万月堂通信

知床半島、標津町にある民宿「万月堂」から日々の出来事やアウトドアー情報(登山、シーカヤック、釣り、狩猟等)を発信します。

ある鳥を求めて!

2013-02-15 | Weblog
 ある鳥に出会うためにまずはスキーを履きこなすことから始めることに。

 ゲレンデスキーをしたことがあっても初めて長靴スキーで歩くのは大変です!平坦な所でも転んでしまいます。スキーの練習がてらとりあえずうちの近くのオジロワシの巣を見に行く。


 そろそろ繁殖期に入るはずなのですが、今の所使われていない様子で雪がノッコシ載っていた。

 そう言えばテンのような足跡が、巣まで雪面に付いていた。


 たいした距離でなかったけど相当疲れたみたいなので、昼からは羅臼方面にオジロワシ、オオワシを捜しながらのドライブ。

 すぐお隣の集落付近からは遥か沖合に流氷の帯が見え始める。


 羅臼の本町付近には流氷が結構入っていたが、隙間も見えている。木に止まっているワシを撮影しながら、最後に流氷撮影して戻ることに。


 この日の〆は「熊の湯」



 翌日はおにぎりを持って目的の鳥を探す、アプローチはスノーモービルで。

 荷物満載です!

 ここはシマフクロウもいるので川沿いを注意深く!!



 去年の秋から初冬にかけてよく見かけたポイント、思ったより雪に埋まらないで川が開いていた。

 しばらく待機したが、残念ながら現れず・・・その鳥とは「ヤマセミ」です。


 実は私は一か月ほど前にこのもっと下流でヤマセミに出会っていました。この後そのポイントに行くつもりでいたのですが、かなり疲れたみたいで帰ることに。



 まだ時間があるので車で野付半島方面にバードウォッチング。


 半島部に入るとあちらこちらにオジロ、オオワシが羽を休めています。

 ただこちらのワシは人工物(電柱、護岸ブロックなど)に止まっている場合が多い。

 尾岱沼は当然凍りついていて真っ白な雪原!

 ワシを見ていると一台のジャンボタクシーが目の前に来た。止まると同時にスライドドア-から屈強そうな若い男たちが5,6人飛び降りて来て、バズーカ砲をかまえるや否や連射し始めた。いやっ!バズーカ砲ではなかった、巨大な望遠レンズのついたカメラでオオワシを連写してたのだった。

 ずいぶんカメラ撮影に訪れる人が多いようだ。

 雪原でポーズをとっている無数のエゾシカ達も格好のモデルみたいです。

 突然前の車が止まったりするので通行注意です!!



 帰りに冷えた体を温めに行ったのは、

 偶然この日はキャンペーンデイという事で、通常420円の入浴料がなんと100円だった。

 ラッキー!!です。どうやら「エネルギー節約のため、うちで風呂を入れないで浴場に行きましょう!」という趣旨のキャンペーンみたいだ。



吹雪の後は・・・

2013-02-11 | Weblog
 ちらっと近所を車で回ってみた所、先日の猛吹雪の片付けは大方終わったようですが、次の大雪に備えなくてはいけないのでまだ重機があちらこちらで動いてました。

 うちの前の旧道も今日の午後除雪車が来ました。

 3メーターくらいの吹き溜まりになりました。


 うちの回りの除雪は日曜日にきれいに片付けました。

 破られたトタンもとりあえず応急修理完了!

 
 建物の風上側は山の稜線と変わらない様なりっぱな吹き溜まりができている。


 子供は早速

 「せっかく作ったんだから、泊まったら?」の誘いには絶対にのって来ません!


 学生の時、柔らかい吹き溜まりに雪洞を掘って泊まったことがあって、掘り易くて良かったのだけど翌朝目が覚めたら天井がすぐ目の前まで下がっていて、出るのに苦労したことがありました。
 
 この雪洞なら何泊しても頑丈だ!!

猛吹雪!!

2013-02-09 | Weblog
 昨日の午後から猛吹雪です。

 昨日は学校だったので、子供の帰りが心配でした。今までの学校だったら自分で天候判断して早引きさせれたのですが、天気がまるっきり違う遠い学校のことおそらくこの天気を気にしている先生なんか一人もいないでしょう!

 へたに口出ししたら「モンスターペアレント」扱い間違いなしです!

