万月堂通信

知床半島、標津町にある民宿「万月堂」から日々の出来事やアウトドアー情報(登山、シーカヤック、釣り、狩猟等)を発信します。

10月1日から狩猟解禁

2012-09-28 | 狩猟
 早いものでもう狩猟解禁となります。エゾシカ猟に関しては、市町村によって期間、区域ともばらつきがあるので要注意です。詳しくは、コチラ

 うちの周りのシカもほとんど毛替わりして、オスもメスの周りにウロウロし始めましたが、まだメスは受け付けないようでメスのオシリを追いかけるばかりです。



 ついこの間は、あんなに蒸し暑い日が続いたと思ったら、ここの所天候が不順で、なかなか予定がたてられません。

 数日前は、関西からのお客さんだったので寒かったら気の毒と思いストーブを焚きました。お盆の時に焚いて以来だから約一か月半しかストーブの休みはなかったことになります。これからますます使用頻度が多くなります。



 庭の草刈りをしていたら、シメジ(ハタケシメジ)を見つけたので、そう言えば例年ならそろそろマイタケが出る頃、早速山を見て回りましたが、空振り。他のキノコの出も悪い感じでした。10月に入ったらもう一度見回りするつもりです。それでもハタケシメジは一袋採ってこれたんで満足、キノコは出るとしたらまだこれからだと思います。



 

 ナミは赤い首輪を着けてもらい、体も少し大きくなりましたが、やる事は相変わらずです。

 お客さんの靴が大好きで、まとわりつけば遊んでもらえると学習したのか?しつこいです。私にはしつこくするとケリを入れられるので注意して臨んできます。


 

最後のヤマベ釣り

2012-09-19 | 釣り
 今、川にはカラフトマス、シロサケが産卵のために盛んに遡上しています。

 ちょっとした浅瀬を歩くとあちらこちらで砂利を掘って産卵用のホリを作っているのが見えます。人が近づくと右往左往して足元にぶつかったりします。

 ヤマベの親であるサクラマスも春に川に入ってようやく産卵が始まりました。産卵場所はカラフトマスやサケよりやや上流で、川に残留していたオスのヤマベ(残留するヤマベのほとんどはオス)も色や姿を豹変させて大きなオスのサクラマスに混じって繁殖に参戦している。

 顔つきは鋭く、黒く変色した体は「渓流の女王」と呼ばれている時期からはかけ離れた姿です。この時期は肉質も落ちるのでほとんど釣りの対象からは外れるが、この時期でも繁殖に関係しない小型の姿も美しいヤマベがいるんです。



 テンプラにちょうどいい大きさでおいしいです。

 このサイズのヤマベもちょっと時期がずれるとどこに移動するのか?一匹も釣れなくなってしまいます。


 今年もおいしいテンプラ堪能しました。

 7月1日からのヤマベ解禁ですが、実質二ヶ月半のシーズン、また来年が楽しみです。




暑くて!

2012-09-18 | 観光、温泉
 相変わらずこの時期にしては暑い日ばかりです。

 例年なら秋風が吹いて気持ちのいい天候なんですが・・・先日、お客さんと羅臼湖に行く予定で、朝は晴れていて全く問題のない日になるはずでした。

 知床横断道路を登り始めると山に雲がかかり始めました。羅臼湖の入り口が近くなると雨が降ってます。急遽予定変更で知床五湖に行くことに。峠を越えると天気良く、暑いです。せっかく五湖に行ってもクマの出没で周回路が閉鎖中でも嫌だったので、ヴィジターセンターに寄り確認すると今日は解放されているとの事。

 五湖の駐車場に向かうと車が並んでます。駐車場満車で渋滞中でした。この暑さの中待つのも嫌なので、カムイワッカに行くことに。運良くこの日がマイカーで行ける最終日だった。

 行ってもただ暑いだけで、規制中のカムイワッカの湯滝も見応えなく早々と退散。

 昼時になったし、今度は大丈夫だろうと五湖に向かう。結局3台待ちで駐車場に入れた。


 知床五湖はこの時期、レクチャーを受ければ五湖の周回路を歩けるので、とりあえず自販機でレクチャー受付券だけ買って昼食をとることにした。

 昼食後さて行くかと歩き始めると、まるで似合わないレンジャースタイルのおじさんが出て来て目の前の案内板に「ただ今クマ出没のため調査中、閉鎖します。」の看板を掛けて行きました。

 さっさと受付券を換金して羅臼湖にまっしぐらです。


 天気は幾分良くなったみたいで、標高の高い分暑さも凌げるくらいになった。入林名簿は我々しかいないようだ。

 汗をかきかき歩くといきなり地元小学校の一団に出会う。その後途中遊歩道整備の工事があちこちで行われていて結構賑やかだった。それでも羅臼湖周辺だけは、静かで暑さを忘れた。




残暑お見舞い申し上げます。

2012-09-05 | 登山、スキー
 記録的な残暑が続いているようです。皆様くれぐれも体調を崩さぬよう留意ください。

 こちらは、数日日中暑い日がありましたが、夜は窓を開けて寝るには寒いほどでした。昨日、今日は霧雨模様で気温も20度に達しません。


 たまたまそんな暑い日に羅臼岳に行ったのですが、また起こりました。そうです!「登山靴破壊」です。これで自分がガイドしたお客さんの登山靴破壊3度目です。

 登りの半分くらいで靴の両脇に切れ目ができたのに気が付いたので、ひどくならない様にテープ、タオルで補強しましたが、破壊のスピードは加速しました。

 右足の靴底はあきらめました。前回は中底が意外にもったので今回も同様に考えてましたが、今回の靴、すぐに足の指が見えてきました。小石が入り込んでどうにもならなくなりました。まだ頂上まで30分くらいかかりそうです。

 ちょうど頂上の下手にクマがウロチョロしていて道のほうにも行きそうな感じだったので、待機がてら修復、

 自分の履いてきた毛糸の靴下を靴の上から履かせてテーピング、タオルで固定。

 

 なんとか登頂して下山開始後すぐにもう一方も靴底はがれる。同様に修理。タオルもなくなり、ついに自分の流れる汗を拭き取ることもできなくなりました


 下山後の記念撮影。よくもったもんです!


 途中出会う人の目線はなんとなく足元を見てましたが、口に出して言う人は、いませんでした。ギブスの様な、素足の様な、ちょっとヤバイ人ですよね!


 いわゆるリタイヤして登山している中高年にはこういうケースはあまりないと思います。現役で装備に凝る暇のない方は要注意です。