町田・多摩センターの司法書士ミヤの開業ブログ~生き生きと生きる~

『司法書士法人まちたま』の代表です。多摩センターと町田の2拠点で活動。備忘録として書きます。

完全にアウト

2022年07月31日 23時10分17秒 | 後見
町田・相模原の司法書士・行政書士の宮下です。









ポイントは下記2点。


① 利用料は、被後見人等1人あたり月額990円。 

② 専用サイト上に被後見人等の財産情報や収支明細を登録できるサービス。家庭裁判所が後見人等に求める「裁判所向け報告業務」を効率化できる。 




なるほど。

う~ん、どうなんでしょ。

これって、後見人の業務を楽にするために本人の財産からお金払うわけでしょ?
家裁が認めるのかなこれ?

後見人の職務は「本人の財産を保護すること」です。

本人の財産を目減りさせる行為は基本的にご法度。

毎月約1000円。
後見人が楽をするために年間12000円が本人の財産から無駄に飛んでいきます。

このサービスを利用することは後見人としての職責を問われる可能性があると思います。

というか、個人的には完全にアウトだと思います。
















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安さに誇りを持つフェーズはとうに過ぎた。

2022年07月29日 23時44分08秒 | 雑感
町田・相模原の司法書士・行政書士の宮下です。







僕が考える横領の要因は次の3つのいずれかです。


① 現預金の圧倒的不足
現預金が足りていない(と感じている)状態で、目の前に自由にできるお金があったら、魔が差すことも人間ならあるでしょう。


② 精神的な圧倒的虚無感
満たされないものは物理的なものだけではありません。
むしろこちらの方が問題です。
心を満たそうとお金を利用する。
一時は満たされた感覚を得られるでしょうが、一時です。
精神的な不足は物理的なものでは満たされません。

