M・M日記~心理カウンセラーのつぶやき

アドレリアンの日常と、時どき心のお話
何があっても ちょっと一呼吸おいて違う見方をしてみたら…
人生楽しくなるかも♪

狭間の人を救う。

2015-05-10 01:19:19 | 福祉
あるDV被害者の女性に付き添って
千葉県内のとある支援センターへ行ってきました。

市の委託を受けて
DVに限らず、
子育て関係、障害者関係、高齢者関係など
どこに相談しても埒が明かない、とか
どうしたら福祉の支援が受けられるのかわからない、
という人のために
「24時間体制」で相談にのってくれるのだそうです。

彼女のDVに関しても、
様々な他の要因が複合的に絡んで起こっており
解決しなければならない問題がいろいろあるため
ひとりでは身動きが取れなくなっていたのです。

市役所はじめ、相談に行っても
たらい回し状態が続いたため
無力感に襲われていたのですが、
このたびようやくこのセンターに
たどり着いたそうです。
2回足を運んだ警察を経由して得た情報でした。

彼女のような人たちにとって、
このようなサポートセンターの存在が
どれほどありがたいものであることか…。

センターのスタッフの方は
丁寧に事情を聴いて
これからのことを一緒に考えましょうと
いってくださったので
ずいぶん安心した様子でした。

彼女のような、
制度のはざまで何の助けも得られず
苦しい思いをしている人を救うため、
そのセンターは
もう10年も活動しているとのことでしたが
扱っている内容がデリケートであったりして
その存在が認知されにくいようです。

そしてこのセンターの存在自体も
当然のことながら法制度の下にあるわけで、
やりたくてもできないこともあったりするのです。

特に、福祉の問題は「連携」が重要とされながらも
縦割り行政が邪魔をすることも
多々あるようですね。。。

福祉の知識が深まるにつれ、
その実態や
世の中のさまざまなジレンマが見えてきます。

だれもが安心して暮らせる
そんな社会に少しでも近づいていければいいですね…。

甘っちょろいなあ。
それができれば苦労はないよ。と
言われてしまうでしょうけれど。

それでも目指す価値はありますよね。

ほんとうの意味で
人々が一つになれれば

「制度」なんていらないのでしょうね。


理想論で終わらないよう
現実的な小さな一歩を踏み出したいものです。


出来ることから、こつこつと…ですね。





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