MAKIKYUのページ

MAKIKYUの公共交通を主体とした気紛れなページ。
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カテゴリー分類の細分化に関して(お知らせ)

2014-07-06 | Weblog

皆様、いつも「MAKIKYUのページ」へアクセス頂き、ありがとうございます。

現在「MAKIKYUのページ」として利用しているgoo blogは、「MAKIKYUのページ」開設以後に仕様変更され、以前よりも設定可能なカテゴリー設置数が増加した事(現在は最大100カテゴリーまで設定可能です)に加え、「MAKIKYUのページ」記事数も増加しています。

「MAKIKYUのページ」は今後も記事数の増加が見込まれる事から、今日付けで新たなカテゴリーを設定し、一部記事の所属カテゴリーを変更致します。

このカテゴリー変更に伴い、以前は1カテゴリーのみであった船舶に関するカテゴリーは2分割し、今後日本国内と海外関連の2カテゴリーでの取り扱いに変更致します。

ちなみに船舶カテゴリーにおける「日本国内」は、日本国内のみを運航する航路を取り扱い対象とし、それ以外の日本を発着する国際航路や海外間の国際航路、日本国外を運航している国内航路に関しては、「海外関連」での取り扱いとさせて頂きます。


そのため海外旅行並みかそれ以上と感じる程、航行距離や乗船時間が長い沖縄発着航路(写真は大阪・神戸~奄美・沖縄を結ぶマルエーフェリーの「琉球エキスプレス」です)などでも、日本国内のみの運航であれば「日本国内」扱いとなります。


一方JR九州高速船「BEETLE」などが運航する比田勝(長崎県対馬市)~釜山(大韓民国)間の片道2桁km・1時間強の短距離航路でも、日本国外が絡む航路(写真は福岡~釜山間を運航する「BEETLE」です)に関しては、全て「海外関連」となります。
(この様な話をすると、以下に韓国が日本と近い国であるか、また沖縄は日本国内ながらも他地域とは遠く離れているかが実感できるかと思います)

またこの他に博物館などの保存施設やイベント関連などに関しても、別カテゴリーを設定し、このカテゴリーに該当する記事に関しては、地域に関わらずこちらへ移動します。

この他隣接する2地域を統合しているカテゴリーに関しても、今後の記事数増大などを見越して順次カテゴリー分割を行い、一部記事のカテゴリー移動を行います。

九州のバスに関しては九州本土(架橋によって陸続きとなっている天草などを含む)と、それ以外の離島(壱岐・対馬・五島列島や南西諸島など)や沖縄県内を取り扱うカテゴリー(九州離島・沖縄)の2つに分割するほか、鉄道関連の記事数が多いカテゴリーに関しては、JRとそれ以外の私鉄・地下鉄など(私鉄等)で所属カテゴリーを分割します。


複数地域を跨って運行する事も多いJRの新幹線に関しては、地域に関わらず新たに設定した「新幹線」カテゴリーでの取り扱いに変更致します。
(但し標準軌に改軌した在来線区間における普通列車に関しては、在来線扱いとさせて頂きます)

そのため暫くの間は、本来の所属カテゴリーとは異なるカテゴリーで記事表示される事もあるかと思いますが、予めご了承下さい
(一部記事の所属カテゴリー移動は、今月中に順次実施致します)


JR九州高速船「BEETLE」・グリーン席に初乗船~特急グリーン車程のグレードではないものの…

2014-07-06 | 船舶[海外関連]

先月MAKIKYUが韓国へ足を運んだ際には、日韓間の移動はMAKIKYUの韓国旅行では定番となっており、最も使い慣れたJR九州高速船「BEETLE」を往復利用したものでした。

現在「BEETLE」はビートル・ビートルⅡ世・ビートルⅢ世の3隻が活躍しており、どれも類似したスペック・外観のジェットフォイルながら、客席最後部の窓有無などの差異があります。

