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万月堂通信

知床半島、標津町にある民宿「万月堂」から日々の出来事やアウトドアー情報(登山、シーカヤック、釣り、狩猟等)を発信します。

山菜の出番!

2012-04-11 | 山菜
 今年は積雪量が多かったうえに低温続きで雪解けが進まず、うちの周りは真っ白!建物の周辺と道路に雪がないだけでまだ背丈を超える吹き溜りがある。畑は一部も地面は見えない。

 この分だと今年はゴールデンウィークも山は楽しめそうだ。

 いくら雪が多くても雪の下の植物は準備OKなので解けた所から順々に出てくる。

 女将が自転車に乗ってゲートで閉鎖中の道道を両手離し運転で山菜採りに行った。





 クレソン
 イラクサ
 フキノトウ

 春の若芽を食べると冬の間に溜まった毒を排出してくれるという?

 なんか身体が調子よくなった気がしてきた。

 

イラクサ

2011-06-20 | 山菜
 沢登りや山菜採りなどで藪に分け入ったりするとチクチクと手や腕に刺さり大変迷惑な植物「イラクサ」。カイカイグサ、イライラクサとも言う。

 でもその若葉は食用になり、うちでは天ぷらや胡麻和えにしたりする。案外いける味でお客さんに黙って出したらたいてい「これは何ですか?」と聞かれる。



 そんなどこにでも生えているイラクサに関して面白いことが書いてあったので紹介します。


 網走にある北海道立北方民族博物館が発行している季刊誌「アークティク・サークル」の№49に掲載されている。

 要約すると

 ・イラクサ科の植物は世界各地に分布し表面にある刺には蟻酸、ヒスタミン、アセチ  ルコリンなどの成分が含まれる。

 ・英語のnettleはneedle(針)に由来し、漢名は蕁麻(じんま)で蕁麻疹は見た目が  イラクサに触れたときの症状に似ていることからその名がついた。

 ・麻などが大量に栽培される前には世界各地で服地や網にする為にイラクサ繊維が使  われた。オヒョウ繊維から作られるアットゥシより上質であると言う記録もある。

 ・各種のビタミン、ミネラルを多く含み漢方薬やハーブティーの材料に用いられた。  北米では「Indian spinach(インディアンのほうれん草)」の別名がある。

 ざっとこんなところだが、普段嫌われ者の感が強いイラクサの存在感を改めて知った。

シイタケ

2011-05-29 | 山菜
 今日は子供の運動会の予定だったが、未明からの雨で来週に延期決定。ちみちみと小雨が降り、どっちつかずで延期決定も判断にみな困った。

 と言うわけで時間が出来たのでこの間下見してきたシイタケの収穫に行ってきた。

 5日前見たらまだ饅頭くらいの大きさで大きくして採りましょうと置いておいた。


 数はありそうだった。

 今日は、少しは成長してました。


 雨が少なかったせいか?今年は小ぶりだ。この木で大小52個あった。

 ついでに他の木も見に行った。やはり小さい。全部で100個弱くらいかな?


 途中でウドがあったので3本収穫。初物だ。


 ウドは家の周りで6月中旬頃いい物が採れるのでこれからが楽しみ!

山菜生活

2011-04-15 | 山菜
 雪解けと共にいろんな山菜が出始めて、食卓が賑やかになってきた。



 沢にはまだ沢山の雪が残っているが、融けたところから芽が出てくるので6月まで新芽が楽しめる。ここは小さい沢だがオショロコマがいっぱいいてシマフクロウの餌場にもなっている。子供が生まれる前の話ですが、このくらいの時期に家内とここに来たときにクマが目の前にいて、熟睡していたのか?全く動く気配が無く、死んだふりをしてるのかと思ったことがあった。

今のところうちで食べているのは、

 コンブ・・・山のものではないけど、浜に寄ったトロロコンブ、マコンブ。さっとお湯       に通すと鮮やかな緑色になり、おひたし、サラダなどに。

 クレソン・・3月から採れ始め、秋まで楽しめる。

 フキノトウ・天ぷらもいいけどフキ味噌も美味い。

 アイヌネギ・一番の楽しみ! 元気が出ます。

 シャク・・・形も味もニンジンの葉っぱに似ている。

 イラクサ・・大きくなると嫌われ者になってしまうが、新芽のうちは大歓迎。





 採り過ぎに注意!!

キノコ天国

2010-09-29 | 山菜
 朝、お客さんが出発した後、すぐに山に行った。しばらくの間切れ間なくお客さんがいたので例年より若干遅いが、暑い日が続いた今年はキノコの出は遅いんじゃないかと思っていた。

 

 山に入っていきなりマイタケ見つけました。しかもでかいです!!

