M・M日記~心理カウンセラーのつぶやき

アドレリアンの日常と、時どき心のお話
何があっても ちょっと一呼吸おいて違う見方をしてみたら…
人生楽しくなるかも♪

仮面作りにいそしむ

2011-06-08 23:49:49 | 育児・こども
先日、昼過ぎぐらいに
電車の中で見かけた光景なのですが。

近くに座った若い学生風の女子が、
膝の上の大きいバッグから
これまたA4の書類ぐらい大きい手鏡と
化粧道具一式を取りだし、
お化粧を始めました。
しかもベースメイクから。


せわしなく手を動かしてファンデーションをぬり、
次に粉おしろいをパタパタ!(これはハタ迷惑!)
大きな鏡をもった手をいっぱいにのばして
遠くからファンデののり具合をチェック、
そして近づけてまたチェック。

今度はおもむろに
チェーン店になっているベーカリーのパンを
ガサガサとバッグから出し
ビニール袋からちぎっては口に入れ、ちぎっては口に。
また粉おしろいパタパタ。
ちゃちゃっと口紅。
いきなり髪を鷲づかみして結い始め、
最後にコンタクト入れて、
アイシャドーと頬紅で仕上げ。
鏡を遠くに離して念入りに見て最終チェック。


昭和世代な私にとって、
人前では、口紅を直すことすら抵抗があり

うら若き女性が人前で化粧をしているのを見ると、
まるで公衆の面前で着替えをしているような感覚を覚え、

「あっ…そんな。いけませんわ…!」

という恥ずかしさを感じるのですけど、
そのほうがヘンか…??

何か事情があるのかも。
寝坊しちゃっただけなのかもしれませんし(昼ですが)。
常に時間を有効に使う主義なのかも…。

いやいや、そう考えること自体、
人前での化粧に抵抗を感じない人からしたら
時代錯誤がはいっちゃってるのかもしれません。


向かい側に座っていた、
ポワンとした感じの男子高校生メガネ君が、

珍しいものを見るように、
そして少し羨ましそうに目をほそめ、
口をアングリさせて
その一部始終をジッと見つめていたので、

思わず噴き出しそうになりました。


わが家の娘も平成生まれのきゃぴきゃぴ女子高生。

この話にどんな反応をするのかしらと思い、
自分の感覚を見せない様にしながら
出来事だけを語ってみました。


すると、
「何それ?ハズイじゃん!!ダメでしょ!?」
という反応が返ってきました。


ふむ、親子よのう~。

ちょっと安心しました。

でもって私の発見は、
「アイシャドウをする前がコンタクト装着のタイミングなんだね。
 見えないからね。」

普段コンタクトを使っていない私の素朴な気づき。

って、そこ??