万月堂通信

知床半島、標津町にある民宿「万月堂」から日々の出来事やアウトドアー情報(登山、シーカヤック、釣り、狩猟等)を発信します。

暑中お見舞い申し上げます。

2010-07-23 | Weblog
 毎日本州の酷暑のニュースを見てますが、こちらは涼しいのでただ気の毒に思うばかりです。曇ったり、霧雨が降ったり20度に達しません。今日は久しぶりに太陽が顔を出して暑く感じますが、室内の温度計は11時現在22度を指してます。



 一昨日の夕方5時半頃、何気に外を見たらクマが草地の縁を歩いてました。百数十メーターの距離です。悠々と数百メーターほど草地を進み藪に消えていきました。



 写真を撮らないで見ていたので今朝丁度シカがいたところを室内から撮りました。クマは後ろの草地の縁を歩いてた。

 この連休二日続けて羅臼岳登山に行ってました。一日目は暑いが風もなく展望も良い日でした。二日目は天気悪く、雨降りで風もある日でした。

 そんな登山条件の悪かった二日目の話ですが・・・

 一緒に登山した若いご夫婦は最近登山を始めたらしく、天気が悪いにもかかわらず元気一杯、登頂意欲がみなぎっている。私もそれに応えて何とか頂上まで行かせてあげたかった。

 我々の入山時間は遅かったので、しばらくすると早くも下山する人とすれ違うようになった。聞いてみると天気が悪いので撤退する人がほとんどのようだった。

 雪渓に出ると今までの蒸し暑さ(カッパを着ているので)がうそのように冷たい風に吹かれ一枚着込んだ。いつもより速いペースで強風の頂上に辿り着いた。頂上からは何も見えなかった。

 帰りはペースを落として、雪渓も固かったのでゆっくり奥さんをザイルで確保しながら降りた。銀嶺水でマッタリ休息し、そこからは頂上から我々と前後しながら下山中の単独の男性と話をしながら歩いて、極楽平でまた一服。その間に男女4人のグループに追い抜かれた。

 重い腰を上げしばらく行くと先程のグループがいて鈴を顔の前で振り鳴らしつつ何やら茫然自失の様子。伺ってみると登山道にクマがいてここまで戻ってきて我々が来るのを待ってたと言う。

 クマスプレー片手にクマがいたと言う場所まで行ってみると青い小さな果実が落ちていた(何かは不明)。クマはいなかったが、少し進むと目の前の木が大きく揺れた。皆に少し戻ってもらい、しばし様子を伺う。声を掛けながら揺れた木のところまで行きあたりを注意してみるも姿は見えなかった。

 皆さんを呼び戻して、全員一緒に下りることにした。登りは3人、下りは8人の大グループになった。途中話をしながら歩いたが皆さんクマに関して知識があまりないようだった。

 どこにでもクマはいるんだよ!ということだけは知っていてほしい。



 草地の縁にノイチゴが一杯。早速ジャムに!



 活きたホッカイシマエビを頂いた。不漁だと言うのにありがとうございました。早速刺身で!後は茹でて!

 

  

野付半島~根室市厚床

2010-07-11 | 観光、温泉
 余裕があれば登山の予定に予備日を設定してくださると楽しみが増えます。

 野付半島にハイキングに行ってきました。私はこの時期行ったことがなかったのですが、よかったです。



 原生花園に踏み込むや否や、ハマナスの花のいい香りが漂ってます。鼻の鈍い私ですが、ハマナスの花がこんなにいい香りだとは知りませんでした。

 ハマナスの赤、エゾカンゾウの黄色、ショウブの紫、ハナウドの白、他多数の花で一杯でした。

 花の鑑定や撮影で時間をとられてしまい、期待の尾岱沼の温泉「浜の湯」に入る時間がなくなってしまいました。

 尾岱沼漁港の売店では、今が旬の「ホッカイシマエビ」がお勧め!

