町田・多摩センターの司法書士ミヤの開業ブログ~生き生きと生きる~

『司法書士法人まちたま』の代表です。多摩センターと町田の2拠点で活動。備忘録として書きます。

家族信託(民事信託)と商事信託

2018年11月30日 18時50分53秒 | 民事信託・家族信託
町田・相模原の司法書士・行政書士の宮下です。




11月終わりますね。
11月も皆様のお蔭でなんとか無事に乗り切れました。
ありがとうございます。最高です。

今年もあと1か月で終わりです。
一秒も無駄にすることなく動きまくります。









今日は相模原で家族信託(民事信託)の相談をしてきました。

金融機関が絡むので家族信託(民事信託)のスキームを考える際には注意が必要です。
何も考えず進めてしまうと痛い目に合います。

慎重に進めていこう。





ところで、今日のお客様もそうだったのですが、”信託銀行に家族信託の相談行ったんですが対応してくれなかったんです(T_T)”と仰る方が一定数いらっしゃいます。



これ実はかなり厄介な問題だと個人的には思ってます。

そう、信託銀行は家族信託(民事信託)できないので対応してくれません。


ここが理解されずらいところですよね。





信託銀行が行ってるのは「商事信託」なので、「家族信託(民事信託)」とは異なります。


信託銀行が行う商事信託は、金融庁の監督の下、信託銀行(信託会社)が受託者になって財産を運用するものです。
この財産もたいてい「現金」に限られます(たまに不動産もあるようですが。)。


また、ここでややこしいのが、一部の金融機関では「家族信託」という商品を出しているので、もうお祭り状態です。パリピです。

一般の方は判断できないですよね~。





一方、家族信託(民事信託)はあくまで家族間(親族等もあり。)で行うものなので、受託者も家族です。

家族が家族に財産を託して、家族のために財産を管理・処分・承継するものです。



また、家族信託(民事信託)でも名称問題がありますが、「〇〇信託」という呼び方を考えて商標登録する専門家が増えてるので、いろんな「〇〇信託」があります。

結局全部「民事信託」のことなんですけどね。

呼び方そんな増やしてどうすんの?と思いますけどね。

お金のにおいしかしないのは僕だけじゃないはずです。笑

まぁ家族信託もその1つですが、「家族信託」は一番しっくりきますし、世間には知られている印象です。






ちょっと脱線しました。
家族信託(民事信託)と商事信託についてはこのブログだけで説明は難しいのですが、弊所HPで簡単に比較図を挙げてあるので、よかったら参考にしてみてください。

わからなかったら事務所までお気軽にご連絡ください。笑



家族信託(民事信託)と商事信託の比較












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ハラ・ハラ

2018年11月29日 12時46分47秒 | 雑感
町田・相模原の司法書士・行政書士の宮下です。




ハラスメント





この言葉を聞いただけで震えてしまう会社の上司の方々、お疲れ様です。

パワハラ、セクハラ、モラハラなど、いろんなハラスメントが誕生を遂げています。




僕は前職場のおじさんにパワハラ&セクハラ&モラハラのフルコースを毎日のように受けていました。
特にセクハラがすごかったです。(文字だとうまく説明できませんが、楽しい感じのやつです。笑)
お互い楽しんでいたところもあったので気にしませんでしたが、今考えると訴訟したら完全に勝訴できます。笑


する側も受ける側も、お互いの性格を理解していて、信頼関係がある前提でやれば全く問題にならないんでしょうね。






ただ、最近では受ける側も過剰になりすぎてる傾向もあるようです。



ハラスメントハラスメント






僕は初めて聞きましたが、なんでもかんでもハラスメントと主張してしまうことを言うらしいです。
略して「ハラ・ハラ」です。
知らなかったのは僕だけでしょうか?


