町田・多摩センターの司法書士ミヤの開業ブログ~生き生きと生きる~

『司法書士法人まちたま』の代表です。多摩センターと町田の2拠点で活動。備忘録として書きます。

曖昧さを噛みしめる

2023年09月26日 23時17分10秒 | 雑感
町田・相模原の司法書士・行政書士の宮下です。




ジムにイヤホン持ってくのを忘れた時の絶望感。







曖昧なまま歯車が回っている、ということは世の中には多々あると思っています。

明快なことは実は少ないのかもしれない。

その曖昧さの中で持ち味を活かす。

司法書士業務でも曖昧なことを曖昧なまま進めるという場面も少なからずあると思います。

しかし、曖昧さを許さない者もいる。

そして曖昧な司法書士を一刀両断する。


なんでも白黒つけなくてはいけない、なんてことはないわけで、グレーが正解ということもある。


その判断が利己的なものではなく、誰にも迷惑がかからず真に社会的利益をもたらすのであれば、たとえそれがルール違反で処分されることであったとしても僕はそれを心の底から非難することはできない。


そして、誰にも迷惑がかからず社会的利益をもたらすことでも司法書士は処分されるということもちょっとおかしいよねと思ってる部分ではあります。
たぶんマイノリティですが。


それではいけないと個人的には思っていて、これから司法書士を目指そうとする若者にとっても魅力ある業界でなければいけない。

司法書士受験数は微増しているとはいえ、僕が合格したH25と比べるとその数はやはり少ない。

登記件数も減少、AIの脅威、司法書士としての行く末を必ずしも楽観視してはいけないとも考えていて、どうすれば司法書士が若者に魅力のある活気ある資格になるのか。


AIに取って代わられることはなくAIをどう使いこなすかがポイント、ということもわかりますが、本当にそこに落ち着いていいのかという疑問もあります。


確かに、時代とともに後見制度、財産管理や民事信託など、昔の”登記職人としての司法書士”という姿だけではない様相を呈しているのも事実。

ただし、それは他士業、ひいては資格を持たない各コンサル系の職業との方々との競争の世界に身を置くということでもある。

司法書士は国家資格という枠に守られている部分もあり、競争激化地区で戦っている民間業者との経営戦略的戦いに勝つのは難しいかもしれない。

前にも言いましたが、相続登記義務化のような棚ぼた的なものにテンションが上がるような司法書士にはなりたくなくて、やはりそこにテンションが上がっているようでは井の中の蛙感が否めないとも思うんですよね。

そして相続登記義務化に全面的に賛成しているわけでもないわけで。

答えは出ませんが、ふとした時に考えます。


なお、勘違いしてほしくないことは、司法書士は楽しいですよ。

なので、ぜひ若い人たちには司法書士を目指してもらいたいです。

本当に司法書士になる人がもっと増えてほしい。




今回のブログも曖昧な内容。

曖昧を噛みしめてください。













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意味がわからない

2023年09月21日 23時31分02秒 | 後見
町田・相模原の司法書士・行政書士の宮下です。





東京家庭裁判所から東京支部に対し、「多額の流動資産を有する事案について、幅広く監督人の選任を検討していく」との方針が示されましたので、お知 らせ致します。従前どおり、監督人選任の要否及び是非は、裁判官が事案ごとに個別に判断することになります。



8月頃、リーガルサポートから各会員に上記のような通達がきました。
(たぶん全文は会員サイトで見れるっぽいです。)


へぇ~くらいに思ってはいたのですが、ついに弊所にもその波が・・・。





5年ほどAさんの保佐人として財産管理をしている案件。

家裁の担当書記官から電話があり「流動資産が多い方を対象に積極的に監督人を付ける取り扱いになりましたので、Aさんの件も監督人を選任することにします。」とのこと。



いや、いまさら?




もう、保佐人就任して5年くらい経過するんよ。


何も問題なく今まできてるじゃん。


しかも、Aさんは施設に入居していて預金もほとんど動きがない。



その取扱いは知ってますが、監督人付ける合理的理由はなんですか?

監督人報酬無駄にかかりませんか?



と不快感を全面に出して問いただしたところ、



まぁ、そうですね。

ただ、そういう取り扱いになったので。




う~む、ロボットと話をしているようだ。



今までなにか保佐人としての業務に問題ありました?

いえ、そういうわけではないです。
ただ、そういう取り扱いになったので。




う~ん、建設的な会話ができんなぁ。

裁判官の判断だろうからここで書記官と会話しても無駄か。




まぁそういう取り扱いになったらもう何言っても無駄でしょうけど、頭悪すぎますね。




最後に矛先の分からない怒りを書記官に思いっきりぶつけました。

こういうことを言ってしまうところが僕の悪いところでもあり、良いところでもあります。




あなたの長所は何ですか?
はい、言ってしまうところです!






