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那珂川町営バス・谷川盛泉線~越境ルートの鍵になる路線ですが…

2008-09-19 | バス[北関東]

 

昨日「MAKIKYUのページ」では、常陸大子~盛泉間を走る茨交県北バスに関して取り上げましたが、今日はその続きとして、盛泉で乗り継いだ那珂川町営バスに関して取り上げたいと思います。

栃木県那珂川町は、馬頭町と小川町が合併した自治体で、旧馬頭町が運行していた町営バス(過疎地特例の白ナンバー)はそのまま那珂川町に引き継がれ、現在那珂川町営バスとして運行していますが、盛泉を発着する谷川盛泉線と呼ばれる路線をはじめ、旧馬頭町内で幾つかの路線を運行しています。

那珂川町営バスの路線は専ら生活路線で、どの路線も運行本数が少ない事もあって、余所者には利用し難い感がありますが、谷川盛泉線は一応盛泉で茨交県北バスと乗り継ぐ事で県境を超え、路線バスによる栃木~茨城県跨ぎの越境ルートを構成できる事もあって、余所者が那珂川町営に乗車するとすれば、最も乗り易いルートとも言えます。

ただ一般路線バスが撤退し、過疎地特例による白ナンバーの自治体運行路線(通称80条バスなどと呼ばれます)だけあって、谷川盛泉線も運行本数は1日3往復しかなく、必要最小限の運行本数ですので、馬頭~常陸大子間を路線バス乗り継ぎで移動するとなると、この路線の時刻が越境ルートの鍵になると言えます。

また運行本数が1日3往復と極めて少ないだけでなく、ダイヤも茨交県北バスとの接続を考慮したものにはなっておらず、実質的に乗り継ぎ利用可能な便は上下共に1本ずつに限られる状況ですし、その上日曜・祝祭日は全便が運休、また一部の便は土曜日も運休となり、馬頭方からの乗り継ぎ利用に適した便も土曜運休となっていますので、非常に利用し難く、乗車自体が至難の業と言えます。

その上盛泉自体も近くに小さな商店が一軒あるだけの寂しい所ですので、大子方からの乗り継ぎ利用に適した便(それでも盛泉での待ち時間が40分程度発生します)を利用したMAKIKYUも、待ち時間を潰すのに苦労する状況でしたが、この様な状況だけあって那珂川町営バス~茨交県北バスの乗り継ぎ利用者は皆無に等しいと思われ、それどころかMAKIKYUが乗車した那珂川町営バスの乗客自体が3名と言う状況でしたので、路線が存在しているだけでも有難いと考えた方が良いのかもしれません。

そのため水郡線(茨城県)~烏山線(栃木県)間のバス乗り継ぎルート(馬頭~烏山間はJRバスの路線があります)としては、本数の少なさに加えて接続時間が長く、曜日も選ばなければならないなど、「MAKIKYUのページ」で以前取り上げ、決して便利とは言い難い常陸大宮~烏山(高部車庫乗り換え)のルートなどと比べても、このルートは極めて利用し難いですが、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様も機会がありましたら、是非那珂川町営バスを使った栃木~茨城県跨ぎのバス乗り継ぎルートを辿ってみては如何でしょうか?

写真は谷川盛泉線のマイクロバス(日野リエッセ)と、乗り継ぎ場所になる盛泉バス停(折返場)の様子です。



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