今までは、する側を非難するために”ハラスメント”という言葉が知れ渡ってきましたが、今度は受け手側を牽制するための言葉が出てきました。




ただ、”牽制”の次は”擁護”が世の流れです。

次は受け手側を守るために、”ハラスメントハラスメントハラスメント”(受け手側の主張をすぐにハラハラだと非難すること)が誕生するはずです。笑


さらにその後は・・・そうです。

ハラスメントハラスメントハラスメントハラスメントの誕生です。









この季節ですね。











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お金が人を変えるんじゃなく、人がお金を変えるんだ。

2018年11月26日 12時01分39秒 | 雑感
町田・相模原の司法書士・行政書士の宮下です。





三連休いかがでしたでしょうか?
僕は「億男」という映画を見ました(ちょっと乗り遅れてますが。笑)。

小説は読んでませんが、知り合いの方に「お金について考えさせられるよ。」と勧められたので見てみました。







お金は人を変える






これはよく言われますし、僕もそう思ってます。

どんなに仲が良くても、どんなに絆が深くても、「お金」でそれらは崩れることもあります。




仕事柄、特に相続財産分与の案件では、お金で人は争います。

財産分与に関しては離婚という争いが既にあるので、当然かもしれません。




しかし、遺産相続において財産の分配で家族が揉めてしまう、相続をキッカケに家族が疎遠になってしまう、ということも珍しくありません。

ウチは仲が良いから大丈夫、と思っててもです。

もしかしたら、オレオレ詐欺に自分は引っかからない、と思ってる人と同じ類なのかもしれません。




自分は大丈夫”と思考を停止させてしまっては、まさかの事態に備えることはできません。

もしかしたら争いが起こるかもしれない、もしかしたらリスクが潜んでるかもしれない。

考えうる可能性をできるだけ絞り出しておくことが必要なんだと思います。






億男」は、今までの僕の考えとは180度逆の観点から捉えたものでした。


お金で人は変わるのではなく、人によってお金は変わる”、劇中での印象的な言葉です。

正確には「お金」ではなく「お金の価値」は人によって変動するというものでしたが、お金にまみれた現代を揶揄するかのような内容でもありました。

本当に大切なものはお金では手に入らない”、そんなメッセージも込められていたような気がします。





この映画の主人公は宝くじで「3億円」を手に入れました。
すごくうらやましいですが、もし自分が本当に3億円が当たってしまったとしたら、人生が狂いそうで怖い部分もあります。

困っている人の力になりたい社会に貢献したいなど、僕の果てしない仕事への意欲は様々な要因によってもたらされています。
そして、その要因の一つに”お金を稼ぎたい”というものもモチベーションの1つに必ずあるはずです。

いやらしい話ですが、お金は稼ぎたいです。はい。笑


でも、もし宝くじという棚ぼた的なもので3億円が手に入ってしまった時、このモチベーションが崩れ去るような気がして怖いです。
自分の実力でも、試行錯誤した結果でも何でもないものによってもたらされたお金の価値は、どのようなものになるのか想像できません。

宝くじは1等でも100万円くらいがちょうどいいのかもしれません。笑











たまプラーザ駅前。
どんだけ郵便物が多い地域なんでしょうか。












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非司調査してみた。

2018年11月21日 19時58分02秒 | 仕事
町田・相模原の司法書士・行政書士の宮下です。




法務局での遺言書保管制度の施行期日が決まりましたね。

平成32年7月10日(金)とのことです。

まぁ、公正証書遺言使うかな。












今日は、町田法務局で非司調査の調査員をしてきました。

午前と午後で分かれていて、僕は午前の担当でした。



非司調査とは、司法書士ではない者が登記申請をしていないかどうか調査をすることです。

司法書士でない者が司法書士業務を行うことを「非司行為」と言います。

弁護士だと「非弁行為」と言ったりしますね。
これは弁護士でない者が弁護士業務を行うことです。








さて、登記と言っても登記にはいろいろ種類があります。


【不動産登記】
相続登記・売買登記・贈与登記・財産分与登記・信託登記、抵当権設定登記・抵当権抹消登記など

【会社・法人登記】
会社・法人設立登記・その他の会社変更登記など



一般の方が関与するような登記は、こんな感じでしょうか。
その他にもたくさんの登記があります。

細かく説明すると表題登記とか土地家屋調査士の分野などいろいろありますが、説明すると本7000冊書けるくらい長くなるので省略します。






さて、この登記手続き、誰が仕事としてできるか知っていますか?