僕が後見業務をやる時に心がけていることは、「(本人が)自分の親ならどう考えるか」という視点です。

本件の保佐案件では、たしかに本人は預貯金がかなりある方です。

が、施設入居の方でご高齢なので預金に動きはほとんどありません。

そして、今までなんのトラブルもなくここまできています。

だから、なぜこのタイミングで監督人を付けるのか本当に意味がわからない。

本人の家族からしたら「いや、監督人報酬取られるだけでしょ」と思うのは想像に難くありません。

”もし自分の親なら”という視点が僕のボルテージを上げました。


また、心のどこかで、自分の保佐業務にイチャモンを付けられているような気がしなくもない、という点も本件の僕の苛立ちを考える上では忘れてはいけません。




ただでさえ後見制度は土台がグラグラの制度で、現場の専門職の頑張りのみでなんとかなってる制度だと思ってます。

後見制度はグラグラです。

そこに拍車をかけるように”そういう取り扱いになったから”という理由のみで意味のわからない対応をする裁判所。

お勉強はできるのかもしれませんが頭は悪いです。












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無料相談は所詮無料相談

2023年09月19日 00時19分22秒 | 雑感
町田・相模原の司法書士・行政書士の宮下です。



最近グッときた言葉は


生きてるんじゃなく死んでないだけ。


です。


生きているのに死んでる人がいる、という言い回しは承知していたのですが、上記の言い回しは持っていなかったのでグッときました。









3連休が終わろうとしています。

皆さんの精神状態が心配です。

という冗談はさておき、自殺者が連休明けに多くなるのは統計上明らかですので、身近な人の変化を見逃さないようにしたいものです。




さて、この3連休の日曜日、ぽっぽ町田にて宅建協会主催の相談会に司法書士枠で出席しておりました。

X(旧Twitter)では知らない人はいないであろう町田支部の先輩である筋肉地蔵先生からのお誘いで参加させていただきました。
(今は違うニックネームだったらすいません。)

お誘いありがとうございました。



かなり多くの相談者の方がいらっしゃったようで、司法書士会の相談会とは違った勢いを感じました。

また、これだけ多くの悩みを抱えている方々が存在することを認識させられるとともに、やはり、弊所のHPの無力さを突き付けられているような、そんな切なを感じました。




ところで、結構前に開催した別の相続相談会で僕が担当した相談者と、今回の相談会でもたまたま再度お会いしました。

以前お渡しした資料等も持参されていたのですが、前回僕がお伝えした内容を忘れてしまったために相談会に来られたとのこと。

無料の相談会を開催すると、一定数このような方がいらっしゃいます。

語弊を恐れずに言いますと、無料相談は所詮無料相談です。

ご事情があるのかもしれませんが、司法書士に依頼をしてしまった方がお金はかかりますが早く解決すると思います。





相談会を軽やかに終えた後は、聖蹟桜ヶ丘の一の宮公園で開催された花火を見に行きました。

久々に見た打ち上げ花火。

また来年も同じように見ることが出来たらいいな。








9月も半ばだというのに暑かった。







熱中症大丈夫かな?という感想しか出てきませんでした。







無事に帰還。
お疲れ様です。




写真が壊滅的に下手すぎるためUPしない方がいいレベルの写真をあえてUP。












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建物の種類ストイックすぎ問題

2023年09月08日 18時32分06秒 | 雑感
町田・相模原の司法書士・行政書士の宮下です。



最近はご紹介の案件が多く、非常に嬉しく、ありがたく、1つ1つの仕事への感謝を忘れないようにしたいです。

あと、お盆が過ぎたからなのか、相続案件がものすごく多いです。










なぜ大人は泣かないのか。


子供の頃、大人に対してそんなことを思っていました。



大人になったら痛みや悲しさに強く(鈍く)なるのかな。



そんなことを考え安堵している自分がいました。

これから起こるだろう悲しい事に容易に耐えることができるようになる、そんな安堵です。




しかし、自分がおそらく"大人"になった今、それが間違っていたこと。

むしろ、大人になれば子供の頃よりも痛みや悲しさに弱く(敏感)になること。

大人になりそれがわかった時、ものすごい恐怖に襲われました。

痛みや悲しみとともに生きていかなければいけない恐怖。

それは”死”への恐怖へと繋がる。


しかし、よく考えればそれが同時に人間らしさでもあり、痛みや悲しみがなければ喜びや嬉しさなどの感情も無く。



人生経験を積めば積むほど、人の痛みや悲しみを推し量ることができる。



あ〜それは辛いよね。
悲しいよね。



そんな同情に似た感情も沸いて当然。

逆に、


そんなの乗り越えろよ。
そんなの俺だって経験したよ。



と、自分に厳しく他人にも厳しい人間であれば冷めてしまうかもしれない。




大人は泣かないのではなく、泣くことを我慢していたのか、もしくはその痛みや悲しさを”それが人生”と受け入れて泣くことすらも諦めてしまったのか。

生きて行く中で痛みは必ずやってくる。

あ~ついに来てしまったかという自分の心の準備不足に嘆くのか。

準備をしていたところで、いつだってリアルは準備を上回る。




泣いたっていいじゃん。



そんなことを、自分にも、相手にも言える人間でありたいなと思います。

ただ、フジモンみたいになんでもかんでもすぐ泣くのは男としてダサいなと素直に思ってしまう自分がいることも否定しません。











建物の種類ストイックすぎ問題。













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