万月堂通信

知床半島、標津町にある民宿「万月堂」から日々の出来事やアウトドアー情報(登山、シーカヤック、釣り、狩猟等)を発信します。

春山・・・東岳(知床連山)

2015-04-29 | 登山、スキー
 知床連山の北の端にある「東岳」に行って来ました。

 仲間を誘ったのですが、皆他に用事があるとのこと、女将と二人で。

 実は「東岳」を目指すのは、今シーズン3回目なんです!過去2回はいずれも天候不良で途中敗退!


 出発地の旧知円別小中学校には先行の2パーティの車あり。


 前回到達地点付近に、古いクマの足跡。その少し上部には昨夜から今朝に歩いたと思われる大きな足跡。


 今朝は、子供も休みで出発が遅かったので、あまり長く休まず快調に飛ばした。おかげで女将はペースが遅れだす。

 稜線近くで先行のパーティとすれ違い、この前「斜里岳」に一緒に行った仲間でした。もう1パーティも知ってる連中で「硫黄山」に向かったそうだ。

 ここで遅れてる女将を待つが、一向に来ないので迎えに行くと、ハイマツの影で昼食を食っていた。
 「もう、これ以上登れない!!」と言うので一人で頂上へ向かう。

 主稜線付近は、ハイマツがかなり露出していた。
 羅臼岳方向

 手前「知円別岳」付近に硫黄山に行ったパーティが戻ってくるのが見える。

 その「硫黄山」は一番右端に少し頭が見えた。


 岬方向は

 「知床岳」もかなりハイマツが出ているみたい。


 
 女将最終到達地点で・・・ここから頂上まで30分もかからなかったのに。
この赤いヤッケ、札幌の「秀岳荘」製。今このヤッケを着ているのは、森林管理署の職員くらいです。自分が学生の時は、皆こぞって着てたんですけどね!


 「東岳」頂上までスキーは使えましたが、時間の問題でハイマツの海になるでしょう。


 
 今回は雪の状態が良くて、学校まで快調に滑ることができました。

 女将も大満足!!

春山・・・南斜里岳~斜里岳

2015-04-28 | 登山、スキー
 ここのところの好天で雪解けが進んでいますが、家の周りの積雪状態は、主観的に見て70パーセントくらい雪で白いと言う感じです。

 車も遠出する予定はないので夏タイヤに交換しました。


 日曜日、周辺の仲間と斜里岳に行ってきました。

 コースは国道の根北峠に車を止めて、東尾根から大沢を横切り、南斜里岳を経由して斜里岳、大沢をスキーで滑り降りて根北峠に戻る。

 帰りの写真ですが、東尾根からの真ん中が大沢、対岸南斜里岳から右手東斜里岳(斜里本峰は隠れて見えず)


 南斜里岳への尾根・・・上部はハイマツが露出



 南斜里岳から先のやせ尾根上の岩場。ここの様子が判らずロープも持参したが、岩場の途中から雪をつないでトラバースした。



 斜里岳本峰からの正面が南斜里岳・・・岩場を巻いた後、大沢源頭部まで稜線を行かないで延々のトラバース。途中大沢を眺めるとたくさんの登山者が歩いているのが見えた。




 頂上は登る途中の強風もなく絶好の休息所だった。


 大沢にいた登山者が上がって来るのと入れ替わるようにして下山。

 疲れた足をいたわるように大沢をスキーで滑り降り、根北峠まで。

 よく歩きました。 
 

外遊びにいい時期なのですが・・・

2015-04-21 | Weblog
 うちから外をぐるり眺めれば、まだ95パーセント以上は積雪で真っ白です。


 白鳥の北帰行も今年は遅れてるみたいで、まとまった群れで飛んで行くのは昨日の朝が始めて。



 湿原の川も雪解けの増水で

 どこからが川なのかもわからない状態。

 それでも釣り仲間たちは、釣りのできる川に通ってるみたいで、巨大な「イトウ」に針を伸ばされたとか・・・

 自分もこの増水が始まる前に、デカイ「イトウ」がルアーを追ってきたものの食いつかず、姿を見ただけです。

 当分は様子見の日が続きそうです。



 山のほうは豊富な雪のおかげで長く楽しめそうです。ただ天気ばかりは・・・

 和歌山から山スキーに来た友人は、初日午前中雨降りで、昼頃近くの山に女将も誘って登り返し4本スキー練習。雨をたっぷり含んだ雪は滑り悪し!


 翌日は「海別岳」に向かう。

 新雪がさっと積もって冬景色でした。


 ハイ松帯から上は、強風かつ視界なし。ここから引き返し。

 三日目は朝から雪が降ってて積雪状態。車も雪を被るくらいで停滞、観光ドライブにする。
ところが雪が止むと急激に晴れてくる。

 結局夕方まで晴れて山々もはっきり見えるくらいだった。滞在中一番いい天気だった。


 四日目は「東岳」に

 朝から小雨が降ってるが最終日なのでとりあえず現地に向かう。

 雨は降ってるが、濡れるほどではないようなので出発。徐々に雨は雪に変わり視界が悪くなってくる。

 そろそろ木がなくなるところで、視界が開けるのを待つが一向に良くならず、寒くなってきたので少し上まで行って引き返すことにする。

 上下左右真っ白の中斜滑降で下り始めたとたん、頭が眩んで頭から雪面激突!止まってるかと思ったら動いてたらしく、首筋まで電気が走った!!


 ようやく回りに木が生えてるところまで降りると、やっと自分が動いてるのか止まってるのか上下左右が判り滑りやすくなりました。全く酔っ払いと同じ状態でした。


 やっと滑りやすくなったと思ったら、だんだん雪の状態が悪くなり、スキーが回りません。
直線的に木々の中を叫びながら滑ります。叫ばないと木に激突しそうです。

 途中登りのスキーの跡を親子連れのクマの足跡が横切ってましたが、親クマは結構ぬかってました。

 麓付近は重いものの何とかスキーを操作できる雪になってました。


 昼前に下山したので昼食はうちで・・・


 連休は雪がまだたっぷり残ってそうです!




準備

2015-04-02 | Weblog
 もう来シーズンの薪の準備できました!北海道人は働き者なんです。



 春休み中の次男坊に手伝わせました。来週から学校が始まります。背景を見れば、まだ雪が一杯あるのがわかると思います。今シーズンはまだ終わっていないのです。


 湿原の川も雪解けの増水が始まり、これで濁りが入れば当分釣りにはなりません。