日本脳炎ワクチン、接種中止必要なし 死亡例受け専門委
日本脳炎の予防接種を受けた子どもが7月と10月に死亡した問題で、安全性や死亡との因果関係を評価する専門家委員会が31日開かれ、「ただちに接種を中止する必要はない」などとする見解で一致した。
このワクチンは2009年6月から販売され、死亡例の評価は今回が初めて。
■厚生労働省によると、7月に死亡したのは5歳以上9歳未満の子ども。
予防接種から2日後に発熱、けいれんを繰り返し、急性脳症と診断。
接種から7日後に死亡した。
このケースについては「否定できるだけの証拠がない」「因果関係を否定はできないが薄い」などの意見が出され、「ワクチン接種との関連は不明で、引き続き検討する」との扱いになった。
■一方、10月17日に死亡した岐阜県の10歳男児は接種5分後に心肺停止。救急搬送されたが、約2時間半後に死亡が確認された。
このケースについては、生まれつきの広汎性発達障害のため服用している薬で起こる心臓の異常に加え、接種の強い痛みが重なり心停止を起こした可能性が指摘された。
「接種行為と関係する可能性はあるが少なくともワクチンとは関係がない」などの意見が出て、「ワクチンそのものとの関連は低い」とし、ほかの要因についての検討をさらに続けることになった。
これまでに1千万回以上使われて、死亡例の報告は今年7月の事例が初めて。
http://www.asahi.com/health/news/TKY201210310210.html
出典 朝日新聞・apital 2012.10.31
版権 朝日新聞社
日本脳炎の予防接種を受けた子どもが7月と10月に死亡した問題で、安全性や死亡との因果関係を評価する専門家委員会が31日開かれ、「ただちに接種を中止する必要はない」などとする見解で一致した。
このワクチンは2009年6月から販売され、死亡例の評価は今回が初めて。
■厚生労働省によると、7月に死亡したのは5歳以上9歳未満の子ども。
予防接種から2日後に発熱、けいれんを繰り返し、急性脳症と診断。
接種から7日後に死亡した。
このケースについては「否定できるだけの証拠がない」「因果関係を否定はできないが薄い」などの意見が出され、「ワクチン接種との関連は不明で、引き続き検討する」との扱いになった。
■一方、10月17日に死亡した岐阜県の10歳男児は接種5分後に心肺停止。救急搬送されたが、約2時間半後に死亡が確認された。
このケースについては、生まれつきの広汎性発達障害のため服用している薬で起こる心臓の異常に加え、接種の強い痛みが重なり心停止を起こした可能性が指摘された。
「接種行為と関係する可能性はあるが少なくともワクチンとは関係がない」などの意見が出て、「ワクチンそのものとの関連は低い」とし、ほかの要因についての検討をさらに続けることになった。
これまでに1千万回以上使われて、死亡例の報告は今年7月の事例が初めて。
http://www.asahi.com/health/news/TKY201210310210.html
出典 朝日新聞・apital 2012.10.31
版権 朝日新聞社