５年温め続けてくれた ぬるめの温泉。

ピアノランドマスターコース１０期の卒業生で、
毎年行っている非公開のコンサート。

ハートフルコンサート


元々は、マスターコースを卒業するときに、

「発表会の講師演奏が緊張してうまく弾けない。
　その本番慣れする場が欲しいよね。」

という話が持ち上がりました。

でも、いつにする？どこにする？という
具体的な話にならず・・・。

私も、そういう場が欲しかったので、
このまま、この話が消えてしまうのは残念すぎる！と思って、

「じゃ、私が日にちを決めて、会場を探します！」と


その後の諸々は、
ほかの方にお願いするつもりだったのに、
流れで２回も幹事をしてしまった


それが、昨日、
５回目のコンサートとなりました


係分担があるのですが、
今回は、スケジュール係になったはずなのに、
流れでプログラム係も兼任に。

流れに弱すぎる


５回目というアニバーサリーなので、
がんばりましたよ

表紙は私の勝手なイメージで、
５段重ねのケーキのイラストを載せたい！と思ったのですが、
絵心のない私が描いたら、ケーキに見えないに決まっている

そこで、絵の上手な、ますこしょうこさんに無理を承知でお願いしてみたら、
引き受けてくださり、お忙しい合間を縫って、
こんなにステキなイラストを描いてくださいました


表紙だけではもったいない気がして、
おまけに栞も作ってみました。

以前、西山いずみさんにいただいた、写真右のクリスマスの栞が、
とっても気に入っていて、
リボンの付け方を真似させていただいたのですが、

作り始めてから
「私、こういう細かい作業は苦手だったんだ・・・」と、
冷や汗をかきながら作ったので、出来は残念ながらイマイチです


中の挿絵も、
第１回～第４回までのプログラムの表紙を使いました




５回目のハートフルコンサートは、
プログラムが特別だっただけでなく、

それぞれのメンバーの
その５回の積み重ね、５年の成長を感じ合えるコンサートでした

ドタバタしながらも、
みんなが真剣に音楽と向き合っている姿、
その姿や演奏から、裏の努力が見えるのです。

殻破り会にいらしてくださった方も
何人かいらっしゃるので、
殻破り会でお聞きした演奏から、さらに進化されて、

ピアノとつながった演奏や、
心がopenになった演奏に感激

そして
「殻破り会のおかげで、今日は演奏を楽しめました」と
おっしゃっていただき、

私がお伝えしたヒントを素直に受け取ってくださったことが、
とってもうれしかったです


肝心の自分の演奏は、
ピアノの低音があまり聞こえず、
指から音がどんどんこぼれていくような感じで、大汗

でも、そこから学べたことも大きく、
自分の弱い部分や、今後、練習すべき点も見えました。

音を頼りに弾いていて、自分の指を信じられなかったようです

来年６月の発表会を目指して、がんばりますよ


大汗はかきましたが、
私にとってハートフルコンサートは、

得意なことを披露する場ではなく、
何かに挑戦する場なので、

この短期間で「制限時間の１２分に収まるテンポで弾く」状態に持って行く
という意味では、任務を達成しました

そして、
何よりうれしかったのは、
ベートーヴェンのテンペスト、第１・３楽章という
エネルギッシュな選曲に関わらず、

この譜読み期間で、体が痛くならなかったこと


毎回この時期は、それで苦しんでいたので、
私の中で大きな体の変化を感じることになりました


ハートフルコンサート１回目は
初めてできた自作曲を弾き語り

２回目は、アンコール付きの「まっみコンサート」。
冗談とも本気ともつかない企画だったのですが、
この翌年に、おうちコンサート“響きあい”を初めて開催

３回目は、体の痛みに苦しみながらリストを弾き、
４回目は、体の痛みと、喉の不調に苦しみながら・・・。


この４回すべて、熱を出していたり、風邪をひいていたりの
不調の中での本番だったのですが、
今回初めて、万全の体調で参加することができました


そんなふうに
体力も精神力もついてきている自分の成長もうれしかった


温かいメンバーばかりなので、
このぬるめの温泉みたいなところに、
いい気分で浸かっていてはいけないんじゃないか！

もっと、自分で厳しい道を求めていかなくちゃいけなんじゃないか！

と考え続けた５年でもありました。


でも、５回目を迎え、
ぬるめの温泉が、５年じんわりと温め続けてくれたことで、
もたらされた今までにないものを感じています。


みんな、ありがとう


書きたいことがたくさんあって、長くなってしまいましたが
お読みくださり、ありがとうございました


　　　　　　　　　　　　　　　　

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