万月堂通信

知床半島、標津町にある民宿「万月堂」から日々の出来事やアウトドアー情報(登山、シーカヤック、釣り、狩猟等)を発信します。

イチイ純林保護林

2011-10-28 | Weblog
 前回の記事で紹介したイチイ(オンコ)詳しくは→コチラ

 最近、週の半分くらい通っているところがここ

 根室市花咲港のすぐ近く、日本最東端にある国有林らしい。

 しかもイチイが純林状態で大きな面積を占めていて非常に珍しい場所なのだそうだ。


 


 遊歩道もあり、誰でも自由に散策が楽しめる。


 エゾシカはこの木の葉が好きなようで、庭木にしているイチイはよく被害にあう。うちにも4,5本もらったイチイがあるが、たまにシカにかじられる。
 この辺りの山の中でもよく見かけるが、シカの届く距離はきれいに刈られて枝葉がない。

 保護林のイチイもシカにかじられてその将来が危うい。


 昼飯を食いながら、見上げると風力発電の風車。保護林のすぐ隣にある。風のある時は2秒くらいで一回転している。羽の長さがどれくらいあるのか?見当も付かないがあの羽の先端に磔にされ回されたらすごいだろうな!と妄想してしまう。

表札

2011-10-25 | Weblog
 表札を作って欲しいと頼まれた。うちをよく利用下さる方で、この夏に子供が出来たのを機に一戸建てに引越ししたのだそうだ。

 なんでこの俺に?と言う感じだが、頼まれたからには頑張らねば!


 自分の表札は6,7年前に自分で作った。その時の材料がちょうど手元にあったのでそれを使うことに・・・表札の材としては最高級と言われる「イチイ(オンコ)」

 イチイは成長が遅く、年輪が緻密だ。この材の年輪をざっと数えると150~200


 先日一緒に数日山遊びをしたお客さんに教えて頂いた技術が早速役立つことに。

 胡桃を入れた布で板の表面を磨く。ついでに今まで手入れしたことのない自分の表札も磨くことに。

 胡桃から滲み出た油が板にすぐ浸み込み、たちまち色合いが変わり、木目がきれいに浮き出てきた。


 当分、テレビを見ながら磨き続けることにする。

別海ジャンボホタテバーガー

2011-10-16 | 観光、温泉
  
 先月の野付半島遊歩道付近のススキ


 野付(のつけ)、尾岱沼(おだいとう)方面に行くお客さんに必ず勧めるものがある。


それは、

 尾岱沼の温泉「浜の湯」

 そしてジャンボホタテバーガー

 野付にあるビジターセンター内の食堂で
 

 ビールジョッキで牛乳が出てくるのがスゴイ!


 このハンバーガーが全国一になった。→コチラ


 女将はもう何回も食べてるみたいだが、私はまだ食べたことがありません。食べてみたいです!子供達でさへ食べてるのに・・・

収穫の秋

2011-10-13 | Weblog
 畑の収穫はほぼ終了、今年は豊作とまでは言えないが、まずまずと言ったところ。
後半、忙しくて雑草抜きを怠った為、作物が雑草に隠れてしまい暑さで蒸れてしまったのが大きかった。

 それでもトウキビ、ジャガイモはお客さんにも喜んでもらえた。


 山の方は先日・・・初日はエゾシカの初猟に。日の出時刻に出発、山の方に向かうが、まだ葉っぱが邪魔して視界が利かず諦め、畑を回ることにした。ぐるっと回り家に帰る途中で若いオスシカ2頭発見。大きい方を頂きました。朝食後、解体して後片付け。

 昼食を食べた後は山にシメジ採りに、去年は大豊作だったんですが、今年は見ることも出来ませんでした。ただ家の周りは、伸びた草を手で探るとそこそこ採れるんです。


 どうして山で採れないのか解りません。


 山のシメジがだめだったんで、エゾライチョウを捜しに行きました。林道を奥に行くといました。


 喉にたっぷりナナカマドの実を貯めていました。
 この日の夕食はエゾライチョウの刺身、エゾシカの内臓(心臓、腎臓、肝臓、舌、キ○タマ)の焼き物と焼いたあばら骨のしゃぶりつき!


 二日目は、おにぎりを持って山葡萄を探して林道を流すが、いいツルを見つけることができず、沢に入りキノコ採りをすることに。

 ムキタケ


 シイタケ


 クリタケ

 この他にエノキタケを少し。

 今年はマイタケは拝めませんでした。毎年どこかで採っていたんですが。
 ボリボリ(ナラタケ)も今のところだめです。

 夕食は昨日のエゾライチョウのガラで出汁をとったキノコ鍋。

 

高師小僧

2011-10-04 | Weblog
 「たかしこぞう」と読む。知っている方は少ないと思う。

 
 女将が先月から標津町のポー川周辺の遺跡発掘作業に行きだした。以前から興味があったみたいだが、人手も足りないらしく空いた時でよいとの事であった。

 その作業の初日、帰ってきたら「土の中から変な形の塊が出てきたが、知ってる?」と言う。私「高師小僧でしょ!」女将「何で知ってるの?」


 

 実は自分の小学生時代(田舎は愛知県の知多半島)、遊び場と言えば空き地か周辺の野山、人口が急速に増え、その野山が徐々に削られ宅地が造成されていった。そんな造成地で遊んでいるとこの奇態な土の塊にたくさん出会った。

 太さは子供から大人の指くらいあり、必ず注射針のように穴が通っている。穴の周りは前輪のように赤茶けた土がくっついて固くなっている。うちに持ち帰り、家の人に聞いてそれが「高師小僧」だと知った。



 たまに夢の中に登場していたが、40年ぶりの再会だった。

 高師小僧に関してもっと知りたい方は→コチラ

 実は「たかし小僧」を「高師小僧」と書くとは始めて知った。