 ナイフを車に置き忘れてきたので採るのに四苦八苦する。これで二株に分かれている。

 でかい日高ザックにちょうど一杯。15キロくらいありそうだった。取り敢えず家にいったん帰って始末する事にした。


 再度、山に向かい違う所に突入(マイタケ探しはほとんど藪漕ぎだ!)してみると、融けてしまったマイタケがほとんど。株数にして20株はあった。今年はマイタケの当たり年だったらしい。後一週間早く見ていたらと悔やまれた。それでも一箇所出始めたばかりのマイタケもゲットした。

 

 この木の周りには頭の大きさほどの株が15株くらい木を囲むように出ていたが、すべて融けかかって収穫には至らなかった・・・いたましぃ~!


 一週間ほど前にお客さんとシメジを大量に採った場所に行くと同じくらいシメジが採れた。前回なかったボリボリも一面に出ていた。



 ボリボリは正式にはナラタケと言うらしいが、生え方はボリボリと言うほうが似合っている。



 もう一つの目当て、シイタケはたった三つしか採れなかった。

 家の中にマイタケの香りが充満して、手にも匂いがしみついてしまった。


 全日空の機内誌「翼の王国」10月号、特集で知床が出てます。
 今春、取材協力した時の写真がアップされてます。私の後姿も写っているのでご利用の方は見てください。

山菜シーズン到来!

2010-04-27 | 山菜
 長い冬が終わろうとする頃、なんと言っても瑞々しい青物を身体が欲します。

 うちでは雪が融け始め最初に採って来て食べるといったら浜に寄ったコンブです。波で千切れ、寄ってきたものを拾ってさっと湯がくときれいな緑色に変わり、おひたしやマヨネーズ和えで食べます。特に羅臼コンブの若いのは絶品ですね!

 丁度その頃陸の日当たりが良いところではフキノトウが出るのでこれも頂戴です。天ぷらやフキ味噌にしますが、今年はやたら食っているような気がします。

 イラクサの新芽も食べますが、どうってことないか!

 そしてやっと待ち焦がれていたアイヌネギ。今年は雪が多いのでどんなものかと見てきたら・・・




 とりあえず1回分だけ採ってきました。雪の解けたところから次々出るので長く楽しめる。去年は斜里岳登山のついでに7月中楽しんだ。個人的にはマヨネーズ和えが好き。お客さんと作る餃子も楽しみだな!

 昔は冷凍保存したりしたが、最近は止めた。旬の時だけ食べれば充分だ。

秋を楽しむ

2009-10-03 | 山菜
 5日くらい前に見つけたマイタケはまだ小さかったので、後で来るお客さんが来るまでにもっと大きくなるはずだと思って採らずに放って置いた。天然のマイタケがなっているところを見せたくて、急な崖をザイルで確保して2ピッチ。
 全然大きくなっていなかったが、ご飯にするには十分なのでお持ち帰りする。


 この木でマイタケを採るのは実に十数年ぶり、見回り大変です。


 天気が思ったより良かったので急に予定変更で羅臼湖に行くことに!


 紅葉は始まっているもののまだ早い。人はほとんど来てなくて、たまたま一人で来ていた若い男性と一緒になる。伊豆大島から原付で来たと言っていた。おにぎりを分けてあげて、旅の無事を祈りつつお別れした。



収穫の秋

2009-09-30 | 山菜
 朝の冷え込みが秋らしくなっているこの頃です。久しぶりに山にキノコを見に行った。



 ナラタケ、通称「ボリボリ」・・・いっぱい出てました。汁にするといいだしが出て、なまらうまい!



 シイタケ・・・春のものより厚みはないが、大きい。フライパンに一個しか載らない。もちろん養殖ものとは風味が違う。



 シメジ・・・正式には「ハタケシメジ」。草地付近に出る。今年はうちの畑付近にいっぱい出て、採っても次から次から出てくる。市販のニセシメジより歯ごたえが良い。

 マイタケも見つけたのでそのうち画像アップします。

秋の味覚?

2009-08-03 | 山菜
 先日の晴れの天気も一日だけでした。週間予報を見てもまた、曇り、霧雨、雨の繰り返しで低温の様です。

 今日、畑の草刈をしていると・・・見つけました、シメジのかたまり。例年よりずいぶん早い気がします。早速、大き目のものを選び採りました。



 正式には「ハタケシメジ」シャキシャキ歯ごたえがあり、カッコだけのスーパーのニセシメジなんかお呼びでない!

 辺りを良く調べるとまだこれからの株が10個くらいあったので当分楽しめそうだ。

 標津町でこのたび「自然保護専門官」を募集している。主にヒグマ、シカ等の保護、管理を専門に行うらしい。詳しくは標津町H.P.あります。興味のある方、知り合いに紹介したい方は、ご覧下さい。
 
 http://www.shibetsutown.jp/http://www.shibetsutown.jp/

山菜カレンダー

2009-05-25 | 山菜
 私の山菜採りは毎年ほぼ決まっている。春、一番最初はクレソン、以後順番に
アイヌネギ、コゴミ、タランボ、シイタケ、ウド、フキ、ワラビで7月に入る感じである。今はシイタケ、毎年お世話になっているこの木には、手のひらサイズのものが25個付いていた。



 自然の恵みに感謝。