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野母商船「太古」今日から新船に~値下げと共に若松抜港も

2014-07-07 | 船舶[日本国内]

MAKIKYUが3月に五島列島へ足を運ぶ際、博多から中通島(通称上五島)の青方へ向かう際に乗船した野母商船のフェリー「太古」は、今日から新船による運航に変更となります。

新船は九州郵船や九州商船が最近、本土~長崎県離島へ向かう航路に導入したフェリーと同様に、長崎県の助成を得て導入しています。

この事もあってか、先に県の助成を得て新船を導入した2社と同様に、新船運航と共に運賃値下げも実施されるなど、博多~福江間の運航時間も新船への代替によって短縮されますが、その一方で若松島・若松港は抜港となります。

若松港利用者は、若松大橋によって若松島~中通島は実質的に陸続きになっているとはいえども、中通島の青方港との間を別途移動しなければならないという問題も生じますので、この方面からは異論も出るかもしれません。

MAKIKYUが6月に韓国へ足を運んだ際にも、高速船「BEETLE」で博多港に帰還した際、引退間近の「太古」が国際ターミナルとは湾を挟んだ対岸に位置する国内航路ターミナルに入港する姿も目撃しており、この時も「そろそろ引退か…」と感じたものでした。


本土~五島方面ではかなり古びた印象のフェリーも活躍する中で、決して新しい船ではなく、船体も航行距離などの割には決して大柄ではないものの、小奇麗な船と言う印象を受けたものでした。

3月に乗船した際の船内も、比較的綺麗に整備されている印象があり、「太古」の終点・福江島もまだ足を運んでいない所が幾つも…という状況ですので、機会があれば「太古」新船にも是非一度乗船し、福江島を再訪する機会があれば…と感じています。


(以下は「太古」とは話が脱線しますので、興味のある方のみお付き合い下さい)
MAKIKYUが先月韓国から帰国した後には、国際ターミナルで「太古」の入港を目撃した後、西鉄バスで博多駅へ移動→郵便局夜間窓口へ出向き、海外土産や重たい荷物を積め込んだダンボール1箱をゆうパックで自宅へ別送したものでした。
(博多駅やその周辺は一応日本国内ながらも、MAKIKYUの自宅(横浜市内某所)よりも韓国の方が遥かに近い状況です)

ダンボール1箱の別送を済ませた後は、当日中に博多からJR特急列車に乗車し、五島方面ではないものの長崎県内へ向かったもので、最近の韓国旅行では帰国後の後泊地として、博多から100km圏へ足を運ぶ事もしばしばです。

九州はJRと高速バスが、主要都市間において熾烈なサービス合戦を繰り広げている事もあってか、車両のサービスレベルも全般的に高く、割引乗車券の設定なども充実している事は、九州在住者や九州へよく足を運ぶ方は勿論、それ以外でもご存知の方は多いかと思います。


MAKIKYUが先月JR特急列車を利用した際にも、バラ売りの割引乗車券(当然チケットショップでの発売)を利用したもので、特急乗車時間は2時間弱に及びますが、それでも実質価格はダンボール1箱の送料と同程度でした。


韓国から帰国してこのJR特急列車などに乗車すると、韓国も良いものの日本も悪くないな…と感じるものです。

韓国から帰国してすぐに乗車するのが特急列車ではなく、特別料金不要な列車の場合でも、最低限この程度の座席(これも余り長時間乗車には適しておらず、好みが大きく分かれる様です)は…と感じる所です。

日本の鉄道車両も多様ですので、良いものばかりとは限らず、仮に帰国早々異様に軟らかく、座面が不安定でブカブカした感触の座席を装備した貧相感が否めない電車(どんな車両か気になる方は、こちらをクリックして頂ければ、該当車両画像にリンクします)にでも乗車するとなれば…とも感じ、韓国への出国・或いは韓国からの帰国する際、この車両がすぐ近くを走る所を利用するのも勘弁願いたいものです。
(ちなみにリンク画像は該当車両のイメージで、「この車両がすぐ近くを走る所」の中には、通常は運用区間制約の少ない特定編成のみが乗り入れる区間も含みます)


ちなみにこの光景は当り前過ぎるという方も居られるかもしれませんが、本州在住の余所者にとっては意外と機会が…と感じるもので、上手く時間が合わないとなかなか見る事ができず、MAKIKYUが写真の車両で表示駅を通ったのは、先月が初めてでした。


(この記事へのコメントは「太古」に限らず、脱線部分のみに関連した話でも構いませんが、話の脱線部分で触れた異様に軟らかく、座面が不安定でブカブカした感触の座席を装備した貧相感が否めない電車への乗車や、この車両がすぐ近くを走る所を韓国への出国・或いは韓国からの帰国する際に利用する事をMAKIKYUに対して推奨するコメントはご遠慮下さい)