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名古屋市交通局 N3000形電車~鶴舞線用の新型車両

2014-07-20 | 鉄道[東海]

先日「MAKIKYUのページ」では、名古屋市営地下鉄東山線の特定日限定終電延長に関して取り上げましたが、MAKIKYUが5月に名古屋を訪問した際には、この東山線以外に鶴舞線にも乗車したものでした。

鶴舞線は実質的に名鉄線の一部と言っても過言ではない「上飯田線」を除くと、名古屋市営地下鉄では唯一の他鉄道との相互直通運転を行っている線区となっており、上小田井・赤池の両端駅を介して一部列車が名鉄線と直通運行を行っています。

現在鶴舞線では名古屋市交通局車両だけでも3形式、相互直通運転を行っている名鉄の車両も合わせると、大きく分けただけでも4形式の車両が活躍しています。

鶴舞線は伏見~八事間の開業から30年以上が経過し、開業当初から活躍している3000形電車の代替時期を迎えている事もあり、この代替で順次導入されている車両がN3000形で、2011年に第1編成が導入されています。

現段階ではこの1編成だけがアルミ車体、それ以外の各編成がステンレス車体となっており、同一形式ながらも2者は様々な差異が見受けられるのも、N3000系の大きな特徴です。

導入当初に比べて数を増やしたとは言えども、それでもまだ4編成しか導入されていない車両ですので、名古屋を訪問する機会は年に1度あるかどうか…というMAKIKYUの様な余所者が簡単に捕獲できる車両ではありません。

しかし5月にMAKIKYUが伏見駅で、東山線から鶴舞線に乗り換えた際には、運行本数が少ない=車両運用数が少ない休日ダイヤ運行にも関わらず、このN3000形があっさりと出没したものでした。


さすがに少数派のアルミ車体車ではなかったものの、それでもそう簡単には捕まらないと思っていただけに、N3000系遭遇はビックリでした。

 
車両の雰囲気は東山線や桜通線に近年導入された新型車両と類似しており、大型の座席脇仕切や、LCDモニターを用いた案内表示装置などは、最近の新型車ならではと言えます。

ちなみに名古屋市交通局の車両は、どちらかと言うと新技術や機構などを先駆けて導入するよりも、ある程度実績のあるものを導入する傾向がある様に感じられ、鶴舞線以外は全区間各駅停車の列車のみである事もあってか、車外の行先表示案内も字幕式かオレンジ色のLED表示のみという状況でした。

ただN3000系は直通運転先の名鉄犬山線内において、各駅停車以外の種別で運用される事も影響してか、行先表示は名古屋市交通局車両では初のフルカラーLEDが採用された事も特徴で、大半が各駅停車という事もあってか機能をフル活用しているとは言い難いものの、新車である事をより強調している様にも感じたものでした。

また5月にMAKIKYUが名古屋を訪問した際には、N3000形と共に東山線の最新型車両にも初めて乗車したものでした。


先日の東山線終電延長の記事でも使用した写真がこの新型車両ですが、第1編成の登場は2007年と結構前になるものの、導入から暫くは運行本数も少なく、非常に捕まえ難い車両でした。

しかし2012年以降に大量増備され、現在では非常に捕獲しやすい状況になっており、鶴舞線の新型車・N3000形もあと何年かしたら東山線の如く大量増備となるのか否か、また現在1編成のみとなっているアルミ車の増備が行われるのかも気になる所です。

ちなみに東山線の新型車両は、普通に考えればN5000系辺りになりそうな気もしますが、この車両は何故か「N1000形」を名乗っており、鶴舞線や名古屋に拠点を置くJR某社の目玉車両、先日電車の塗装変更を発表した新京成電車などの如く、新鋭車両の形式が「N+先代車両の形式」ではない付番となっている事に少々違和感を感じるのは、MAKIKYUだけでしょうか?