剪定

2013-02-27 20:17:15 | 日記
福岡の御屋敷の
剪定ボランティアは
プロの庭師さん二人に
素人四人の計六名

楽しかったというのとは少し違う
素敵だった

ロケーション、シチュエーション
時間の流れ、空気
楽しいというのは賑やかに笑いあう場面を想像するから違う

皆、黙々と自分の役目をはたしていて
冗談を交わす気にもならない

かといって
まなじりを結して集中しているのでもない

子供が新しいおもちゃに吸い込まれているような

そんな中
ダイくんは太い枝をのこぎりで短くして
ゴミの山に入れる仕事を受け持っていた
        
私がいつか交代しようかなと思いつつ
山茶花の剪定をしていたら
プロのミカさんが
「彼にほかのこともさせてあげては」
と私にお伺いをたてにきてくれた
本来ならプロのミカさんが指示してくれてもいいのに
本来なら仕掛け人の私が先に気付いていいのに
ダイくんにも面白い仕事をあげましょうよという提案

ミカさんは本当に心の優しい人なんだ
きっとダイくんもその思いやりに気付いている筈

と一人で感動していたら

ダイくんは帰りの飛行機で
「のこぎりで切るのが楽しくて
 腕があの感覚を忘れられないから
 次はチェーンソーにトライしたい」
だって

お庭は見違えるように
きれいになりました
before
       
after
       


before
       
after
       

隠れていた灯篭も見えるようになりました
        

東京から飛行機で駆けつけたり
京都から新幹線や夜行バスで到着したり
軽トラック運転して来たり

わからんやろなあ
役所のおっちゃんには
この道楽