名古屋市・風疹予防 全額補助

名古屋市は20日、都市部で流行している風疹について、ワクチンの補助を6月をめどに始めると発表した。

■補助は今年度限り。

■抗体の有無についての検査を自費でした上で、抗体がない人に限ってワクチンの補助が受けられる。

■全額補助は政令指定都市では初めて。

■ワクチン接種の1万円程度は無料になるが、抗体検査には3000～5000円程度かかる。

■女性は95％、男性は8割が抗体を持っているよ言われる。

■愛知県内では今年に入り、先天性風疹症候群にかかった乳児の誕生が2件報告されている。

（「朝日新聞・夕刊 2013.5.20」より）


＜私的コメント＞
この記事では対象が今ひとつはっきりしていません。
（他の新聞では「妊娠を希望する女性やその夫」と書かれていました）
抗体の有無についても、線引きを16倍なのか32倍なのかはっきりするべきです。
32倍でも先天性風疹症候群の出生例が報告されているからです。

愛知県では助成を行う市町村に対して、助成の半額（上限2500円）を補助する制度を始める方針を決めています。
名古屋市は県の制度も活用するとのこと。
なんだか私の頭の中では、政令指定都市と県の関係がよくわからなくなって来ました。

（愛知県内の風疹患者数は今年に入り昨年1年間を上回るペースで増えているとのこと。確かに異常事態です。）