません。極楽鳥なら撃退するのがたやすいとお考えのコンドルのような鋭い嘴をお持ちの方は、思い切って突撃して、先行する極楽鳥を蹴散らしながら何が何でもむさぼり食うというのも手かも知れません。これを別名、「貪欲」と言います。

思うように動かぬ相場にいらだって、ちょっと言葉遊びが過ぎました。
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