 3時半頃次男坊は無事帰ってきましたが、通学タクシーの運ちゃん「吹き溜まりがひどくなって次の便のお嬢さんの時が不安です!」とのこと。


 1時間後の到着時刻目指してトラクターで国道まで迎えに行くことにしました。ほとんど視界がありません。風の息する間、たまに見える標識や吹きさらしの道路を確認しながら吹き溜まりを越えてゆっくり進み、国道の合流地点に着くと丁度車が来ました。

 帰りは一段と厳しい状況です!騙し騙し無事家にたどり着きました。

 午前中から暴風雪警報も出ていたし、気圧配置の変化を見ていればこの悪天候充分予想できるはずです!こういう事を子供に教えるのも立派な教育だと思います。

 6時頃には開発局から電話で、「国道は閉鎖されました。」という事でした。

 今も多くの道路が閉鎖中みたいです。→コチラ


 夜になると一段と風が強くなりました。早めに酔っぱらって寝てしまいましたが、女将に起こされました。何事かな?と聞けば「倉庫の扉がおかしい!!」

 窓越しに外を見ると倉庫の扉のトタンがはがれてバタバタしてます。

 この暴風の中如何ともしがたいのでまた寝ることに・・・
翌朝見ると

 シートの方は吹き溜まりでブロックされて破られませんでしたが、扉のトタンがはがれたままくっ付いてました。この他には被害は無いようです。

 家の周りの吹き溜まりは一晩で倍以上に成長してました。



 鶏にエサをやりに戸を開けると雪の壁ができていて入れません!女将を呼んできて扉が風で飛ばない様に押さえてもらっている間に除雪してやっと中に入れました。

 中は真っ白になってます。鶏もせつないのか止まり木に上がったままです。


 子供は楽しいのか?元気です!!


 ナミも


 この連休は幸か不幸か?お客さんはいないので除雪はもう少し天気が良くなるだろう午後にやるつもりです。

 こういう時は、「火事。火傷、怪我に注意です!!」

 食料、酒はいっぱいあるので、閉じ込められても不安はありません!

 
 

初滑り

2013-02-07 | 登山、スキー
 猟期も終わったので気持ちは山へ・・・という事で初滑りに行ってきました。3人です。

 当初は知床連山の東岳に行く予定でしたが、前日は猛烈な風で「これでは明日は無理ですね!」と行先変更。

 根北峠付近(斜里岳山麓)で遊ぶことにして出発するもまだ天候は回復しておらず風が強い。とりあえず峠に向かうと行動できる天気なので出発することに。斜里岳とは反対方向のルベス岳にむかう。

 風が強いです!


 頂上から初滑りです。

 雪質は新雪が10センチくらいあるもののその下は先日の暖気で解けた雪が表面凍っていて自分のヘッポコスキー技術では回りません!他の人も手こずってる感じです。

 「登り返して滑ることもない!」と全員一致で戻ることに。


 物足りないので「藻琴山に行こうぜ!」と車を走らせる。

 藻琴山は冬型の気圧配置でも意外と天気の回復の早い所と見ているので期待大!


 もう昼過ぎているので峠に駐車して出発、太陽は見えませんが、視界はいいです、寒いです。

 カリカリの尾根を上がると眼下に屈斜路湖、

 全面結氷しており、「御身渡り」の筋が中島から四方に伸びているのが判る。

 雪庇の発達した細い尾根を進み最後の山頂のでっぱりへ


 下りはコースを沢へ

 出だしだけいい雪だったが、だんだんルベスと同じような雪質に・・・


 今シーズン最初のスキー、雪質はイマイチでしたが、1日で二座登頂で気分もまずまず。夜の宴会の酒がうまかった。

雪像

2013-02-04 | Weblog
 先日の強制ダイエットの成果は二日で3キロ痩せました。

 女将に「俺3キロも痩せたけどどうだった?」と聞くと

 「たったの0.5キロ!」と残念そうな顔でした。

 今は体重も戻りつつあります。自分はほぼ30年くらいほとんど体重の変化がありません!


 
 札幌雪まつりもそろそろ始まるみたいですが、暖かかったある日女将と次男坊が外で雪像を作ってました。

 出来上がったのをカメラで撮ってます。




 (札幌雪まつりももともとこんなものが始まりだったのでしょうけど・・・)

 翌日からは気温もぐっと下がり何もかもカチカチに凍ってしまいました。家の周りも道路も氷です!

 女将は何気に道路の氷の状態をチェックしてましたよ!楽しみです。


 そう言えば一昨日の夜の地震、ここは震度2~3と言ったところか?たいしたことはありませんでした(長女は起きてきませんでした)が、長男の住む釧路は結構揺れたみたいです。