司法書士です。
(弁護士も権限はあるのですが、登記法及び登記手続きについては知識がないので、業務として行っている弁護士はほとんどいないと思います。)






さぁ、ここからが盛り上がってきます。笑

今回実施した「非司調査」ですが、なぜこんなことをするのかということです。




理由は簡単で、司法書士でない者が登記手続きを行っているからです。

ここでいう「司法書士でない者」とは誰を指すのかと言いますと、司法書士会と法務局が警戒しているのは次の二者です。


行政書士

税理士






シンプルな相続登記やシンプルな会社設立登記や役員変更登記をこの二者はやりがちです。
そして、そういった方はおそらく、依頼者には本当は司法書士に依頼しないといけない旨を説明してない。
もちろんほとんどの方はしっかりと業際を守ってお仕事をされています。非司行為をするのは一部の者です。

一般の方々は知らないかと思いますが、登記手続きは司法書士しかできませんので、この二者が登記手続きのお手伝いをすることは司法書士法違反になります。
そう、違法行為(犯罪)です。




非司調査では、行政書士や税理士による登記申請はないか、行政書士や税理士が作成した登記書類を使って依頼者名義で申請させてないかなど、1件1件手分けして確認していきます。

そして怪しいのはあればピックアップしていきます。





最近は、オンライン申請が増えてきたり、法務局でもいろいろ対策はしているようなので、昔ほど行政書士や税理士の名前が書かれた書類はなくなったそうです。

ただ、そんなすぐに非司行為をする者はいなくなりません。
巧妙にバレないようにやっていると、司法書士会は睨んでいます。

また、税理士や行政書士が登記書類を依頼者名義で作成して、申請書にも本人(依頼者)の名前を書かせて申請させる”本人申請”が、本当に本人が作成したのか、はたまた行政書士や税理士が作成したのか、なかなか判断が難しいものがあります。




税理士は税務のスペシャリスト、行政書士は許認可やVISAのスペシャリストです。
そのそれぞれの専門分野に尽力してほしいと願うばかりです。
もちろん、その専門分野をしっかりやられている先生の方が多いと思ってます(願っています)。



ちなみに、相続などの法的な手続きで不動産が絡むものはたいてい登記が必要です。
そうなると必ず司法書士に依頼することになります。

僕は行政書士登録もしているので遠慮なく言わせてもらいますが、相続や遺言等の手続きに関して言えば、行政書士よりも司法書士の方が圧倒的に法的知識もありますし能力もあります(コミュニケーション能力等は置いときます。)。
これは間違いないです。圧倒的です。

単純に試験の難易度から言ってもそうです。
司法書士試験と行政書士試験を受けた方はご存知かと思いますが、この2つの試験の難易度には雲泥の差があります。

そして司法書士は登記の専門家でもあるので、相続登記を含めた総合的な相続・遺言の相談に乗ることが可能です。(税務は税理士さんです。)

また、相続放棄などの裁判所に申立てる業務も行政書士はできません。

会社設立業務にしてもそうです。
会社法や登記法、登記手続きの知識は行政書士と司法書士では比べ物になりません。

というか、登記法と登記手続きに関しては司法書士の独占分野ですから、行政書士はそれらを知りません。



これは決して行政書士を馬鹿にしているわけではなく、それぞれの持ち味を活かそうよということです。
許認可やVISAを専門にやってる行政書士さんには、もちろん司法書士はその分野で太刀打ちできません。