JR九州グループらしく、「BEETLE」各船も某有名デザイナーが内外のデザインを手がけている事でも知られ、この事はご存知の方も多いかと思いますが、「BEETLE」各船の外観や内装はこのデザイナーならではの個性が随所に感じられ、ビートルⅡ世の博多~釜山航路運航開始から現在に至るまで20年以上を経ている事もあってか、その間には内装のリニューアルなども行われています。

以前「BEETLE」と共同運航を行っている未来高速「KOBEE」において、負傷者発生を伴う鯨などの海中生物との衝突事案も発生し、海中生物の多く出没する海域での減速航行なども実施されている状況を考慮してか、近年では1階前方に設置されていた売店スペースを撤去し、代わりに客室乗務員によるワゴン販売が実施されているのも特徴です。

以前売店が設けられていた1階前方には、現在上級客席を設置しており、共同運航の「KOBEE」にはない「BEETLE」独自の設備となっています。


この上級客室の呼称を「グリーン席」としているのは、JR系ならではと感じる一方、乗船券には「GREEN SEAT」と表示される辺りは、国際航路ならではと感じたものでした。


MAKIKYUの訪韓暦は2桁に達し、その大半は「BEETLE」に乗船しているため、「BEETLE」は幾度も利用している事になるのですが、今までグリーン席を眺める事は何度もありながら、実際に利用した事はなく、先月の訪韓時には空席がありましたので、往路で初めてグリーン席を試してみたものでした。


ちなみにMAKIKYU初のグリーン席乗船で往路に充当された船は「ビートルⅡ世」で、復路で一般席利用の際に乗船したのは「ビートル」でした。

ビートル各船におけるグリーン席の利用は通常運賃(各種割引運賃利用も含む)に加え、福岡~釜山間の片道で+3000円(釜山発は30000W)のグリーン料金がかかります。

 
グリーン席利用の場合は、一般席よりも上等な座席に加え、菓子類とドリンクのサービス(通常購入だと両者のセットが500円・これに加えグリーン席利用者はドリンクフリー)や、「BEETLE」ロゴ入りスリッパの進呈、到着時における優先下船などの付帯サービスもあり、これらの付帯サービスを除く座席に対する料金は、実質的には1500円~2000円程度なのでは…と感じます。

福岡~釜山間の片道運航距離は210km強ですので、同程度のJR九州在来線特急や新幹線のグリーン料金と比較すればやや割安で、200kmまでの料金と比較すれば同程度といった所です。

「BEETLE」の場合は一般席のシートピッチは観光バス並み、リクライニングも気持ち程度(国内航路のジェットフォイルでは、リクライニング機能なしが大半ですが…)で、グリーン席は一般席よりは上等な座席となっており、たまたまなのか、それとも敢えて意図してなのかは分かりませんが、グリーン席の座席モケットはグリーン(緑色)系統となっています。


グリーン席の座席は、物凄く豪華な座席とは言い難く、座席の大きさやシートピッチ、リクライニング角度などは、JRの在来線特急普通車程度と感じたものでした。

雰囲気はともかく、座席自体に関しての評価だけならば、鉄道の特急グリーン車に比べると見劣りは否めないと感じたものでしたが、多少奮発してでも、一般席よりもワンランク上の船旅を…と考えている方にとっては、グリーン席の利用はおススメかと思います。

フェリーの様な空間的制約の少ない船舶ではなく、ジェットフォイルと言う空間的な制約が比較的大きい船舶において、モノクラスではなく複数の選択肢が存在する事で、多様な客層の要求に応えられるというのも、評価できる点と感じます。
(ジェットフォイルでは香港~澳門間を運航するTurbojetでは上級席設定がありますが、日本の国内離島航路などではモノクラスばかりですので…)

幾度も「BEETLE」に乗船している方も、グリーン席を利用すれば、いつもと少し違った船旅になるかと思いますので、試してみる価値はあるかと思いますが、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様方も「BEETLE」に乗船して韓国へ足を運ぶ機会がありましたら、グリーン席利用も検討してみては如何でしょうか?