それに気づかないでまた繰り返してしまう。
一度バレなければまたやるでしょうが結局満たされない。


③ 病気
自分のお金を減らすことなく、金銭的欲求を満たすことができるお得感。
ある種の法を犯す快感に囚われてしまう。








司法書士は様々な研修が義務付けられています。

毎年、必要な単位を取る必要があります。

そして5年に1度、1日がかりの年次研修が行われます。

そこで横領についても議論がされます。
内容としては横領はやめましょう、ということです、

個人的にはそんな研修になんの意味もないと考えています。
時間の無駄です。

僕が考える横領の要因は上記の3つ。

そして、①は防ぎようがあります。
しかし、②と③はかなり難しい。もはや社会的枠組みの中で考えなければいけません。

つまり、横領は防ぎようがないんです。
横領は必ず起こります。



遺産相続や後見案件では預かり金として数千万円、時には数億円のお金を管理します。

特に後見では簡単に横領できます。

今すぐにでもできます。

でもね、普通しません。

1円ですら怖くてできませんよ。まじで。

やろうとも思いません。

しないんですよ、普通。

でも横領は起こる。





どうすればいいか。

まずは防ぎようのある①に注力するしかない。


時に司法書士は、安くて法的安定性の高い書類を作成することを誇りに感じることがあります。

もちろん個人的見解です。

さて、ポイントは「安くて」です。

そう、司法書士は安さに誇りを持っている部分が少なからずある。

高い報酬の案件では高くないか?値引いたほうがいいんじゃないか?という恐怖感に襲われる至極人間的な生き物です。

僕もそんな時期もありましたし、今でもそんな部分がありますが、このままではいけないという危機感も強くあります。

司法書士は変わらなければいけない。

最低賃金は上がり、物価も上がる一方で司法書士の報酬は安いままではよろしくない。

安さに誇りを持つフェーズはとうに過ぎた。

司法書士は実力及び責任に見合った報酬を取るべきです。

現預金の圧倒的不足を満たすためにではありません。
それは副次的な効果です。




司法書士会としては、横領は必ず起こるという観点から物事を考え、そして、まずは司法書士の報酬基準をどう上げていくのかを考えることがいいと思います。

まぁ報酬は事務所ごとに自由に決められるのでそれはそれで難しいですけどね~。

さらに難しいことは、報酬が安かろうが高かろうが、繁盛する事務所は繁盛します。
それが経営の難しいところでもあり、楽しいところでもあるのですが。









空気がおいしかったです。
















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お待んたせいたしました。

2022年07月27日 12時40分39秒 | 雑感
町田・相模原の司法書士・行政書士の宮下です。



お待んたせいたしました。

お待たせしすぎたのかもしれません。




ブログ更新が滞り、なにかあったのか?と心配してくれたそこの優しい読者の方々、ありがとうございます。

はい、なにかありました。笑

とりあえずブログ書く体力気力が皆無だったので更新が滞っていましたが、持ち前の明るさと爽やかさが戻ってまいりましたので、引続き、宜しくお願いいたします。

元気で健康でいることが一番の節約なんて言ったりしますが、まさにその通りですね。





さて、最近、決済案件で売主さんが権利証を紛失しているケースが続いております。

権利証をなくしても手続きは可能です。

但し、融資が絡む場合には司法書士が権利証の代わりになる書類を作成する必要があります。

これを「本人確認情報」と呼びます。



権利証はないけど司法書士がしっかり売主を確認したから法務局さん登記手続き進めてね、という書類(本人確認情報)を作成するわけです。

権利証の代わりになる書類を作成するわけですから、それ相応の責任が司法書士には生じます。

もちろん、そこには責任料等の費用がかかるわけなんですが、これを良しとしない売主さんもいます。

個人的には不動産の評価額と同じ金額を頂戴したい気持ちですが、まぁ相場としては8万円前後ではないでしょうか?





中には「なんでそんな費用がかかるんだ!」という疑問を案内をした仲介さんにぶつけられる方もいるのですが、その時は「必要であれば僕から直接説明するので言ってください」と仲介さんに伝えます。


そもそもですよ、権利証紛失したのあなたでしょ!?というのをそういった方々はお忘れになられています。

自分の過失を他人のせいにするわけです。

そういう筋の通ってしない方にはビシッと言うのがポリシーなので僕は一切引きません。

言う時は言う、それが僕です。






そんなこんなで明日は小田原、いや、もはや箱根で少し大きめの決済があります。

7月も終わりに近づいています。

人生いろいろありますが、楽しんでいきましょう。
















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ミスリード

2022年07月14日 18時56分14秒 | 後見
町田・相模原の司法書士・行政書士の宮下です。



債務の引受けが遺産分割の協議によるものでない時は、共同相続人全員を債務者とする変更登記をし、その後に債務引受の変更登記をする(昭33.5.10民甲964)。









おすぎとピーコ、施設に入ってるんですね。

家族が家族を介護する。
この苦労は心身ともに計り知れないと思います。

また、経済的な問題も出てくるでしょう。


介護で精神がやられそうだ。

兄弟が親のお金を好き勝手に使ってる。

空き家の片付けをしたいのに家に入れてくれない。

親の財産を隠しているようだ。



など、様々な問題が起こると思います。

後見制度は悪い話も聞くと思いますが、メリットも多くあります。
少なくとも上記のような問題は解決できる可能性が高いです。


リンク先の記事は弁護士が書いているようです。
弁護士が書いていれば正しいだろうという先入観を多くの方が持っているかと思いますが、この記事には少し間違っている部分もあります。

例えば、「・・・財産が1000万円を超えると親族が選ばれることはまずありません 。」の部分。

親族が選ばれることもあります。

ミスリードです。




さて、本題です。


知らないという事、それは盲目的な恐怖に繋がります。

それを打破する力、知る努力ができればいいですが、そんな強い人ばかりではない。
その弱い心に漬け込む人たちもいるようですが、まぁ置いておきましょう。



今回の記事は、後見制度について弁護士が書いています。

そうなると、多くの方はその内容を盲目的に信じるでしょう。

(ちなみにですが、後見制度は弁護士よりも司法書士が頭一つ抜きんでている印象です。裁判所から後見人に選任されるのも司法書士が1番多いです。)


しかし、上記指摘したように一部誤りがある。
もしかしたら表現のミスなのかもしれませんが、誤りがある事は事実です。

この誤りを信じた一般の方が、それを家族や友達に喫茶店などで世間話の中で話し、さらにそれを聞いた者が知り合いに話し、さらに・・・・とネズミ算的に誤った情報が広まる可能性があります。



誤解してほしくないことは、決して当該記事を執筆された弁護士を否定したいわけでも、弁護士に対抗しているわけでもなく、僕が言いたいことは



専門家を疑いましょう



ということと、


ファミマのメロンパンうますぎるやろ!