 当初の予定では、野付で噂の「ホタテバーガー」を昼食にするつもりでしたが、根室で噂の「エスカロップ」に挑戦。

 以前から根室名物「エスカロップ」の名前は知ってましたが、どんなものなのか想像できませんでした。うちの長男は去年食べたみたいなんですが・・・

 じゃじゃ~ん!これが「エスカロップ」です。エスカロップっていったい何語なんでしょう?



 これ以上のコメントはしません。自分で体験してください。

 帰り道に別海の「茨散沼」(バラサン沼)に寄ってみた。



 思ったより大きく、静かな沼でした。

夏山登山始動・・・羅臼岳、斜里岳

2010-07-10 | 登山、スキー
 夏らしい天気が続いたが、山の様子はどうなってるでしょうか?

羅臼岳(ウトロ側コース)

 残雪が多いと思われた今年、大沢の雪渓は最近の暑さのためか急速に減少したようです。かえって去年より少ないように感じた。雪面も柔らかくアイゼンを使用しないで登下降する人も少なからずいたようだ。
 ただ寒い日や時間によっては硬くなる場合がありアイゼンの準備は必要だろう。

 クマの出没も多いらしく、目撃情報が頻繁に寄せられている。650メーター岩峰付近には数箇所登山道上にクマの糞があった。羅臼平付近でも目撃されているそうだ。



 羅臼岳頂上の三角点。ほとんどの人が降り去った頂上は雲の中で展望は無かったが、風も無く寒くも無くのんびり休んだ。

 下りだしてしばらくすると男性が4人登ってきた。我々がどん尻だと思っていたので声を掛けると(ラウス側コース)から来たと言う。雪渓が長く、傾斜がきつく難儀したそうだ。ここまで7時間近く掛かっていると言うから、その苦労が伺われる。下りは予定を変更してウトロ側に降りることにしたみたいだ。

 650メーター岩峰付近まで降りてきて、登山道脇の木の中をふと覗き込むとクマがいた。すぐ目の前だったので少し後戻りしてクマスプレーの安全弁を抜いた。クマに声を掛けるとどうやら距離を開けたようだった。しばらくスプレー片手に声を出しながら下って行ったが後をついてくる様子もなかった。同行の女性陣はかなり驚いたようで、以後スピードが速かった。初めからこのスピードだったら標準タイムで登れたであろう。


斜里岳(旧道コース~新道)

 昨年は雪渓に悩まされた旧道だが、今年はもう雪渓は残っていなかった。
度重なる渡渉もテープ通りに行けばたいして深く潜ることなく渡れる。

 頂上付近の高山植物が丁度見頃に花を咲かせきれいだった。こちらも雲の中、展望はなかったが無風でのんびりした。

 我々の後に数人いたが新道の下りの途中で追い抜かれてどん尻になったようだった。



 熊見峠で見たのはクマの尻ではなく、植物を接写する女性の大きな尻だった。新道の嫌らしい急坂は山開き前に整備したらしく、土嚢が敷設されていた。しかしこれもあっという間に雨で壊れるだろう。

 この日気にしていた雷は車に着いて走り出した途端やって来た。いきなり土砂降りになりあっという間に道が川になってしまった。

 

ヤマベ解禁

2010-07-02 | 釣り
 いや~暑い日が続きました!

 私は近所の農家の草の手伝いで毎日ダンプに乗っていました。半ズボンにTシャツ姿だったので右手だけ焼けてしまいました。

 ところがここ数日は天気が悪くなり、昨夜はお客さんの濡れ物もあったため、ストーブを焚きました。身体が気温に追いつきません。
 
 ところで1日に道東地方のヤマベ釣りが解禁になりました。

 6月の天気が良かったため水量はどこの川も少なめです!

 

 初日はお客さんの釣ったヤマベを早速天ぷらにして食べましたが、なまらうまいっス!

 今日は川に行ってきました。数はそこそこ釣れましたが、大物には出会えませんでした。

 帰りにタモギ茸がのっそりでてたので採ってきました。



 暑い時期に出るこのキノコ、栽培もされていてスーパーでも売られてます。