明星院（広島市を歩く161）

　鶴羽根神社を見た後、もう少し歩くと、真新しい山門が目についた。御室派真言宗の「明王院」である。御室派というのは、京都の仁和寺を総本山とする、真言宗の宗派だ。月光山を山号とする。







　門は新しかったが、そこをくぐると、なかなか由緒のありそうな建物があった。この寺、元々は、毛利輝元の生母である妙寿院の位牌所で、臨済宗妙寿寺といったようだが、毛利氏が萩へ移封された後、福島正則によって、真言宗の明王院に変えられたという。福島氏の後を受けた、浅野氏の始祖である浅野長政夫妻の位牌も安置されているらしい。

　


○関連過去記事
・鶴羽根神社（広島市を歩く160）