M・M日記~心理カウンセラーのつぶやき

アドレリアンの日常と、時どき心のお話
何があっても ちょっと一呼吸おいて違う見方をしてみたら…
人生楽しくなるかも♪

一悶着を無事回避。

2014-11-14 22:27:00 | 育児・こども
昨日から「SMILE」(アドラー心理学
勇気づけの子育て実践講座)が
伊藤夕子リーダーのもと始まり、
私もアシスタントとして参加してきました。

そのため朝急いでおり、
私よりずっと後に家を出る娘に
「生協の配達があるから、
返却する牛乳パックとスチロールのカラ箱を
玄関の外に出しておいてもらえないかしら」
とお願いしてみると、
「うん、いいよ」
と快諾してもらったので、
ホッとして出かけました。

念のため、玄関にリマインドを促すための
返却卵パックを目印代わりに置いて。
(出かけるとき忘れそうになっても
これを見れば思い出すでしょう)


さて、「SMILE」では初回にも拘らず
安心できる場であることもあって
いきなりディープな話も飛び出し、
また、感動秘話も聴くことができました。
子供の頃の学校でのエピソードに大笑いもあり
なごやかな雰囲気のひと時でした。


いい気分で帰宅すると、なんと。
生協のカラ箱が返却されてないっ!
そして今週の分がすでに届いてしまってる~!

カラ箱を返却していないので、
今週分のカラ箱の収納場所もな~い…。

生協の宅配は冷凍・冷蔵、生鮮、常温と
別々の箱に入って届くので、
たいがい4箱ほど届きます。
収納に結構場所を取るのです。

頭がクラッとして
怒りらしきものの塊が胸に…。

ここでよくあるパターンは、

頼んだのに!
引き受けて「やっておく」と言ったくせにっ!
わざわざ玄関に卵パックまで置いたのに。
それについて何も言ってこない。
侘びのひとつも連絡ないわけね…。
帰ってきたらとっちめてやる!

そんな風に、
自分の想定外のことが起こると
「迷惑をかけられた」という気分になって
ネガティブな面ばかりに気を取られてしまい、
どんどん怒りがエスカレートしていきます。
そして頭ごなしに
子供を叱りつけてしまうのです。

でも、感情は「選び取る」ことができるんです。
私がまず考えるのは
ああ、イラッときてるなあ…という自分の感情を確認し
この気持ちをどう使うか(処理するか)ということです。

そのときのキーワードは
「なにを得ようとしているのか?」
「ほんとうはどうなりたいのか?」です。

とりあえずまず、
怒りの感情を行動のエネルギーに使い、
届いた商品を一気に片づけます。

身体を動かしていると
頭の方はクールダウンしてきます。

そうなれば、
建設的な考え方がでてきます。

もしも娘に
「何でやってないの!全くもう!!」
といきなり叱れば、そこから得られるのは
反抗心と、心のない形だけの謝罪…。
その後の険悪な空気だけです…。

ネガティブな感情をそのままぶつけて
無理やり謝らせてもすっきりしないでしょう。。。

考えてみれば、つまらない些細なことなんです。
傍からみれば、「そんなことで怒るか~?」みたいな。
でも親子や夫婦の喧嘩なんて
そんな原因が多いんじゃないでしょうか?

それって、いらぬ喧嘩ですよね~。

「じゃあ、何が得たいのか?
何のための怒りの感情なんだろう?」と考えます。

そうか、
「ああ、やらなくて悪かったな」
という気持ちが娘にあるということを
知りたいだけなんだわ。

「そして、最終的にどうなりたい?」

いつものように
ペチャペチャとおしゃべりして
一緒に笑いたい。

そこまで考えられれば
「娘には娘の事情があったんだろうな。」
そう思える心の余裕ができるわけです。

娘には、
帰宅してみたら頼んだことが忘れられていて
「がっくりきた」という気持ちと、
「何かあった~?」と事実確認をしました。

人は、その出来事が
どのくらい相手をがっかりさせたか
意外とわかってないものです。
だって、それぞれ感覚も違えば事情も違うんですから
当然です。

「あ~ごめん!時間なくなっちゃってさ。
できなかったことメールもしてなかったね。
ごめんごめん。」

娘はあっけらかんとした感じでしたが、
素直な申し訳ない気持ちが
感じられました。

それで私も、あっけらかんと聞きました。
「ねえ、今週の箱、置き場がないから
あなたの部屋に置かせてもらってもいいかなぁ?」
「え?あ~別にいいよ~。」

家から出ずっぱりで部屋にいる時間も少ないわけだし、
そりゃあダメとは言えないでしょう(笑)

そしていつもの日常が…。
いつの間にかテレビをみながら
ふたりで笑っていました。

怒りを感じてから気持ちの転換をするまで
実際には時間はかかっていません。
思考を転換して気分を上げるコツをつかめば、
人生で嫌な思いを感じる延べ時間は
相当減るはずです♪


私もアドラー心理学に出会う前は、
幼児や小学生の子供たちが反抗して
思い通りにならなかった時に、
ただただ「子供に怒鳴りつけちゃダメ」と頭で思うだけで
それでも気が収まらなくて
どうしていいかわからなくなったりしましたね~。

子供が私の言う事を聞いてくれないと、
何が何でも言う通りにさせて、
「お母さんごめんなさい」と言わせ
目の前にひざまずかせたかった私がいました。

子供との関係は「ライバル関係」です。
言う事をきかせたい方と聞いてなるものかという方。
どっちが支配するかの「権力争い」です。

親子で勝ち負けを争っても
不毛なだけです。

今はもし、娘に頼んでみて
「やりたくなくない」と言われたとしても、
「え~そんなぁ…」
(でもそれはそれで仕方ないか~。)
と、たいていのことは諦められます…。

子供にも断る権利があるんですもの~。

実際のところ、
あっさり断られる事、…けっこうあります。(笑)



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