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上信電鉄・151形車両が引退~冷房化完了は何時になるのか…

2018-05-25 | 鉄道[北関東]

JR東日本の高崎地区在来線では昨秋に107系、次いで今春115系が運行終了となり、両者は共に211系などに代替、前者の一部は高崎~下仁田間を運行する私鉄・上信電鉄に譲渡されています。

昨冬上信電鉄に乗車した際には、高崎駅構内に107系が複数編成留置されている姿も目撃、今後上信線での使用に向けた改造を施した上で順次営業運転に入るものと思われ、これによって経年の高い車両が代替される事になります。

上信電鉄は地方私鉄では珍しいVVVFインバーター制御の新型車両も近年1編成導入、事業規模の割に車両バラエティが豊富な部類と感じますが、製造から40年以上経つ古参車両も複数編成活躍しており、その中には日本国内で現在活躍する電車では珍しい自社発注の「非冷房の自動空気ブレーキ車」も複数存在しています。

この他に西武鉄道から譲受し、上信線に移籍したから20年以上運用されている車両もあり、この2者は代替も時間の問題と感じていますが、特に輸送サービス上の問題が大きいのは「非冷房の自動空気ブレーキ車」と感じています。

そのため107系導入で真っ先に代替されるのは「非冷房の自動空気ブレーキ車」200形と推測していましたが、経年や検査期限の関係もあるのか、真っ先に退役するのは200形ではなく西武譲受車の150形で、今日限りで運用終了となります。

150形は西武鉄道から2両3本を譲受、西武時代の種車は3編成全てが別形式ですが、上信電鉄では西武から譲受したカルダン駆動の冷房車という事で1纏めになっています。


車体長約20m・両開き3扉の冷房付オールロングシート車である点は3編成共通ですが、401系を種車にしているクモハ151+クモハ152の第1編成のみ、他2編成とは前面形状も異なるものとなっています。


昨冬MAKIKYUが上信線に乗車した際にはこの第1編成にも乗車機会があり、車内には「昭和39年 西武所沢工場」の製造銘板も存在、上信線最古参車両という事もあってか、車内も結構草臥れた印象を感じたものでした。

その時には今日で運用終了とは思わずたまたま乗車しただけでしたので、偶然遭遇出来て良かったな…と感じていますが、冷房車だけあり今夏を過ぎた頃に107系代替かと思っていましたので、非冷房車健在の中で運用離脱となるのは少々意外ですが、西武時代と併せて50年以上走り続けた事も考慮すると「長い間ご苦労様でした」という気もします。


また昨冬上信線に乗車した際は、今日限りで運用離脱となるクモハ151+クモハ152の編成だけでなく、「非冷房の自動空気ブレーキ車」200形にも乗車機会がありました。


200形は今でも一部が非冷房車故に夏季運用はサービス上問題があり、今夏定期運用される事があるのだろうか…とも感じる車両で、検査期限や107系の改造進捗状況次第ではより車齢の高い150形の残存2編成より先に退役しても不思議ではない気もします。

401系は上信電鉄以外に三岐鉄道と近江鉄道に譲渡された車両も存在、特に主力車両となっている後者では運用離脱編成も発生しています。

三岐・近江で活躍中の各編成も車齢を考慮すると、何時代替されても不思議ではない気がしますが、西武時代や三岐・近江2社へ譲渡された車両も含めた401系への思い出話などがありましたらコメントもどうぞ。
(また記事中でも触れている上信線200形やJR107系に関連したコメントもOKです)



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