茨城県を走る鹿島鉄道は、宮城県のくりはら田園鉄道や福岡県の西鉄宮地岳線(西鉄新宮以北)と共に今月限りで廃線となってしまいますが、「MAKIKYUのページ」では惜別記念として永年地域の足として活躍してきた鹿島鉄道の労を労うと共に、いつまでも記憶に留めておくために、この鹿島鉄道に関する画像などを記事掲載したいと思います。
MAKIKYUが鹿島鉄道を訪問したのは、皮肉にも鹿島鉄道の親会社である関東鉄道が経営不振に陥る最大の要員でもあるつくばエクスプレス(TX)開業の初乗りを兼ねて足を伸ばしたのが始まりで、比較的近場にも関わらずMAKIKYUは近年に数度訪問しただけですが、数々の旧型気動車が霞ヶ浦の畔をノンビリと走る様はなかなかのもので、この様な路線がなくなってしまうのは非常に惜しいものです。
鹿島鉄道関連記事は今までにも幾つか取り上げ、今回の惜別記念記事も幾つかに分けて掲載しますが、まずは(1)として、鹿島鉄道の起点で常磐線に接続し、機関区もある石岡駅の様子を幾つか取り上げたいと思います。
画像は石岡駅の鹿島鉄道ホームへ向かう陸橋と同鉄道ホームに入る所にある改札(石岡駅はJR改札から入場し、JR線からの乗り換え客などはここで係員から乗車券を購入)、JRホームから望んだ鹿島鉄道ホーム(鄙びた感じが良いですが、幟も出ている「カシテツを救え」と言う願いは叶わず…)、石岡駅ホームに掲出されている路線図、石岡機関区で休んでいる気動車の姿(ホームから見た新旧並びと、陸橋から俯瞰したカラフルなKR-500形)です。
「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様も、何か鹿島鉄道に関する思い出などありましたら、コメントも是非どうぞ。
平日は使えないフリーきっぷが使えたり、日中のほとんどの列車が2連しかも車掌乗務だったり、しかもキハ714やキハ431が走っていて、最後のサービスといったようでした。でも御陰で一日の内にかしてつの旅客車両全形式に乗ることができました。
車両の方は全車解体という話も聞いております。KRは他私鉄(海外でも)で再起して、旧型車はしかるべき所での保存が望ましいですね。
こちらは3月になると廃止間近&18きっぷ解禁(今年春は特に安いですので尚更)で大混雑が予想され、また土日などは大混雑という情報も得ていましたので、2月末の平日に最後のお別れ乗車としましたが、土日は混雑するとはいえフリーきっぷが通用し、また最後には普段見られないようなスペシャル編成がゴロゴロ…というのはある意味魅力的ですね。
またこちらも鹿島鉄道は何度か乗車した事もあり、何とか各形式最低1回は乗車できましたが、古参気動車群はどう考えても譲渡は期待できない気がしますので、せめて何両かだけでも保存される事と、まだまだ使えるKR-500は一部で噂されている譲渡が実現し、新天地で活躍する事を望みたいもので、せめて車齢の浅いKR-500形の廃車解体だけは避けて欲しいものです。
またキハ432と他2両も沿線小美玉市の病院経営者に譲渡された(される)みたいです。
その他の車両は、譲渡先が無いと解体されるみたいです。
鉾田駅に3形式(計3両)が留置されているらしい話は他のブログなどでも出回っていますが、これらの車両が味わいのある鉾田駅舎と共に保存されて鉄道公園的なものが実現するとすれば喜ばしい話で、今後の動向は注目ですね。
ただKR-500形の1両がここに含まれるとなると、まだまだ使える車両にも関わらず現役引退という事になり、また他のKR-500形が早くも廃車解体という事になれば、随分惜しい気がします。
またキハ432など希少な旧型群の一部が保存になる事は嬉しい話ですが、車齢が若くまだまだ使えそうなKR-500形だけが解体される事にならなければ良いと思っていますが…