僕は行政書士でもあるので、許認可やVISA関係での行政書士の輝きを知っています。

しっかりそれだけを専門にやっている行政書士の先生も多くいます。





まぁ、僕が声を大にして言いたいのは、”登記をやりたいなら司法書士試験に合格してください”ということです。

資格試験制度は、法的安定性や能力担保等の機能を有します。
その資格で飯食ってる人たちが、それを蔑ろにしちゃダメでしょ。




最初から司法書士に依頼すれば非司調査なんてしなくてよくなるんでしょうけどねぇ、なかなか難しい現状がありますよね。

それぞれの専門分野を自覚し、そこに尽力することを切に願う今日この頃です。

そして、司法書士の存在を世に知ってもらうべく、司法書士会の広報には頑張っていただきたいですね。
ということで司法書士会のポスター早く下さい。笑
独立してからまだ一度も手に入ってません。





あと、非司調査ではいろいろな登記申請書を見るのですが、申請代理人の欄に「司法書士」の肩書きを書いていない司法書士の方が散見されました。

この場合は、司法書士かどうかちゃんと調べる必要が出てきます。

なので、司法書士であれば、申請書に「司法書士」の肩書きを入れた方がいいと思います。笑






非司調査従事者のプレート。










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地元・多摩地域での活動スタート。

2018年11月20日 23時22分27秒 | 雑感
町田・相模原の司法書士・行政書士の宮下です。




昨日と今日、2日連続で地元である多摩永山の交流会に参加してきました。

久しぶりの交流会です。

開業前と開業直後は、存在を知ってもらおうとあらゆる交流会に出まくってましたが、ここ最近はそんな時間もないので見定めてから交流会に出るようにしてます。






今は町田・相模原を中心に活動していますが、地元である多摩地域の力になりたいと常に思ってます。


そもそも、開業地は最初は多摩も候補に入れてましたが、いろいろ考えた結果まずは町田にし、ゆくゆくは多摩地域でも活動したいと考えていました。



そして、現在、多摩地域は高齢化が激しい。

う~ん、これは家族信託・相続・遺言・後見に精通した僕の出番かもしれません。笑(←「笑」を付けてるけど結構本気だったりする。)





ということで、地元である多摩地域での活動に本腰を入れることにしました。

交流会では、介護系の方が多かったです。

2つの内1つは介護系の交流会でもあったので当たり前なんですが、不思議なことに司法書士がいない。
主催の方は後見業務を中心に活動している行政書士の方でしたが、他に誰も士業がいないのにはびっくりしました。

もう1つは、多摩地域を健康・終活で盛り上げようの会(まだ名前は伏せます。)が主催で、弁護士や税理士はいましたが、やはり司法書士がいない。

う~ん、やはりこれは家族信託・相続・遺言・後見に精通した僕の出番かもしれません。笑(←「笑」を付けてるけど結構本気だったりする。)






介護系のお仕事の方は、主に心身のケアですが、財産のケアはできません。(後見人になっていればできますが。)


身体的ケア
精神的ケア
財産的ケア



これらのバランスを取ることが、その方の福祉の充実に繋がるんじゃないかと考えています。

そういった意味では、財産的ケアの部分でお力になれることがあるんじゃないかと思うわけです・・・・・はい。




正直、今はやりたいことが結構あって、実際にやり始めたこともあって、極めて時間がないのですが、思い立ったのでやります。

思い立ったが吉なんとかです。





もう今年も終わるし、キリのいい来年1月からやろう


と誰もが納得しそうな最もらしい逃げの言い訳もちゃんと思いついてましたが、キリの良さよりも大事なものがある!!と自分を奮起させてみました。




ということで、多摩地域のみなさん、お会いした時には宜しくお願いします( ´∀`)











永山駅の「東秀」が「Tosyu」になってました。
ここだけ都心並みのオシャレさです。










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