M・M日記~心理カウンセラーのつぶやき

アドレリアンの日常と、時どき心のお話
何があっても ちょっと一呼吸おいて違う見方をしてみたら…
人生楽しくなるかも♪

泣き叫ぶ子供。

2011-06-23 23:43:43 | 育児・こども
ようやく思い立って婦人科検診に行って参りました。

予約なしで行ったので3時間近くも待たされました。
待つのを覚悟で本を持って行ったのでよかったのですが、
それも読み終わってしまい、
思わずうつらうつらしていました。

ふと顔をあげた、その時、
2~3歳ぐらいの女の子のお母さんが
診察を終えて大きいお腹を抱えて出てきました。

女の子は中待ちのイスで
病院の本棚にあった本を読んで
おとなしくしていたのですが、
お母さんは急いでいるらしく、
さっさと本を取り上げて本棚にしまおうとしました。

でも女の子は絵本の世界に浸っていたかったのでしょう、
急に奇声をあげて
本を取り返し、ぎゅっと抱え込みました。

気がせいてつい、やってしまったのですが、
響き渡る大声を出して駄々をこねる娘に
お母さんは思わずイラっとして
「ナイナイでしょ!もう行かなきゃ。ナイナイ!ナイナイしよう!!」

子供はますます泣き叫びます。
時間ばかり無駄に過ぎて、ますます焦っちゃいます。

困り果てますよね~。
お母さんをやったことのある方なら、
誰でも経験したことがあるんじゃないでしょうか。


お母さんが必死になればなるほど、
子供は敏感にそれを感じ取ってしまい、
負けるものかと必死なって本を離さなくなってしまうのは必至です。

「どっちが勝つか」という同じ土俵に乗っちゃってますから…。

気を取り直して冷静に
「この本が読みたいのね。ごめんなさい。
でもお母さんは急いでいるの。ご本をしまってくれるかな?」
と、凛とした口調でいうのも効果があります。

そんな冷静になる余裕がなければ、

ここでお母さんは舞台女優になりましょう。
恥ずかしいとかいってられません。

「○○ちゃん、(もの静かな泣きそうな悲しい口調で)
お母さんね、なんだかとってもお腹がすいちゃったの…。
(急に笑顔になってハイテンションで)そうだ~♪♪
お家に帰っていっしょにおにぎり作って食べようよ~!!
うわぁ~、美味しそうー♪」

「お家にあるおもちゃで遊ぼ~」でもいいんです。
我が家の娘は食いしんぼだったので、
食べ物で釣ってましたが。

なにか、子供が楽しい気分になることを
すごく楽しそうに言うのです♪
気をそらして、本への執着心をはずしてあげるのです。

それでも「ヤダヤダ」と言ったら
その本を明日買いに行こうね、とか。

ごまかしでない約束です。

まあ、約束したらやってあげなくちゃダメですけど。

子供に自分のいうことを聞かせるための口実じゃあ、
次からは、そこも見抜かれてしまいます。


大前提として、子供を思い通りに動かそうとは
思わないでくださいね~。

いくら親でも、そんなことをする権利はありません。(ここ大切!!)

友人に接する時
命令したり無理強いしたりしませんよね。
それと同じです。

こちらがお願いしてみる。
それが基本姿勢です~~。

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