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富士急行 6000系電車(1)~外観編

2012-03-05 | 鉄道[甲信越]

今月に入り、今季の青春18きっぷ利用が解禁となりましたが、MAKIKYUは昨日早速この18きっぷの1回目を使用し、日帰りで山梨県内へ足を運んだものでした。

その際には、先月29日に運行開始したばかりの富士急行の新型車両・6000系電車の運行時刻(土休日に限りHPで公開しています)だった事もあり、大月駅で中央線を途中下車し、少しだけこの新型車両に乗車したものでした。
(当然ながら富士急行線は青春18きっぷの通用対象外で、別途乗車券を購入して乗車しています)


6000系は元JR205系を、JRから譲り受けて改造した通勤型電車で、古い車両を多数使い続けており、まだ205系は暫く自社で使い続ける雰囲気が漂うJR西日本所属車両ではなく、多数が既に廃車や別線区へ転用されており、改造車も多数存在する元JR東日本所属車両が種車になっています。

編成は3両編成となっており、富士急行の一般車両で3両編成の車両は初登場になると共に、205系は元々先頭電動車が存在せず、電動車は2両1ユニットとなる事から、最低両数が4両となりますので、JR東日本所属の一部車両と同様に、中間車の先頭車化改造による先頭電動車が存在するのも特徴となっています。

 
3両編成中富士山駅方の先頭車になるこの改造車は、JR東日本の鶴見線や仙石線などで見られる独自形状ではなく、205系オリジナルの前面を中間車だった電動車に接合しているのが特徴で、少なくとも現時点においては、JRでは見られない富士急行ならではの車両になっています。

反対側の先頭車は原型の前面そのままですので、こちらと釣り合いを取ることも、オリジナル形状の前面となった一要因かもしれませんが、良く見ると先頭車化改造を施した車両はパンタグラフ増設で先頭にもパンタグラフが装備されるなど、独特な雰囲気があります。

そして6000系の大きな特色として、JR九州や両備グループの車両デザインを多数手がけ、富士急グループでも最近になって、富士登山電車や身延登山鉄道(ロープウェイ)などのデザインを手がけている某有名デザイナーによる外観・内装の改装が行われている事が挙げられ
ます。

 
このデザイナーが手がけた車両は、外観に英文字やロゴを多数配するものが多く、6000系もこの特色が強く現れていますので、中間車の先頭電動車化改造をはじめ、押しボタン式ドアスイッチや3色LED化された行先表示(普通列車でも律儀に普通表示が出ます)などの機能面での変化以上に、JR時代とは大きく異なる車両に変化した事が、このデザインによって実感できるものです。

個人的にはこの某有名デザイナーが手がけた車両のデザインは好きな方で、西方へ行かなくても近場でこの様な車両を目にする事が出来るのはありがたいと感じますが、個性が強過ぎるだけに好みが大きく分かれそうです。

また6000系は車内も大変貌を遂げ、ドーンと派手に改装されているのですが、こちらは近日中に別記事で追って取り上げたいと思います。



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