ということです。



曲がりなりにも専門家として仕事している僕が言うのもなんですが。
ただ、あからさまに疑われるといい気分はしないので、密かに疑うのがコツです。笑


前にもブログで書きましたが、専門家は神ではありません。

間違えます。

勘違いもします。

絶対ではない。



間違いや勘違いをなくすために日々研鑽をするわけですが、100%絶対的な正しさを誇るわけではない。

ただ、わけわからないから盲目的に信じるしかないという状況もわかります。

身も蓋もないことを言いますが、その時は盲目的に信じるしかないと思います。




また、時に文字は誤解を生みます。

本件のような記事もそうですし、HPの記事もそうです。

表現方法を間違えることもあります。

以前書いた記事が今も正しいとも限りません。

実際に話を聞いた方がリアルで確実です。





後見制度に対するイメージがここ最近悪くなっているような印象です。



後見制度はがんじがらめの制度

お金がないと後見制度は利用できない

家族も第三者として扱われ、一切財産に手を付けられなくなる

後見人に対する報酬が本人が亡くなるまで発生する

裁判所の監督下に置かれる



などの嘘か誠かの言葉が飛び交い、後見制度を毛嫌いする方もいらっしゃいます。

でも、実際はケースバイケースなんですよね。

かなり柔軟な対応を裁判所が許してくれることも多々あります。





中には、民事信託(家族信託)に持っていきたいからという下心で後見制度のネガティブキャンペーンをする専門家もいるかもしれません。

僕の知り合いではいないですが、いても不思議ではないです。
意図的なミスリードはタチ悪いですからねぇ・・・もちろんいないと信じたいですけど。

専門家という立場になった今だからこそ、専門家を信じつつ疑うようにしています。















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体を芯から冷やす

2022年07月11日 23時43分35秒 | 雑感
町田・相模原の司法書士・行政書士の宮下です。




自分の弱さを見せることができる人は強い人。
相談できる人は強い人。







参院選、投票率は前回よりも少し高かったようですが、それでも約50%の有権者は投票していない。

選挙権を行使しないということは、全て無条件に国に従うということ。
国がどんな政策を行おうが文句一つ言わずに従いますという意思表示。

それが選挙権を行使しないということだと思ってます。

国会議員には何も期待しない、投票するような人がいないというのは専らおかしな話で、ただ社会を知らないだけ。未来を考える力がないだけ。未来を放棄しているだけ。

自民で当選した生稲晃子氏が取材拒否をしたことについて、その理由を匿名の関係者が「生稲さんは国会議員としての資質、勉強が圧倒的に足りないから」と言っていたことが話題になっていましたが、当の本人が早速テレビ局と池上彰に謝罪するように抗議文出してますね。

真実はどうでもいいのですが、その抗議のエネルギーを国政に費やしてほしいと思います。
マニフェストを実現するためにそのエネルギーを発揮することはあるのでしょうか。
国会議員は当選がゴールなのでしょうか。






さて、相も変わらず、月曜日は激務です。

午前中は民事信託(家族信託)後見遺言の新規相談。



20年以上選任懈怠&登記1度もしていない会社さんの登記が無事に完了。
議事録の記載内容を結構悩んだ甲斐がありました。

NPO、一般社団、医療法人、社会福祉法人の登記も全て完了。

最近は法人関係の登記が続いています。



明日は、午前中に3件の登記申請が控えています。

この暑さに比例して、弊所もヒートアップしています。

体を芯から冷やして頑張ります。











やってしまいました。

信託法の本質に迫りたい気持ちが強すぎたようです。

1冊は三度の飯よりも筋トレが好きな町田支部の先輩司法書士に贈呈しました。

さぞ常人離れした筋肉で可愛がってくれることでしょう。
















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