(写真:テロによって爆破されたタージマハールホテル)
格差が日常化する現実
インドはアジア第2の人口10億人を超える大国です。
今回私は初めてインドに滞在しました。これまでの人生の中で19の国と地域を訪問する機会がありましたが、貧困や格差などをここまで痛烈に感じた国は過去にありませんでした。
ホテルの中は普段の生活を経験できますが、ホテルの敷地の一歩外側はアジアでも最も貧しいの生活が目に入ってきます。ホテルの朝食は食べ物で満ち溢れここは本当にインドなのか目を疑う一方、パンひとつでその日の生活が幸せになる現実がすぐそこにあります。
(写真:ホテルのすぐ横にはスラム街が存在)
インド国民は、多様な民族、言語、宗教によって構成されています。インド国内ではまったく違う言語が話され、中央政府とは別に各州に政府がありそれぞれ大臣が存在します。 宗教ではヒンドゥー徒が最も多く、次にイスラム教、キリスト教となります。ヒンドゥー教にまつわる身分制度であるカースト制度の影響は今でも残っており、複雑な身分制社会を形成している。
今回最初の滞在場所はインドの商業都市でマハーラシュトラ州の州都であるムンバイ(旧ボンベイ)です。人口は約1400万人インド全体の海上貨物の半数以上もの量を担う港湾都市でもあります。
TATA自動車にお勤めの日本人女性
到着翌日はインドの憲法記念日となり公的機関などはお休みとなります。本日はタタ自動車の関連会社に勤務する日本人女性との意見交換会が行われました。バンガロール(IT産業が盛んなインドの都市)からムンバイに来られていてインドの自動車産業からインド人の日本観、普段の生活などについて意見交換を行いました。