この土、日斜里岳に行ってきた。
昼過ぎ、思ったより重くなった荷物を背負ってスキーで進むも雪がスキーやシールにくっついて頻繁に立ち木に当てて落とす。山は最近雪が降り続いたようで段々深くなっていく。
高度が増すにつれ、雪質がパウダーとなり数十センチの軽いラッセルになった。この日は標高700メーターくらいの沢中でテント泊。テントの入り口から斜里岳の頂上がいきり立っているのが、よく見えた。
前半は熟睡、後半は寒くてウツラウツラだったが、よく眠れた。今日は沢の右岸の北尾根から頂上経由で左岸の北西尾根を下降し、沢のテント場に戻る予定だ。
北尾根の取り付を捜しながらスキーで出発。頂上は雲の中だ。
スキーを脱いでツボで尾根に取り付くが、膝までのラッセルで斜面も急だ。
北尾根に上がっても期待していた硬く締まった雪はなかった。春とは思えないくらい寒く、アイゼンバンドの調整を忘れていて、装着に時間が掛かっている間に左手の人差し指の感覚がなくなってしまった。
天気は回復しそうに無く、雪質も相変わらず悪い。水を入れたボトルは凍り付いて開かなくなり、ヒゲからはツララが垂れた。
砂糖のようにサラサラでアイゼンの決まらない深雪を4時間かかってようやく標高1350メーターの大槍のせまい出っ張りに着いた。
一瞬、視界が開け行く手の稜線と頂上が見えたが、それ以後二度と顔を見せなかった。
これから先はいったんロープを使って鞍部に下降し、小岩塔からなるやせ尾根を伝って最後の雪壁に取り付くようだが、変わらない天気と雪質にめげて退却することにした。
昼過ぎ、思ったより重くなった荷物を背負ってスキーで進むも雪がスキーやシールにくっついて頻繁に立ち木に当てて落とす。山は最近雪が降り続いたようで段々深くなっていく。
高度が増すにつれ、雪質がパウダーとなり数十センチの軽いラッセルになった。この日は標高700メーターくらいの沢中でテント泊。テントの入り口から斜里岳の頂上がいきり立っているのが、よく見えた。
前半は熟睡、後半は寒くてウツラウツラだったが、よく眠れた。今日は沢の右岸の北尾根から頂上経由で左岸の北西尾根を下降し、沢のテント場に戻る予定だ。
北尾根の取り付を捜しながらスキーで出発。頂上は雲の中だ。
スキーを脱いでツボで尾根に取り付くが、膝までのラッセルで斜面も急だ。
北尾根に上がっても期待していた硬く締まった雪はなかった。春とは思えないくらい寒く、アイゼンバンドの調整を忘れていて、装着に時間が掛かっている間に左手の人差し指の感覚がなくなってしまった。
天気は回復しそうに無く、雪質も相変わらず悪い。水を入れたボトルは凍り付いて開かなくなり、ヒゲからはツララが垂れた。
砂糖のようにサラサラでアイゼンの決まらない深雪を4時間かかってようやく標高1350メーターの大槍のせまい出っ張りに着いた。
一瞬、視界が開け行く手の稜線と頂上が見えたが、それ以後二度と顔を見せなかった。
これから先はいったんロープを使って鞍部に下降し、小岩塔からなるやせ尾根を伝って最後の雪壁に取り付くようだが、変わらない天気と雪質にめげて退却することにした。